ストレスやホルモンのバランスで情緒不安定になりがちな女性も多いです。浮き沈みの大きい彼女の対応に悩む男性、感情の起伏を改善したい女性は多いのではないでしょうか。
この記事では情緒不安定な彼女の特徴とその理由、対応策を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1. 彼女の精神状態が気になる
付き合い始めた彼女と最初は楽しい日々が続いていたけれど、月日が経つにつれ彼女の感情のアップダウンが激しくなり、急に怒り出したり、泣き出したり、そんな感情の起伏に戸惑い対応に困っている人もいるでしょう。
良かれと思ってなだめたら、逆に怒らせてしまうこともあるため注意が必要です。
この記事では、情緒不安定な彼女の特徴やその理由、対応の仕方を分かりやすく紹介します。彼女の精神状態が気になる人はぜひ読んでみてください。また情緒不安定になりやすいと感じている女性も参考にしてください。
2. 彼女が情緒不安定になる理由3つ
女性が精神的に不安定になってしまうのには、どのような理由があるのでしょう。その人の性格や状況によってケースバイケースではありますが、特に情緒不安定になりやすい主な理由を3つ紹介します。
1:仕事による疲れ
近年は働く女性が増え、今まで以上に責任の重い仕事を任されている人も多いでしょう。
仕事のストレスや職場の人間関係の悩みから、疲れが溜まりイライラし情緒不安定になってしまう女性もいます。また女性は雇用形態も男性に比べて不安定な場合があるため、経済的な不安も持ち合わせていることもあるでしょう。
もし彼女が不安定になっているな、と感じたら仕事のストレスが原因の可能性があります。
2:身内の不幸や事故といった悲しい出来事
今まで穏やかだった彼女が急に情緒不安定になった場合、身内の不幸や事故など悲しい出来事があった可能性もあります。
愛着のあった人や動物、物などを失ったときの恐怖や不安、また病気や事故などで今後失ってしまうかもしれないという心配もあることでしょう。大きな不安やショックを感じているときは、ひどく落ち込んだり、泣き叫んだりする場合もあります。
3:ホルモンバランスの乱れ
女性には生理がありますが、排卵や月経によってホルモンバランスが崩れ、情緒不安定な精神状態になってしまうことがあります。
生理前の3〜10日間は女性ホルモンやセロトニンと呼ばれる脳内伝達物質の変化があり、月経前症候群(PMS)という、身体的・精神的な症状が出てしまう人もいます。
精神的な症状として、イライラ、抑うつ、不安などが現れるため、彼女の感情の起伏は、ホルモンバランスの乱れが原因の可能性もあります。
出典:月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)|公益社団法人 日本産科婦人科学会
3. 情緒不安定な彼女の特徴6つ
情緒不安定になる主な理由に、仕事による疲れ、悲しい出来事、女性特有のホルモンバランスがあるということが分かりました。
それでは情緒不安定になりやすい女性にはどのような特徴があるのでしょうか。よくある特徴を6つ紹介していきます。
1:恋愛に夢中になりすぎる
まず情緒不安定になりやすい女性の特徴として、恋愛に夢中になりやすいことがあります。
「恋愛体質」で彼氏に夢中になりすぎると、恋愛依存になり、生活の大部分が彼氏中心という他人軸になってしまいます。連絡の返事が遅いことで浮気を疑ったり、彼氏のそっけない返事に不安になったり、感情の振り幅が大きくなるのです。
彼氏の言動に一喜一憂することが多くなると、感情が振り回され情緒不安定になってしまいます。
2:すぐに別れを意識する
先ほどの「恋愛体質」の女性と通じるものがありますが、情緒不安定な女性は、彼氏の些細な言動をネガティブに受け取り、振られる不安から別れ話をすることがあります。
別れを告げられて傷付くくらいならこっちから振ってしまいたい、という気持ちが働くのでしょう。彼氏のちょっとしたしぐさや言葉に過剰に反応し、不安感からすぐに別れることを意識してしまうのです。
3:自己否定が多い
情緒不安定な女性は、自己否定が多いという特徴があります。
自己否定が多いと他人の言動に振り回され、常に不安な気持ちになってしまいます。自分を信じられないため偽った態度をとったり、泣いたり怒ったりして彼氏の気持ちを試すようなことをする場合があります。
自己否定感が強く彼氏の顔色をうかがって行動すると、気持ちの浮き沈みも大きくなってしまうのです。
4:涙腺が緩みやすい
情緒不安定な人は感情のコントロールが苦手で涙腺が緩みやすいという特徴があります。
感情の起伏が大きく、「怒り」「悲しみ」「喜び」などで突然涙を流したりすることがあります。感情豊かで人間らしい一面でもありますが、相手が困惑するほどの感情の振り幅だと注意が必要です。周りから子供っぽく見られたり、面倒な人だと思われる可能性があります。
5:感情の起伏が激しい
情緒不安定な人はちょっとしたことにも急に怒ったり泣いたり、落ち込んだりと感情起伏が激しいという特徴があります。
先述した涙腺が緩みやすいというところにも重なりますが、些細なことに感情が大きく揺さぶられ、過剰反応してしまうのです。
6:一人を意識させる言葉を使う
情緒不安定な人は、不安感が強く孤独を感じやすいため、一人を意識させる言葉をよく使います。自己肯定感が低くなってしまい自暴自棄になっているのでしょう。
もし彼女が「私の気持ちは誰も分かってくれない」「どうせ私のことなど誰も気にかけてくれない」などと心を閉ざしてしまうような言葉を使うのなら、それは安心させてほしいという彼女の心からのSOSであるとも言えます。
4. 情緒不安定な彼女への対応の仕方4選
彼女の感情の起伏が激しく、どうしていいのか悩んでいる人も多いでしょう。彼女の言動を疲れると感じたり、かける言葉が見つからないともどかしく感じるものです。
二人の良い関係を保っていくために、情緒不安定な彼女への具体的な接し方のコツを4つ見ていきましょう。
1:どうしたのか尋ねる
まずは彼女にどうして気持ちが不安定なのか尋ねてみましょう。彼女が自分で理由に気付いている場合もあるため、まずは気持ちを聞いて受け止めることが大切です。
ここでのポイントは彼女の気持ちに寄り添い、共感しながら話を聞いてあげることです。力になりたいと下手にアドバイスしてしまうと、逆に彼女をイライラさせ喧嘩になってしまうこともあるため気をつけましょう。
2:二人であることを意識させる言葉を使う
女性が情緒不安定になっているときは、孤独感でいっぱいになっていることがあります。「そばにいるよ」「一緒に考えていこうね」など、二人であることを意識させるような言葉を使い、安心させてあげましょう。
冷静な思考になれないときであるため、無理になだめようとせず、彼女が落ち着くまでそっと寄り添ってあげるといいでしょう。彼女を優しく支える姿勢が大切です。
3:距離を置く
女性が情緒不安定なときは、思考がネガティブで刺激に敏感になっています。良かれと思って言った言葉にも強く反応し、逆に怒らせたり悲しませたりしてしまうことがあります。
そんなときはできるだけ刺激を抑えるためにも、少し距離を置き、彼女が落ち着くまで黙って寄り添うのも効果的です。ただし、ここでスマホやテレビなど見て彼女を放置するのではなく、「いつでも話は聞くよ」という姿勢で彼女が冷静になれるまで待ってあげることが重要です。
4:抱きしめて落ち着くまで待つ
女性が精神的に取り乱しているときは、そっと抱きしめて彼女が落ち着くのを待ってあげるのもいいでしょう。下手に言葉でなだめようとするよりも、スキンシップで安心感を与えてあげる方が彼女も徐々にリラックスしてくることがあります。
情緒の浮き沈みは不安や怒り、孤独感など強いストレスからくるものであるため、まずはそのストレスや苦しみを受け止めてあげることが大切です。
5. 情緒不安定な彼女が自分でできる改善策4つ
感情を表に出すことは情緒豊かで感受性が高いという側面もあり、悪いことではないけれど、激しすぎると周りの人も驚いてしまいます。気持ちの激しすぎるアップダウンをどうにかコントロールをしたいと思っている女性も多いのではないでしょうか。
女性が辛い気持ちでいっぱいになったときに、自分でできる改善策を4つ紹介します。
1:あらかじめ情緒不安定なことを伝えておく
まずは彼氏に今の自分の状況や、現在少し情緒不安定になっていることを伝えましょう。仕事や人間関係に強いストレスを感じている、彼氏の気持ちが分からなくて不安だ、生理が近くて異常にイライラしている、など自分で気が付いている理由があれば言葉で伝えることが重要です。
彼氏も何も理由が分からないと戸惑ってしまいますが、状況が分かれば理解を示してくれるでしょう。
2:彼氏への依存をやめる
もし自分が恋愛体質で、彼氏への依存が自分を苦しくしているのなら少しずつでも彼氏への依存から脱却する努力してみましょう。
他人軸で相手に期待ばかりするのではなく、趣味や仕事などに打ち込むなど自分を高める努力を続けていくと、他人の言動に一喜一憂しなくなります。彼氏もそんな彼女に魅力を感じ、対等で理想的な付き合い方ができるようになるでしょう。
3:会話が少なくて済むデートをする
デートなのになんだか無性にイライラしていて、些細なことで彼氏と喧嘩してしまうかもしれないと感じることもあるでしょう。そんなときは会話が少なくても済む映画鑑賞などのデートにするのも一つの方法です。
ストレスが溜まっていたり、気持ちが不安定なときは、深く語り合ったり、意見を言い合うと彼氏を傷つけたりトラブルに発展してしまうこともあります。注意しましょう。
4:彼氏と一旦距離を置く
身内の不幸や事故など、到底受け入れられない悲しい出来事があり、自分でコントロールできないほど取り乱してしまうこともあるでしょう。
自暴自棄になり人に当たってしまいそうなときは、彼氏と一旦距離を置くのもいいでしょう。心にもないことを言って傷つけてしまうのを防げます。
彼氏と一旦距離を置くときは、彼氏が不安にならないように今の自分の状況と少しの間一人にして欲しいことをしっかり伝えましょう。気持ちが落ち着いて前を向けるようになるまで、きっと待っていてくれるでしょう。
6. 彼女が情緒不安定になったときの特徴を理解しよう
情緒不安定な彼女の特徴やその理由、対応策を紹介しました。
恋愛が盛り上がっているときのカップルでは、彼女の気持ちの多少のアップダウンは可愛いという彼氏もいるでしょう。しかし泣く、怒るなど感情の起伏が激しすぎると面倒な人だと思われてしまう可能性もあります。
彼女が情緒不安定になったときの特徴を理解して、お互いに思いやりをもった楽しいお付き合いをしていきましょう。