“手にいれにくいものほど欲しくなる”という心理は、どんな人間にも根本的に備わっている本能です。
“追えば逃げる”、“引くと追ってくる”といった恋愛法則に例えると分かりやすいかもしれません。
毎日のように連絡し、「好き」「愛してる」とこちらからアピールしていると
「いつでも会える」、「もう手に入っている」と感じさせて相手は努力しなくなる、ひどい場合にはあなたへの興味すら失ってしまいます。
それを突然1週間、2週間と音沙汰なしにしてみるとどうなるでしょう。
大抵の場合、相手の方からなにがしかの連絡があるものです。
待っていたときには来なかったのに……。
「会えなくなるかも?」「誰かに取られてしまう?」という焦りや不安は、人を恋に向かわせます。
今回は、このような“人間の本能を利用して恋を成就させる恋愛心理学”テクニックを伝授しましょう。
【誰だって「希少なもの」は欲しくなる】
冒頭でお話したような“人を恋に向かわせる”要因は、心理学的には「希少性」という言葉に当てはめられます。
「最後の1点」とか「限定商品です」といった言葉につられて、最初はそんなに欲しくもなかった商品を買ってしまうことってありますよね?
レアなもので滅多に市場に出回らないなんて聞くと、無理にでも手に入れたくなります。
同じものが、「簡単に手に入る」「誰でも買える」と想定してみたらどうでしょう?
…途端に魅力が半減してしまわないですか?
人は、『貴重なものを手に入れて自慢したい』、『人が手に入れられないものを自分のものにしたい』という心理を持っています。
「希少なもの」=「いいもの」「素敵なもの」と思っているんです。
恋も同じです。
恋愛を成就させるためには、自分をいかに「レア」で、「希少」な、存在だと相手に思わせることができるかが重要になってきます。
ただし! 「希少性」だけでもダメなんです。
次項でご説明しましょう。