夢は今の自分の心理状況や近い未来の出来事を表すものだと言われています。そんな夢を診断する「夢占い」は、心理状況や近い未来の出来事を解き明かすものとして親しまれています。
夢占いにおいて「好きな人の夢」にはいったいどのような意味があるのでしょうか。どうして「好きな人の夢」はよく見るのでしょうか。解き明かしていきましょう。
1. 好きな人の夢の意味とよく見る理由は
好きな人が出てくる夢は、「願望夢」といって、「そうであってほしい」「そうなってほしい」というあなたの願望をあらわしたものであるとされています。
つまり、夢に出てきてほしいくらい会いたいと、あなたが切なく思っていることのあらわれです。だから、好きな人の夢はよく見やすいと言われています。
では、夢の内容別に、好きな人の夢の意味をもう少し詳しくみていきましょう。
好きな人に告白される夢
好きな人に愛の告白をされる夢や好きな人にプロポーズされる夢は、ほとんどの場合、単に好きな人に告白されたい、プロポーズされたいというあなたの願望のあらわれに過ぎません。
また、あなたがあまりにも好きな人に執着していて、それ以外の物事をおろそかにしていることを示唆する警告夢でもあります。
仕事や友達付き合いなどを、おろそかにして誰かに迷惑をかけたり、さみしい想いをさせていないか、今一度振り返ってみてください。
好きな人とデートをする夢
好きな人とデートをする夢は、相手と楽しい時間を過ごしたいという願望のあらわれです。
特に、ジェットコースターなどのアトラクションに乗って、胸がドキドキするようなデートをしている夢は、相手ともっと仲良くなりたいという気持ちがさらに強まっていることを示しています。
もし一緒に食事をする夢だったら、その相手とは深いご縁でつながり、結婚する可能性があります。
好きな人とキスをする夢
好きな人とキスをする夢を見た時は、将来的に好きな人との仲が悪くなることを暗示しています。
相手、あるいはあなたに他に好きな人ができることを予知している夢で、それがもとで二人の関係が壊れてしまう可能性があることを意味しています。
好きな人が彼氏になる夢
好きな人が彼氏となり、つきあっているという夢を見た場合、残念ながら片想いは実らないという暗示です。でも、後悔しないように、一応告白してみるのをオススメします。
ただし、ふられるのを覚悟してぶつかっていくことです。
好きな人にふられる夢
好きな人にふられる夢を見た場合、相手を好きになり過ぎるあまり、ふられたらどうしようという不安が大きくなっていることが考えられます。
実際にふられるわけではありませんが、不安のあまり相手の前でギクシャクした態度をとってしまったり、相手の顔色をうかがうようになると、相手との間に壁ができて気まずくなるので、ご注意を。
好きな人に冷たくされる夢
好きな人に冷たい態度をとられる夢を見た場合、現実では好きな人に今よりももっと優しくされることを意味しています。
もし、あなたに悩みや不安なことがあるなら、好きな人に相談してみるといいでしょう。きっと、力になってもらえます。
好きな人に殺されそうになる夢
好きな人に殺されそうになる夢は、あなたの心身がかなり疲れているという警告夢です。あなたは何かを我慢し続けているのかもしれません。
その我慢が限界に近づいていることをあらわしています。好きな人との関係を、見直すべきときに来ているのではないでしょうか。
2. 好きな人の夢を見るためのおまじない
好きな人に夢に出てきてほしいときには、こんなおまじないをしてみてください。片想い、両想いにかかわらず、愛しいその人の夢を見ることができます。また、特に好きな人がいない場合は、夢に出てくるのは運命の赤い糸で結ばれた結婚相手です。
<用意するもの>
・ペン
・白い紙
・袖のあるパジャマ
<やり方>
1.おまじないの前に、シャワーまたは、お風呂に入って身を清めます。
2.「白袴の 袖折り返し 恋ふればか 妹が姿の 夢にし見ゆる」という和歌を書きます。
3.書いた和歌を、口に出して7回読んでから、枕の下に入れます。
4.パジャマの両方の袖を折り返して、寝ます。
この夢見のおまじないは、千年以上前の万葉集の時代にさかのぼるものです。白袴とは衣服のことで、「袖振りあうも多生の縁」ということわざがあるように、古来、袖は人と人の縁をつなぐ象徴でした。
袖を折り返すのは、恋しい相手に秘めた想いを届ける呪術なのです。小野小町もこの方法で夢での逢瀬を願ったひとりでした。
3. おわりに
好きな人が夢に出てきたら、ぜひ忘れないうちに夢占いをしてみてくださいね。夢に出てきて欲しいほど好きな人がまだいないなら、そんな相手を探しに街コンに参加してみてはいかがでしょうか。
あるいは、おまじないをしてみて、未来の結婚相手がどんな姿をしているのか確かめてから、婚活パーティーに参加するのもいいですね。