片思いは、恋愛期間中で最も繊細な時期。
いつもより自分や相手の行動や心の動きに敏感になり、ほんの少しのことで一喜一憂してしまいます。
今回は、恋愛デリケート期である「片思い中」に感じるさまざまな気持ちを癒す、英語での名言をご紹介します。
1. 「愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである」
There is more pleasure in loving than in being beloved.(愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである)
–Thomas Fuller(トーマス・フラー 1608~1661年)
イギリスの聖職者であり思想家のトーマスフラーの名言です。
片思いは、「彼に愛されたい」と思うたびに苦しさを感じるもの。
しかしトーマス・フラーは、「愛されるよりも愛する方が幸せ」だと考えています。
彼のことを考えて胸が締め付けられるような思いをすることは、実はとても幸せなことなのかもしれませんね。
2. 「男は目で恋をし、女は耳で恋に落ちる」
A man falls in love through his eyes, a woman through her ears. (男は目で恋をし、女は耳で恋に落ちる)
-Woodrow Wyatt(ウッドロー・ワイヤット 1918~1997)
1918年生まれのイギリス人、ウッドロー・ワイヤットは、政治家やジャーナリスト、作家などのさまざまな肩書を持つ著名人です。
「男は目で」というのはすなわち、外見の第一印象を大切にするということ。
片思いの彼を振り向かせるためにいろいろ努力をしてきたけど実らないという人は、あなたが彼の「好みの外見」ではないからかもしれません。
彼の気を惹きたいなら、好きなタイプをリサーチしてそれに近づくようにすればいいでしょう。
「どうやって彼にアプローチしていいかわからない」と悩んでいる人には特に参考になる名言です。
3. 「みちたりてしまった恋は、すぐに、退屈になってしまうものである」
Love fed fat soon turns to boredom.(みちたりてしまった恋は、すぐに退屈になってしまうものである)
-Publius Ovidius Naso(オヴィディウス 紀元前43年~紀元後17年)
古代ローマの詩人だったオヴィディウスの名言です。
恋心を相手に寄せている間は、あなたの中のインジケーターが常に上り調子。しかし一度恋が実るとそこが頂点となり、今度は下がっていくしかありません。
まれに、恋が実った後、彼のことをさらに好きになっていくという人もいますが、大半は関係がなあなあになったり彼の欠点が見えてきたたりなど、片思いの時のトキメキは失われていくでしょう。
彼を追いかけている片思いの時こそ、自分の心が最も満たされているということです。
4. 「愛を恐れることは、死んだも同然」
To fear love is to fear life, and those who fear life are already three parts dead. (愛を恐れることは、人生を恐れることだ。人生を恐れるものは、すでにほとんど死んだも同じだ)
-Bertrand Russell(バートランド・ラッセル 1872年~1970年)
片思い中に憶病になってしまう気持ちはよくわかります。
でもあまりに恐れすぎて何も手が出せなくなってしまっているなら、それは「死んだ状態」だということです。
せっかく生きているのだから、片思いの彼には何らかのアプローチを試みてみましょう。
何もせずにいては、もったいないですよ。
5. 「扉に変わるかも知れないという、勝手な希望にとらわれて、壁をたたき続けてはいけない」
Don’t spend time beating on a wall, hoping to transform it into a door.(扉に変わるかも知れないという、勝手な希望にとらわれて、壁をたたき続けてはいけない )
–Coco Chanel(ココ・シャネル 1883年~1971年)
世界中で知らない人はいないファッションデザイナーのココ・シャネル。
彼女は、自身の生み出すファッションデザインだけでなく、生き方や名言でも世の中の多くの人に影響を与えました。
片思いは、「いつか振り向いてくれるかもしれない」という期待の連続がモチベーションを保ちます。
しかし、その期待がいつしか「意地」になり、「諦めないことこそが美学」という勘違いを生むこともあります。
相手の迷惑も顧みずアプローチし続けるのではなく、時に一歩引いて二人の関係を俯瞰することも必要だということを教えてくれているのが、この名言です。
恋をした時こそ、冷静でいることが大切なのかもしれませんね。
6. 名言が片思いの心を癒してくれる
片思いをしていて心が折れそうになる時は、たいてい独りよがりになっている時です。
そんな時こそ、ほかの人の意見や考えに触れることが癒しになります。
ご紹介した以外にも、たくさんの人が名言を残しているので、ぜひたくさんの名言に触れて、自分を慰めてくださいね。