「一定の年齢に達したならば結婚するのが当たり前」という考えは、もはや過去のものです。現代の女性は結婚するかどうかを自分で判断できるもの。そこでこの記事では、結婚することのメリットとデメリットの両方についてご紹介していきます。
1. 結婚するとどうなるのか?
結婚は、人生のなかでも一大イベントのひとつ。結婚をハッピーなイメージで捉えている人も多いことでしょう。
ですが、ポジティブなイメージを抱いている人ばかりではありません。結婚よりも一人の時間を大事にする独身貴族や、バリバリのキャリアウーマンを目指して仕事に熱心な女性もしばしば。
「結婚するとどうなるのだろう?」と不安を感じている女性も少なくないはずです。そこでこの記事では、女性から見た結婚のメリットとデメリットについて徹底解説しています。
2. 女性から見た結婚のメリット8つ
「男性のほうが、女性よりも結婚のメリットが多い」と感じている人は意外と多いのではないでしょうか? 言い方を変えれば、「女性は結婚すると損をすることが多い」とネガティブなイメージがあるよう。
ですが、結婚することで多くのメリットを得られるのもまた事実なのです。ここからは、女性が結婚で得られるメリットについて見ていきましょう。
1:経済的な負担が減る
結婚のメリットとしてまず挙げられるのが、経済的な負担が減るということ。
独身の場合、自分ひとりだけの稼ぎで生活しなければなりませんが、結婚すると夫の収入もあるので、そのぶん経済的に楽になります。なかには、自分が仕事せずに裕福に暮らしたいという理由で、男性のスペックを重視して結婚を決める人もいます。
2:居場所ができる
自分の居場所ができるというのも、女性から見た結婚のメリットのひとつとして挙げられるでしょう。
恋人を作れば、それなりには居場所ができます。ですが、恋愛関係はとても不安定なものですので、簡単に破局してしまうことも。
その点、結婚するということは法的に婚姻関係を結ぶということなので、自分の確固たる居場所ができるのです。
3:子供を産むことができる
女性から見た結婚のメリットとして忘れてはならないのが、子供を産み育てやすくなるということです。
もちろん、結婚せずとも子供を産むことは可能です。ですが、未婚の母の場合、社会からの偏見にさらされることも多いですし、育児をしながら働かなければならないので、経済的に苦労することも多いでしょう。未婚よりも結婚していたほうが子供を安心して産み育てられると言えます。
4:将来の不安がなくなる
将来の不安が少なくなるというのも、女性から見た結婚のメリットではないでしょうか?
独身生活は自由気ままでよいものですが、常に自分ひとりの力で生きていかなければならないというプレッシャーがあります。
ですが、結婚していれば老後の不安がある程度解消されることでしょう。もし病気にかかったとしても夫に看病や介護をしてもらうことができますし、仕事ができなくなっても夫に養ってもらえるからです。
5:精神的なよりどころができる
独身時代はなにかとストレスを受けることが多く、精神的に不安定になりやすかった女性であっても、「結婚してから不思議と気持ちが落ち着いた」というケースも少なくありません。
結婚して夫を得るということは、どんな時も味方になってくれる人を得るということでもあります。
6:世間から変な目で見られない
「一定の年齢に達したならば結婚するのが当たり前」という考え方はもはや過去のものになりましたが、それでも世間には独身女性に対して奇異の目を向ける意地の悪い人もいます。
「いつになったら結婚するの?」「どうして結婚しないの? それともできないの?」と失礼な質問をされて、ストレスを感じている独身女性も少なくありません。結婚すれば、このようなストレスからは逃れられます。
7:人生のパートナーができる
人生を共に歩めるパートナーができるということも、女性から見た結婚のメリットとして挙げられます。
独身でいるということは、よくも悪くも自由であるということ。好きなように生きられる反面、自分の行動や決断すべてに責任を負わなければならず、時に孤独を感じるものです。
結婚して人生をともに歩む伴侶を得ることができれば、不安や悲しみは半減し、喜びや楽しみは2倍になることでしょう。
8:仕事をやめても生活ができる
仕事をやめても生きていけるというのも、女性にとっての結婚のメリットではないでしょうか。
気ままな独身生活を送ろうと思うと、実家がよほどのお金持ちでもない限り、自分で働いて生活しなければなりません。もし働けなくなったら生活がままならなくなる可能性もあります。
その点、結婚していれば、仕事をやめても夫の収入で生活をすることが可能です。例えばフリーランスの仕事などで収入が安定せず、独身時代は不安に思うことが多かった人でも、「結婚後は不安や悩みが消えた」というケースも多いでしょう。
3. 女性から見た結婚のデメリット4つ
ここまでご紹介したように、結婚するということには女性にとってさまざまなメリットがあります。
「メリットがあるから結婚しよう」という打算的な考え方も、「メリットがあってもなくても好きな人と結婚したい」というロマンチックな考え方もあるでしょう。
反対に、「結婚はデメリットが多いから独身でいたい」という女性も一定数存在するのです。では、女性にとって結婚のデメリットとはどのようなものなのでしょうか?
1:家事や子育ての負担
結婚のデメリットとしてまず挙げられるのが、家事や子育ての負担が大きくなるということです。
日本は先進国の中でジェンダーギャップが大きい国として有名です。共働き夫婦が一般的になってきているにもかかわらず、「家事も子育ても女性がすべき」「夫は気が向いた時に『手伝う』だけでいい」と考えている男性が依然として多いのです。
夫婦間の不平等さにストレスを感じる女性も多いことでしょう。
2:自分の時間が減る
自分の時間が減るというのも、女性にとっての結婚のデメリットといえます。「家事も育児も夫婦で協力しあって行うのが当たり前」という考えの男性をパートナーにしない限り、結婚後は掃除や料理、子育てなど、女性ばかりが時間を奪われます。
夫がソファに寝転んでスマホをいじっているのに、自分は子供の世話をしながら同時に料理や掃除をしなければならないとなると、「結婚なんてしなければよかった」「私ももっと自由な時間が欲しい」と思うかもしれません。
3:親戚付き合いがある
女性にとっての結婚のデメリットのひとつとして、親戚付き合いのストレスも忘れてはなりません。
男性は女性の実家にあまり気を遣うことはないのに、女性は男性の実家や義理の両親に何かと気を遣わなければならないという風潮はいまだに根強いですよね。
姑や舅から嫌味を言われてばかりいるという女性や、正月やお盆の義実家への帰省が憂鬱で仕方がないという女性は多いのです。
4:お金の管理が大変
結婚するということは、家計を共にするということでもあります。完全に夫婦のお財布を分けているという家庭は少数派で、夫婦共同で貯金をするか、あるいは妻がお金の管理を全て行っているという家庭が多いでしょう。
お金の管理が苦にならない女性もいますが、毎月使っていいお金と貯金するお金をしっかりやりくりするのがストレスに感じる女性もいます。
4. 結婚した後にお金で得すること3つ
結婚にはメリットもあればデメリットもありますが、金銭面のことを考えると、結婚にはメリットが多いと言えるのです。
もちろん、借金だらけの男性や無職の男性と結婚すると経済的に苦労してしまいますが、相手がきちんと仕事をしている男性であれば、結婚によって経済的に楽になることも可能です。
ここからは、結婚によってお金で得することについてチェックしていきましょう。
1:社会保険の扶養に入ることが出来る
結婚すると、夫の社会保険の扶養に入ることができます。社会保険は夫と勤め先が半分ずつ支払うものですが、そのような保険に妻も入れるというのはとても助かります。
他にも、勤めている会社によっては家族手当をもらえることもあります。
2:所得税金が低くなる
結婚すると、所得税が低くなるというのもメリットのひとつとして挙げられるでしょう。
夫が正社員として働いており、妻がアルバイトやパートタイマーとして働いているならば、「配偶者控除」を受けられるようになります。妻の年収を103万円におさえることができれば、毎年支払わなければならない所得税を減らすことができるのです。
3:贈与税がかからないことがある
誰かに一定の金額を贈与する際には、贈与税を支払わなければなりません。ですが、夫婦の場合は贈与税がかからない場合があるのです。
というのも、夫婦は赤の他人ではありませんよね。夫と妻は共に支え合って生計を立てていくものと考えられているため、生活費など常識的な範囲内であれば、贈与税を支払う必要はないケースもあるのです。
5. 結婚にはメリットとデメリットがある
今回は女性にとっての結婚のメリットとデメリットについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
確かに結婚するということには一定の煩わしさもありますが、まずこの人とずっと一緒にいたいかどうかという気持ちを大切にしてください。その気持ちがあれば、生活する上で色々なことが自然とメリットに見えてくるはずですよ!