昨今、ストーカーによる恐い事件が多く報道されています。 SNSやネットの影響も大きいでしょう。
ネット恋愛でなくとも、インターネットを全く使用していない人はほとんどいないと思います。
結果、メールやLINEで愛を語り、育み、分かり合ったつもりの彼が別れた途端に豹変! は、珍しいことではなくなりました。 いまやストーカー被害は、誰にでも起こり得る身近な問題です。
そこで今回は、「別れた後ストーカーに変身する男性の特徴」を実際の例を元に検証してみました。
恋愛経験が少なめ
「彼にとって私がはじめての彼女でした。毎日何度もメールや電話をくれ愛情表現も欠かさずしてくれました。元カレに浮気された私としては、常に安心させてくれるのがありがたかったです。わがままを言い振り回しても怒らず、いつも私に合わせてくれました。でもだんだん彼の主体性の無さに苛立ってきて距離を取りたいって伝えたんです。そしたら優しかった彼が急に…」
恋愛経験が少ない男性は女性に執着しやすい傾向があります。
『別れたら二度と恋人が出来ないんじゃないか』…『彼女しかいない』…『絶対手放したくない!』…思い込みも激しく、異常な執着心が常識や理性を上回りストーカー行為に発展するケースが考えられます。
このタイプの男性は友人も少なく、交友範囲が狭いことも特徴です。 狭い社会の中で生活しているため、その世界の中だけに偏って執着してしまいます。
恋人以外に自分の世界を持っていないような男性はストーカーに変身する可能性があると思っていいでしょう。 彼女が自分の世界から離れていく行為を「裏切り」と感じ、恋人時代の優しさが何倍もの怒りや憎しみに変わる危険があります。
束縛する
「バイトの先輩でお兄さんのような存在でした。頼りがいもあるし相談にも乗ってくれて信頼していました。夜のシフトのときは必ず迎えに来てくれていましたが、そのうち学校の行き帰りも送ってくれるように…。嬉しかったけど、部活を辞めろと言われてから嫌になりました。部活の男子のことをあれこれ聞かれ、コンパまで迎えにこられて喧嘩になって、もう別れたいと言ったら…」
保護している、守っていると見せ掛け、どこかで恋人を自分の「所有物」のように思っている男性がいます。 彼女が自分以外の男性と接触することを嫌がり、常に監視したがります。
メールの返信が遅れたり電話に出られなかっただけで責めたり、問い詰めたり…。
恋人なら多少の嫉妬や心配は当然としても、過度の心配性や束縛が激しい男性には用心した方がいいでしょう。 別れを意識したときにストーカーになる可能性が大きいです。
自己愛が強く見栄っ張り
「とにかくお洒落な男性でした。デートでもダサイ場所には絶対に行きません。格好いいと思ってたけど、合わせるのに疲れてきて…。髪形が気にいらないから帰ると言われたときは『 誰もあんたなんか見てない 』と言いそうになりました。夢を持っているところに惹かれてたんですが、人の批判ばかりして努力しないのに幻滅し別れを告げました。格好つけだから後を追ったりしないと思ってたんですが…」
基本的にストーカーは自己中心的な考えを持っている人が多い=自己愛が強いのです。 頻繁に鏡を見て自分の姿形ばかり気にする男性、また過度に潔癖症の男性もストーカー気質といえます。 自分を特別な存在だと思っており、常に人の目や評価を気にします。
見栄を張ったり知ったかぶりをして他人をバカにしたような態度をとるのも彼らの特徴です。 夢は語るものの妄想に近く現実的な努力などはしません。
彼氏が、人を褒めるのが嫌いで、人が褒められていると悪口を言い出すような男性なら要注意!
このタイプの人は、普段は冷静を気取っているのですが、いざ自分が追い込まれると突然キレたりします。 うわべだけの理想を語って押しつけてくる男性、反論すると豹変するような男性はストーカー予備軍といえるでしょう。
おわりに
いかがですか?
ストーカーに変身するのは自己中心的な人が多いと書きましたが、言い換えるとそれは自分の責任や現実を客観的に受け止められない、子供っぽい人です。
「愛が冷めた」「嫌われた」という現実が受け入れられず、子供が床に寝転んで「買ってくれなきゃヤダ!」と駄々をこねるようにぐずり、それでも叶えられないと叫んだり傷つけたり、とんでもない行為に発展してしまいます。
もし彼氏に対して「あれ?」と思うような事があったら、交際を見つめ直した方がいいかもしれません。
万一ストーカー? と思われるような事があった場合は、早い段階で専門家や信頼できる身内に相談しましょう。何かあってからでは遅いのでくれぐれも先延ばしにして我慢したりしないでくださいね。