貧血は女性なら誰しもがなってしまう可能性があり、立ちくらみやめまい、頭痛など、その症状は様々です。

パートナーの理解ある行動によって、少しでも安心できることもあります。まずは貧血について知り、彼女が貧血でつらそうにしていたら、理解ある行動をしましょう。

1. 彼女がつらい貧血の症状7つ

貧血は誰しもがなってしまう可能性があり、様々な不調を引き起こします。立ちくらみやめまい、頭痛など、貧血の症状や程度は人によって様々です。

軽くみてしまいがちな貧血ですが、意外な原因や症状を引き起こすこともあります。本人はもちろん、パートナーも貧血を軽く考えず、最低限の知識をもっておくことが大切です。

1：立ちくらみやめまい

貧血の代表的なつらい症状として、立ちくらみやめまいなどの症状が挙げられます。ふらつきや意識が遠のくような感覚がある時には、落ち着いてすぐにその場にしゃがむことが大切です。

無理をして動こうとすると転倒してしまう可能性もあり、大変危険です。落ち着くまで急に立ち上がることは避けるようにしましょう。落ち着いてからも、ゆっくりと動き出すようにすることが大切です。

出典：貧血について｜国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター

2：疲れやすい

なんとなく疲れやすいといった症状は軽く済ませてしまうこともありますが、実は貧血の症状の場合もあります。なんらかの原因で体内の鉄分が不足すると、体内への酸素供給量が減少してしまい、その結果疲れやすさやだるさへと繋がってしまいます。

こうした症状は少しずつ現れ、いつの間にか頻度を増していきます。いつもよりも疲れやすくなってきていると気づいた時は、一度病院で検査をしてみると良いでしょう。

3：体がだるくすぐに眠くなる

貧血になるとついぼーっとしてしまい、しっかり寝たはずなのに日中眠たくなってしまうこともあります。

本当はもっと頑張りたいのに脳がうまく活動してくれず、眠たくて思うように力を発揮できなくて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。もしかすると、貧血からきている症状の可能性もあります。

4：頭が痛い

様々な原因によって引き起こされる頭痛ですが、貧血によって引き起こされる場合もあります。

頑張ればなんとかやり過ごせる程度の頭痛だと、ついつい見過ごしてしまいがちですが、念のため注意しておく必要があるでしょう。

5：集中力がなくなりミスが増える

貧血になると、集中力が低下してしまうこともあります。体内に酸素が十分に供給できない状態になってしまうことで、集中力の低下を引き起こしてしまいます。

集中力がなくなり、ミスを起こしてしまうことは誰にとっても避けたいことでしょう。いつもよりも集中力がなくなったと感じた時や、貧血だとわかった時には適切に対処することが大切です。

6：感情の起伏が激しい

生理や貧血になると、ほんの些細なことでイライラしてしまうこともあります。体内の酸素が不足すると、うまく感情をコントロールできなくなってしまうこともあり、つらい症状を引き起こしてしまうでしょう。

誰でも、できることならイライラしないで過ごしたいでしょう。自分や周囲の人が気持ちよく過ごすためにも、早めに対処することが大切になります。

7：氷を舐めたがる

夏ではないのに無性に氷を舐めたくなったり、食べたくなったりする方もいるでしょう。こういった氷食症になっている場合も、貧血から起きている症状の可能性があると言われています。

本人や周囲の人も気づきにくい貧血ですが、もしも氷を好んで食べる傾向がある時には、一度貧血を疑ってみるのも良いでしょう。

2. 女性が貧血になりやすい原因3つ

放っておくとつらい症状を引き起こす貧血の原因は様々です。原因を突き止めずに放っておくと更なる悪化を招いてしまうこともあります。

もしも貧血が疑われる時は放っておかず、病院を受診して適切な治療を受けることも大切です。自分自身やパートナーの貧血の原因をしっかりと知り、必要な対処をすることで少しでも生き生きとした毎日を過ごせるようにしましょう。

1：月経

女性には基本的に毎月生理があるため、自覚症状がなくとも経血とともに鉄分も失ってしまいます。月経によって鉄分を失い、鉄分不足になってしまう女性は、どうしても貧血へと傾きやすくなってしまうのです。

特に出血量の多い女性は注意が必要です。失われた鉄分は食事から摂取する必要があるため、日々鉄分を意識して摂るようにしましょう。

2：偏った食生活

栄養の偏った食生活をしていると、体内に鉄分を十分に補うことができず、貧血を引き起こしてしまうこともあります。体の代謝や生理で毎月約40mgもの鉄を失っている女性は、食事摂取基準では1日約10.5mgの摂取が必要と言われています。

失った鉄は食事から取り入れる必要がありますが、特に毎月生理のある女性は食生活で十分に鉄分を摂取できていないことも多いため、適切な量を知ってしっかり摂取することが大切です。

出典：貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう｜e-ヘルスネット

3：過度なダイエット

過度なダイエットによって、貧血を引き起こしてしまうこともあるでしょう。過度にダイエットすると、それに伴って栄養バランスが崩れ、貧血を引き起こしてしまいます。

頑張ってダイエットしても、無理に痩せて健康を損なってしまっては元も子もありません。ダイエットする時には、エネルギー量を計算しながら必要な栄養素をきちんと摂取し、規則正しい生活を心掛けて、適度な運動を取り入れるようにしましょう。無理なく進めることが大切です。

3. 貧血でつらい彼女にパートナーがしてあげられること6つ

彼女が貧血でつらそうにしていたら、心配で少しでも助けてあげたいと感じるパートナーも多いのではないでしょうか。彼女が貧血で苦しんでいたら、パートナーも彼女の症状についてきちんと知り、側で支えてあげることが大切です。

周りのサポートがあると彼女も安心することができますし、パートナーがいて良かったと感じることができます。パートナーが彼女にしてあげられることを知り、つらい貧血を一緒に乗り越えましょう。

1：人と比べない

生理や貧血などによって起こる症状や程度は人によって様々なため、その症状を人と比べるのはもってのほかです。まずは彼女のつらさを理解しようとする姿勢や、心に寄り添うことが大切です。

他人事と考えず、自分のことのように親身になって考えてくれることが何よりも彼女の助けとなります。どんな風につらいのか、どんな症状に悩んでいるのかなど、事前に話し合う機会を作るのもおすすめです。

2：彼女の体調を気にかける

誰だって自分の体調を気にかけてもらったら嬉しく感じるものです。言葉だけではなく、体調を気にかけてしっかり行動に起こすと、彼女も本当に理解してくれていると感じることができます。

人によってしてほしいことも様々ですので、事前に貧血を起こした時にしてほしい行動について話し合う機会を作っておくと良いでしょう。

3：デートプランを再考する

特に生理などで貧血を起こしそうだと思われる時には、デートプランを見直すのも1つの方法です。生理中は無理に外出デートをするのではなく、お家でゆっくりするデートの方が無難で良いでしょう。

パートナーが側にいてゆったりとした時間を一緒に過ごしてくれることで、彼女は自分のことを大切にしてくれていると感じ、安心感へと繋がります。

4：ゆっくり休ませる

貧血になりがちな生理中は、アクティブに楽しみたい気持ちはあっても、やはり体はつらいものです。貧血になりがちな時期は何よりも体をゆっくり休めることが大切です。

ゆっくり休ませる時も、側にいてあげることで彼女は安心感へと繋がります。もしも彼女が貧血でつらそうなら、マッサージしてあげたり、代わりに家事をしてあげたりすると喜ばれるでしょう。

5：鉄分の多い食事やドリンクなどを用意する

彼女が貧血でつらそうにしていたら、食事や飲み物を用意してあげるのも嬉しい行動の1つです。特に、鉄分をより多く摂取できる食事やドリンクを用意してあげるのがおすすめです。

貧血の時は、できるだけ食事で鉄分を補うことが大切です。レバーや赤肉、赤身の魚、野菜や卵、牛乳などに鉄分が多く含まれているため、それらの食品を中心に用意してあげると良いでしょう。

6：病院の受診を提案する

彼女が頻繁に貧血でつらそうにしている場合、病院の受診を提案することも視野に入れましょう。軽くみられがちな貧血も、意外な原因から引き起こされている可能性もあります。しっかりと病院を受診し、適切な治療を受けることも大切です。

頻繁に立ちくらみ、息切れ、めまいなどの貧血の症状がみられる場合は、病院の受診を提案するようにしましょう。

4. 貧血でつらい彼女が冷めるNG行動

貧血でつらい時、行動次第では彼女の心が冷めてしまうこともあるでしょう。貧血のつらさを理解してくれていないと感じる言動は、さらに彼女をつらくさせてしまいます。

誰よりも理解してほしいパートナーに理解してもらえないのは、つらいものです。そんな風にならないためにも、彼女が貧血の時に避けたいNG行動について知り、少しでも彼女への理解を深めましょう。

1：自分中心の行動

自分中心の行動はどんな場面でもNG行動ですが、特に貧血の時には冷めてしまう行動の1つと言えるでしょう。自分勝手に決めつけた言動はせず、彼女自身のつらさを想像して理解しようとすることが大切です。

誰でも、自分が体調を崩している時に自分勝手な行動されてしまうと、冷めてしまうものです。まずは彼女自身の貧血に向き合い、思いやりの心をもって接するようにしましょう。

2：体調の悪さを理解しない

誰しも自分の体調の悪さを理解してもらえないのは、つらく感じてしまいますし、それがパートナーであればよりつらく感じてしまうでしょう。貧血をたいしたことないと考えず、どんな風に具合が悪いのか、どのくらいつらいのか、しっかり理解してあげようとする姿勢が大切です。

貧血の症状、程度は人によって様々です。パートナーが自分のことのように真剣に考えてくれることが、何よりも彼女への助けとなります。

3：ミスを責めたり、揚げ足を取る

ミスを責めたり、揚げ足を取る行動は、もってのほかの行動と言えるでしょう。貧血の時は、頑張りたくても思うように力を発揮することができません。貧血の時に起こしてしまうミスや眠気は、決して本人が怠けているわけではありません。

彼女へ気遣いの言葉をかけたり、ゆっくり休むようにしてあげることが理解ある行動と言えるでしょう。

5. 貧血で体調が悪い彼女を労ろう

貧血で余裕がなく、弱っている時こそパートナーの優しさが滲みるものです。何よりもパートナーが寄り添い、理解しようとしてくれる行動が彼女への助けとなります。

人によって、貧血の症状や程度、してほしいことは様々です。まずは彼女の貧血と向き合い、話し合ってみるところから始めてみましょう。