仲のよい男友達・女友達だと思っていたけど、お酒が入ったら、いい感じになってしまった。
ここで手を出してしまおうか、いやいや友人関係がこじれるから、グッとこらえるか。
なーんてことは、人生で一度は経験があるはず。
1. 恋愛感情がうまれたら、男女の友情は破綻する
そもそも「男女の友情」って、成立するのでしょうか?
せっかく女友達ができても、何かの拍子に恋愛感情を抱いてしまったら友情は破綻してしまいます。 映画にもそういうシーンはよくあって、例えば『スター・ウォーズ』だと、偶然一緒に旅をすることになった男女が、いつの間にか恋仲になっていたりします。
お互いにそんな気はなくても、男女で一緒に過ごしていれば、恋愛感情を抱いてしまうのは普通のことなのです。
2. 男女の友情が成立するパターン
では、男女の友情が成立するパターンを考えてみます。
お互いに別のパートナーがいる
お互いにパートナーがいれば、恋愛感情抜きで友達になれるかもしれないです。
ただ、パートナーと関係がこじれてしまったときは注意。友達として付き合っていても、ふとした拍子に恋愛感情を抱くかもしれません。
異性として見ていない
妹や弟にしか見えない異性がいたとします。そういう相手なら恋愛感情がないので、友達として付き合えるかもしれないですね。 ただし、お互いが同じように相手を見ているかといえば難しい。
片方が異性として見ていなくても、もう片方が恋愛感情を抱くかもしれない。そうなったら、友情はまたもや破綻です。
恋愛感情があることも織り込み済
お互いに恋愛関係があることは分かっているけど、付き合わないことが合意済みというパターンもあります。
それぞれ別のパートナーがいて、友達以上恋人未満の関係を維持する。辛い時に慰めあうような、お互いに依存しあっている関係ともいえます。
これも微妙なバランスで成立しているので、環境の変化などで、一気に関係が変化することもあると思います。
3. 男女の友情は「維持すること」が難しいけど、面白い
男女の友情を「築くこと」はよくあるけど、「維持すること」は難しい。男女の友情はいつ壊れてもおかしくない脆い関係だと思います。 作家の甘糟りり子さんのコラムにて、こんな一文があったので、一部抜粋してみます。
”二人の間では、絶えず友情と下心が押しくら饅頭をしている、というか。そういうのもおもしろいと思う。女友達とでは味わえない関係だから。”
一方で男女が友達になることは簡単。飲み会の席や友達の紹介で、簡単に友達になれてしまいます。そこから二人で一緒に過ごす時間が増えれば、恋愛感情が生まれることは普通ですよね。
他にも、最初は友達として親しくなって、内心では「ゆくゆくは恋人関係になりたい」と考える人もいます。お互いの思惑が分からない以上、同性の友情と違って、男女の友情は不確かな情報で成り立っているのです。
4. おわりに
同性の友情と男女の友情は、同じ友情でもまったく別物。
「維持すること」のために、心の中で大きな葛藤が起こったりもする。欲望に飲まれたときも、その後のフォローによって関係が修復もするし、崩壊することもある。 楽しいことも面倒なこともあるけど、男女の友情があった方が人生は絶対に楽しい。
臆することなく、挑戦したらいいと思っています。 同性の友情にはないスリリングな関係を楽しんでみましょう。
でもパートナーがいる人は、疑われないよう、そこそこにね!