女性に比べると素直に弱音を吐きにくい男性ですが、時には寂しい気持ちを抑えきれず、それを分かってほしいと願うことがあります。
そんな時、サインを敏感にキャッチしてあげられれば良いのですが、うっかり見過ごしてしまうと彼との間に溝ができてしまうかも。
男性が寂しい時に出すサインやその心理について知っておき、適切な対応をとるようにしましょう。
1. 用もないのに電話やLINE(ライン)をしてくる
男性には「電話やLINEなんてめんどくさい」という人が多いです。
その為、普段は女の子の方から電話やLINEをしても、既読無視されたりつれない返事だったりするのですが、自分が寂しい時は別。
用もないのに連絡してきて「今何してる?」「これから会えない?」なんて言い出すので、こちらは面食らってしまいます。
ちょっと自分勝手な気もしますが、「寂しいのを必死に我慢してるんだなぁ」と思うとなんだか可愛いですよね。
少し会話に付き合ったり、顔を見たりすれば満足することも多いので、ぜひ時間が許す限り付き合ってあげてください。
2. 拗ねたような態度をとる
彼女に対してなかなか弱みを見せられないタイプの男性は、素直に「寂しい」と甘えるのが恥ずかしく、「こんな俺の辛い気持ちに気付いてくれ」とばかりにわざとそっけない態度をとることがあります。
こちらとしては、何も思い当たることがないのにそんな態度をとられて戸惑ってしまいますが、よ~く見ていると言葉の端々や態度に「甘えたい」という本音がチラホラ。
こっちを無視しているくせに時々チラチラと視線を送ってきたり、「どうせお前なんかに俺の気持ちは分からない」と拗ねたりするので、甘えたいのを我慢しているのがよく分かります。
このような時は、母親になった気持ちで温かく包み込み、「辛い時はいつでも甘えていいんだよ」とメッセージを伝えてあげてください。
3. 強く抱きしめて離さない
男性が彼女に甘えたい時のハグは、普段のイチャイチャしたい時のハグとは違います。
いつもより抱きしめられる時間が長く、腕に込められる力が強いなら、それは寂しいと口に出して言えない彼からの精一杯のSOSかも。
ちょっと苦しいかもしれませんが、そこで「離して」と言うと彼の甘えたい気持ちが満たされないままになってしまうので、時間の許す限りじっとしていてあげましょう。
こちらからもぎゅっと抱きしめ返して「どうしたの? 何かあった?」と優しく聞いてあげるのも、不安定になった彼の心を癒すのには効果的ですよ!
4. アツアツだった頃の思い出話をする
どんなに相思相愛で結ばれたカップルも、付き合いが長くなるにつれて関係が落ち着き、付き合い始めの頃ほどイチャイチャしなくなるものです。
しかし、本当はもっと彼女とイチャイチしたいと思っている男性は、そうしたマンネリとも言える状態を寂しく思うことも。
かといって今更昔のようには恥ずかしくて振舞えないし、拒絶されてしまったらショックが大きいので、さり気なく二人の関係が盛り上がっていた頃の話をして「またあの時のように仲良くしようよ」とメッセージを伝えるのです。
こちらにしてみれば単なる思い出話でも、彼にとってはまた昔のように自分を受け入れてくれるかどうかを確かめる緊張のひと時!
そこでつれなくすると寂しさから浮気に走ることもあるので、思い出話にじっくり付き合い、いつもより濃厚なスキンシップをとってあげてください。
5. 「俺も忙しい」「俺はモテる」アピールをする
彼女の方が忙しくてなかなか会えないことが続くと、寂しくて爆発しそうな気持ちを持て余し、「俺も忙しいから、別にお前と会えなくたってかまわない」と言い出すことがあります。
もちろんこれは彼の本心ではなく、自分を放っておく彼女に対して拗ねているだけ。ここで「あっそう」と言うとますます頑なな態度になってしまうので、素直に「なかなか会えなくてごめんね」と謝り、できるだけ時間を作ってあげるようにしましょう。
また、忙しくしている彼女に対して「俺はモテるんだからな!」と言い出す人もいますが、これは「あんまり放っておくと、他の女の子に目が行っちゃうよ」というアピール。どうにかして気を引きたいんですね。
多くの場合、わざわざこうして口に出す以上、単なる脅しであるケースが多いのですが、中には彼女からの反応が薄いことに傷ついて本当に実行に移してしまう男性もいるので気を付けましょう。
6. ネガティブな発言が増える
普段あまり弱音を吐かない男性の口から「疲れた」「自信がない」といったネガティブな言葉が出てくる時は、なんらかの原因で精神的に参っているので甘えさせてほしいというサイン。
彼女としては、そんな態度を不甲斐なく感じて、つい「しっかりしなよ!」と檄を飛ばしてしまうのですが、そうすると甘えられない気持ちを未消化のまま抱えてしまうことになるので、彼の精神状態は更に追い詰められていきます。
しばらく落ち込んで立ち直る程度なら良いのですが、そのままうつ病へと突き進んでしまうような厄介なケースもあるので要注意。
また、辛い時に気持ちを分かってもらえないのは男性としてもかなりショックが大きいので、これがきっかけで気持ちが離れてしまうことも十分にあり得ます。
7. 終わりに
寂しい時は比較的素直に甘えられる女の子と違い、男性は辛い時もなかなか彼女に弱みを見せることができません。
そうした態度を「男らしい」と好意的に捉える女の子も多いのですが、彼も人間ですからそうして溜まりに溜まったストレスは必ずどこかで爆発するし、彼女に対して不信感も覚えます。
そのことに気付かずにいると、いつの間にか彼との間に埋められない大きな溝ができることもあるので、彼の寂しい時のサインに気付いたら、精一杯甘えさせて辛い気持ちを癒してあげましょう。