年頃の女の子の悩みといえば「早く結婚すべき?」「まわりの入籍話、ちょっと焦る……」が上位トップ5くらいに入るのではないでしょうか。
今回は、結婚の予定はないけれど、とりあえず婚活でも始めてみようかな?と考えている女の子の相談にお答えします。
1. 「結婚に対して焦りを感じる27歳。早く婚活すべきですか?」
今回もまた読者さんから相談のメールが届いています。恋愛相談とはちょっと違うようですが、ひとまず内容を見ていきましょう。
「27歳です。最近になっていつもつるんでいる仲の良い友だちや地元の友だちが次々に結婚したり、婚約したりしています。私は今彼氏もいないのですが、かなり結婚に焦りを感じています。頭では焦る必要はないと思っているのですが、急に疎外感を感じます。私も早く婚活すべきでしょうか」
今回のテーマは恋愛というよりは結婚。もっと言えば婚活ですね。内容を見る限り、特定の相手がいるわけではないようですので「急がないとこの先ずっと結婚できないのでは?」という焦りを感じていらっしゃるのだと理解しました。
女の子には、3度の結婚ラッシュがあると言われています。1つ目が24~25歳頃。2つ目が30歳前後。3つ目が30代中頃から後半にかけてです。
相談者さんの場合は27歳ということで、第二次結婚ラッシュに入りかけの時期と言えるでしょう。わたしにも経験がありますが、不思議なくらいに「結婚しました」のお知らせが立て続けに届くんですよね。やっぱりみんなどこかで「30歳になる前には……」という気持ちがあるのかもしれません。
わたしの話を少しすると、若い頃から結婚願望がすごく強い方でした。同世代の友人が一人、また一人と結婚していくなか、わたしは?わたしは??と胃の痛い思いをしたものです。
そこまで結婚願望が強くなくとも、あまりに結婚話が頻繁に聞かれるようになると「わたしも、ちょっとは結婚とか考えた方がいいのかな?」と気持ちが揺れるように。親や、まわりの人からのプレッシャーもゼロとはいえないでしょう。
人によっては、「あんた、彼氏はいないの?」「近所の○○ちゃん、結婚したんだってよ!来年には赤ちゃんも生まれるって」なんて話を、それこそ耳にタコができるほど聞かされたり。こうした状況に置かれると、どうしたって焦ってしまいますよね。
2. 女の子たちが、結婚を焦る理由
- 「そろそろ結婚した方がいいんじゃないの」
- 「この歳になって独身なんてヤバイよね」
- 「結婚の予定なんてまったくなし……焦るんだけど」
などなど、どれもよく聞かれますね。
そこで「この歳あるあるだね」なんてサラッと流さず、どうしてこんなにも、みんな結婚に対して「はやく、はやく!」と急かすのかを考えてみましょう。
急かしてくるのは、まわりの人ばかりではありません。自分自身も、自分に対して「はやく、はやく!」と叫んでいるのですから、おかしなものです。
たとえば仕事なら、決められた締め切りがありますよね。「いつまでに、絶対に終わらせなきゃヤバイ」と思うからこそ、まわりも、自分自身も焦りを感じるもの。ときには口酸っぱく忠告されることもあるでしょう。
では結婚はどうでしょう?結婚に締め切りはありません。いくつになったって、婚姻届を役所に持っていけば、ちゃんと受理してもらえます。
にもかかわらず、結婚を焦ってしまうのはなぜでしょう?これは、昔ながらの価値観が頭にこびりついているためなんです。
「女性であれば何歳くらいまでに結婚し、子どもを生み育てるもの」と聞いたら、現代の女の子たちは「なにそれ、古っ」と笑ってしまうかもしれません。けれど、これはちょっと前までの日本では当たり前のことでした。
いま、女の子たちはとてもカラフルに、バリエーション豊かに生きています。古臭い価値観なんかにとらわれることなく、イキイキと。それなのに「20代のうちに結婚しなきゃ、幸せになれないかも!」と、自分で自分に呪いをかけてしまうのは、とてももったいないことです。
3. 幸せのカタチなんて、人それぞれ
実際に結婚してみるとわかりますが、結婚って、決して幸せのシンボルではありません。本当に月並みな話ですが、結婚はゴールではなく、あくまでもスタートライン。
「結婚したい!」という思いが強すぎると、結婚が一つのゴールに思えてしまいますが、実際にはそこから長く長く続く生活が待っています。
だから大切なのは、結婚すること自体ではなく、誰と結婚するか。
とりあえず結婚したい! という考えで焦って婚活するのはオススメしません。そんな結婚生活は、遅かれ早かれ破綻してしまうでしょう。
相談者さんにとっての幸せが、誰かにとっての幸せと同じカタチとは限りません。
好きな人と結婚して家族になること、結婚という制度にとらわれずに一緒に過ごすこと、お互いが納得していれば、それはどちらも幸せのカタチです。一人で旅行に行ったり、おいしいものを食べたり、人によってはそれが幸せだと言えるでしょう。
とにかく「女性の幸せは結婚すること」という、誰がつくったのかわからない価値観にとらわれるのを思いきってやめてみて。きっともっと、ラクに生きられるようになりますよ。
4. 結婚にタイムリミットはない
結婚を焦る人のなかには「老後がさみしくなりそう」なんて気の早い話をする人もいます。
たしかに若いうちならアクティブに動けても、年を重ねるごとに体は自由に動かなくなります。縁側でそっと寄り添える伴侶がいてほしい、と思うときがくるかも……なんて想像もできちゃいます。
ですがそれは、現時点でイメージできる「老後」の一つの姿に過ぎません。いま20代の子たちがお年寄りになる頃には、今よりもっと科学が進化し、世の中の仕組みもガラリと変わっているかも。
今から50年後には、お年寄りがもっとアクティブに、さみしいと感じる暇もないくらいイキイキと過ごせる社会になっているかもしれない。だから今から老後の心配をしたところで、先のことなんて一つもわからないのです。
それにもし結婚がしたくなれば、いくつになってもできることをお忘れなく。ずっと独身を貫いてきた親戚のおばさまが、60歳を過ぎて入籍し、姓が変わったと連絡をくれたときは驚きました。そういう例もありますから、何がなんでも20代で結婚を! と焦ることはありませんよ。
5. 「子どもがほしい」などの具体的なビジョンがあるのなら
結婚に対して具体的な理想やビジョンがある場合、とくに「子どもが何人ほしい」などの希望がある場合は、いつ結婚したってOK! というわけにはいきませんね。さまざまな事情によるタイムリミットがあれば、婚活を視野に入れて動くことも必要です。
ですがいずれにしても、焦りは禁物! また結婚というゴールに目を向けすぎてしまい、条件だけで安易に結婚相手を決める行為もNGです。
つい最近「絶対に年収1000万円以上の男性と結婚したい」というネット記事が話題になりましたが、条件ありきで相手を選んだ結果、性格や価値観が合わずに結婚生活自体が破綻してしまったら……。それは決して幸せとは言えませんよね。
「子どもが2人ほしいから、何歳までには結婚したいな」というような具体的なビジョンがあるのなら、少しずつでもいいから男性と出会える場所へ出かけていきましょう。
焦って極端な行動に走るとロクなことがないので、ガチガチの婚活よりはお友達を増やし、気の合う人を探していく方法が良いのでは? 街コンや、趣味の合う人同士で集まれるイベントに参加してみるのも一つの手ですよ。
6. おわりに
「結婚に焦っている。早く婚活すべきか?」というご相談にお答えしました。
既婚者としてやや先輩サイドからのアドバイスをするのであれば、焦って結婚すると良いことないよ! という真実をお伝えしたいです。とはいえ理由があって、あまりのんびりもできないという場合は、まず男性との出会いのチャンスを増やすことから始めませんか?
相談者さんが、「この人となら、ずっと一緒にいたいな」と心から思える相手と出会えることを願っています♡
7. 婚活初心者のあなたへ
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