様々な事情から、日本では結婚願望のない独身女性が増えています。
稼いだお金を自由に使える、家族という形に縛られないといったメリットもありますが、病気の時に一人だと困ってしまったり、老後の生活が寂しいものになったりといったデメリットも。
結婚願望のない独身女性が今後の人生を強く楽しく生きていく為には、どのような選択肢があるのでしょうか?
1. 孤独感を埋める為の選択肢
結婚願望のない独身女性にとって最も厄介な敵、それが「孤独」です。
若い頃はまだ周りに独身の友達が多く、遊び相手にも困らないのですが、年を重ねるにつれて独身者は減り、自分がシングルだと自覚させられる機会が増えてきます。
ふと寂しさを感じた時、独身女性はどのようにして孤独感を埋めれば良いのでしょうか。
趣味を持つ
夢中になれる趣味を持っていると、ぽっかりと空いた時間を有効活用できるし、一人でいる寂しさも和らぎます。
また、習い事の教室に行くと同じ趣味を持つ仲間ができるので、そこから人間関係が広がることも。
何か興味を惹かれるものがあれば、ぜひ挑戦してみてください。
仕事に熱中する
独身女性でいることの最大のメリットは、夫や子どもに遠慮せず、思いっきり仕事に打ち込めることです。
家庭を持っているとままならない出張や残業も、独身の立場なら引き受けることはそれほど難しくありません。
それに、バリバリ働いて会社に貢献すれば出世できる可能性が高まるし、働けば働いただけお金も貯まります。
結婚しない人生を選ぶということは、一生自分で稼いだお金で生きていくということ。老後の為にも仕事を一生懸命頑張り、実績作りや資産形成に励みましょう。
2. 老後の不安を埋める為の選択肢
夫や子どもがいれば何かと助けてもらえる老後の生活も、独身女性は自分一人で頑張らねばなりません。
いざという時に備え、今からできることには何があるでしょうか。
住まいの確保と貯金
年を取ると貸して貰える賃貸住宅も減るので、親から家を受け継ぐ予定がない人は、一生住める家を確保しておきましょう。
だんだん体力が衰えてくることを考えると、駅やスーパー、病院などから近いところがベスト。バリアフリーになっている物件なら尚のこと良いですね。
また、なんといっても必要なのはお金です。独身の気楽さで給料のほとんどを趣味や買い物に使ってしまう人もいますが、ずっと元気に働けるとは限らないので、若いうちにできるだけ貯金しておくようにしましょう。
そして、病気になった時の為の保険(独身なので死亡保障はなくてもOK!)、更に、親に十分な蓄えがなければ介護費用や葬儀費用のことも考えておかねばなりません。
そうなると、独身女性に必要なお金の総額は、住まい+その他諸々で少なくとも約3,000~4,000万! 節約できるところはできるだけ引き締め、コツコツ備えることが大切です。
周りの人を大切にし、交流しておく
独身でいると、病気になった時が困ります。家で寝ていれば治る程度のものでも、体が辛い時に自分で薬を買いに行ったり、おかゆを作ったりするのは大変。
また、一人でも入院ができないわけではありませんが、病気やケガで動きにくい状態でコインランドリーを使うのはかなりキツイ作業だし、お見舞いに来てくれる人がいなければ1日中寂しく、暇を持て余すことになるかもしれません。
病気にならなくても、老後は日中に話し相手がいなくてテレビばかり見ていたり、外出が困難なのに頼れる人がいなくて用事を済ますこともできなかったりする可能性はありますよね。
ですから、独身を貫くなら、周りの人を大切にし、日頃から交流しておくことがとても重要。「遠くの親戚より近くの他人」とはよく言ったもので、いざという時助けてくれるのは身近にいる人達なのです。
こちらから頼るばかりでなく、自分も周りの人達を助け、気持ちよく付き合えるギブ&テイクの関係を築いておきましょう。
長く働ける仕事を見つける
若いうちはどんなにハードな仕事もこなせますが、年をとってくるとなかなかそうはいきません。
年金の支給開始年齢が上がり、60歳を過ぎても働かなければならないのが当たり前の時代なので、できるだけ長く勤められる職場を見つけておくようにしましょう。
体力が落ちてからも通勤し続けることを考えると、自宅から通いやすい場所や距離であることも重要。
「今の仕事はとてもじゃないけど、年をとったら続けられない」という自覚のある人は、転職に有利な若いうちに行動を起こしておくことをおすすめします。
3. 結婚願望のない独身女性と恋について
近頃では同じように結婚願望のない男性が増えてきているので、お互いに割り切って恋愛を楽しむカップルが多いです。
「どうせ結婚しないのに、男性と付き合うなんて時間やお金の無駄じゃない?」と考える人もいますが、楽しい恋は生活にハリを与え、女性の見た目も美しくします。
それに、愛されていると自信がついて行動が前向きになるし、表情も活き活きとしてくるので、仕事においてもプラスになる部分が多いのです。
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4. 終わりに
女性の社会進出が進んだことや、子育てに多くのお金がかかることなどから、結婚願望を持たず、生涯独身を通す女性が増えています。
しかし、結婚しないということは、人生の全てに自分一人で責任を持つということ。
お金、住まい、老後の生活などについて真剣に考え、いざという時に困らないような備えをしておきましょう。