依存体質の彼氏との付き合いに悩んでいるという女性も多いのではないでしょうか。彼女に依存する男性と付き合い続けると、さまざまな弊害が出る可能性があります。
そこで今回は、彼女に依存する男性の特徴や適切な対処法についてご紹介していますので、ぜひご覧ください。
1. 彼女に依存する男性は意外と多い
「恋愛体質」や「恋人に精神的に依存してしまう」といったフレーズを耳にすると、先入観から女性をイメージしてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、恋人に依存するのは女性だけではありません。少なからず男性も、彼女に精神的あるいは金銭的に依存し、彼女にストレスや負担を与えてしまっていることがあります。
この記事では彼女に依存する男性の特徴や対処法について解説しているので、「彼氏が重い」「依存体質の彼氏との関係を見直したい」という女性はぜひ参考にしてみてください。
2. 彼女に依存する男性の6つの特徴
人によっては、「彼氏から甘えられて嬉しい」「彼氏に求められて頼りにされると信頼されている感じがする」と感じる女性もいます。
しかし、その程度がエスカレートしてしまうと、多くの女性は自分に依存しきっている彼氏に対して嫌気が差し、別れを考えてしまうこともあるでしょう。
では、具体的にどのような特徴に当てはまっていれば彼女に依存する男性だと言えるのでしょうか。ここからは、彼女に依存しやすい男性ならではの特徴を6つピックアップして解説していきます。
1:同性の友人が少ない
男友達が少ない男性は、コミュニケーション能力が低かったり、性格に何らかの問題があって同性と良好な関係を築けないことが多く、それ故に人間関係の孤独感や心の空虚感を彼女との関係で埋め合わせようとする傾向にあります。
彼女以外の他人との交友関係が極端に少ないからこそ、すべての関心が彼女に集中してしまい、結果的に彼女に「重い」と思われてしまうような依存体質になってしまうでしょう。
特に不安感が強い男性の場合は、このようなパターンになりやすいと言われています。
2:自己中心的で我儘な性格である
男友達がそれなりにいて良好な人間関係を維持しているように見える男性であっても、彼女に依存してしまう男性もいます。
たとえば自己中心的で、彼女を対等な一人の人間としてではなく、自分の所有物としてみなしている男性は彼女の過去と現在の人間関係にあきたらず、そのプライベートのすべてを知り尽くして彼女を管理・支配しようとする可能性があります。
こういったタイプの男性は、彼女のことを愛しているからそのような行動をとるのではなく、単に自分のエゴから彼女に対して依存しているだけと言えるでしょう。
3:裏切られた経験がある
特に性格に問題のない心優しい常識的な男性であっても、過去に彼女に裏切られてしまったという辛い経験の持ち主は、「新しい彼女もまた自分を裏切るのではないか」と疑心暗鬼になって、彼女にべったりと依存してしまいがちです。
自分を裏切った彼女のことが本当に好きだったからこそ、心変わりをされて別れを告げられた時は大きなショックを受けたと考えられます。
こうした心の傷が十分に癒えない状態で新しい恋をすると、無意識のうちに新しい彼女に依存的な恋愛を強制してしまう可能性があります。
4:寂しがりやな性格である
生まれつき寂しがりやな性格の男性もいれば、十分に無償の愛情を与えられなかったという生育環境の影響で、人からの愛情を強く求める男性もいます。
寂しがりやな性格は「常に彼女と一緒にいたい」「できるならば四六時中彼女が何をしているのか知りたい」と考える傾向にあるため、頻繁に彼女に連絡や電話をしたりして、彼女に依存気味な恋愛をしやすいでしょう。
また、お互いのことをよく知らない段階ですぐに同棲を提案したり、「一日に少なくとも3回は電話をすること」といった独自ルールを彼女に押し付けたりすることもあります。
5:自分に自信が持てないタイプ
「自分は女性にモテない」「自分はダメな人間だ」と自己肯定感が低い男性も、彼女に依存しやすいと言われています。
自分に自信が持てないからこそ、「他の男性に彼女が奪われてしまうのではないか」という危機感や疑念を常に抱いており、そうした状態を防ぐために彼女を束縛したり、依存しきったりしてしまいがちです。
6:彼女以外に打ち込めるものがない
仕事をしていなかったり趣味がまったくない男性の場合、心から愛する彼女ができると、すべての関心が彼女に集中してしまうことがあります。
彼女以外との人間関係が希薄で、仕事においても趣味においても特に打ち込めるものがない場合は、やり場のない好奇心や興味、愛情などの感情がすべて彼女に向けられてしまい、結果的に恋愛依存気味になってしまうでしょう。
3. 彼女に依存する男性がする行動9選
恋愛経験豊富な女性でもないかぎり、彼氏の言動が自分に対する甘えや依存によるものなのか、それとも純粋な愛情からくるものなのか区別がつかず、悩んでしまうこともあるでしょう。
では、具体的にどうすれば付き合っている彼氏が依存体質かどうかを確認できるのでしょうか。ここからは、彼女に依存しがちな男性によくある行動パターンを9つ厳選してご紹介していきます。
彼氏の言動に対して何かしら思うことがある女性は、ぜひこの機会に彼氏が以下の項目に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
1:異性との付き合いを制限される
彼女にどっぷりと依存しきっている男性は、自分の知らないところで彼女が他の人と交友関係を築いていることに我慢がならず、特に異性との付き合いに関しては厳しいルールを設けて制限してくる傾向があります。
たとえば「自分以外の男性とはたとえ仕事や大学のゼミの関係で必要であったとしても、絶対に会話や連絡をしないで」と、彼女の社会生活や交友関係に支障をきたしてしまうような無理難題を押し付けてくることもあるでしょう。
過剰な束縛をするのは、彼女のことを愛しているからではなく、自分にとっての依存対象が他の男性に奪われてしまうことへの恐怖から、自分勝手に彼女をコントロールしようとしていると言えます。
2:彼女の予定を把握したがる
付き合っているからといって、お互いのすべてのスケジュールを相手に逐一報告し、お伺いを立てる必要はないでしょう。
きちんとした信頼関係と愛情があれば相手のことを信じられるため、お互いに自由に過ごす時間も大切にできます。
彼女に依存する男性は、常に彼女が自分の監視・管理下にないといてもたってもいられなくなるため、細かいところまで彼女の予定を執拗に把握したがります。
3:居場所など行動をいちいち確認してくる
彼女が仕事中でもお構いなしに、「今何しているの?」「どこで誰と一緒にいるの?」としつこく連絡をして、返事がないと執拗に返事をうながすように求めるのも、彼女に依存している男性ならではの特徴です。
このような男性はやや神経質な性格をしていて、なおかつ彼女のことを自分の「所有物」とみなしているため、常にその行動を把握していないと気がすまない傾向にあります。
4:一緒に過ごしたがる
たとえ彼氏のことを心から愛していたとしても、たまには一人でゆっくりと時間を過ごしたいと考える女性も少なくありません。
彼女のことを心から愛し、大切にしている男性ならば、内心は彼女と一緒にいたいと考えていても、彼女の意思を尊重するでしょう。
彼女に依存している男性は、できれば常に彼女と一緒にくっついていたいと考えているため、彼女が仕事で疲れていようがお構いなしで、自分と会うように強く求めることがあります。
また、付き合って間もない段階で強引に同棲へ持ち込もうとするでしょう。
5:一日の行動を報告させようとする
愛し合う恋人同士であっても、お互いにプライベートというものがあり、すべてを相手に曝け出す必要はないと言えます。
彼女に依存しがちな男性は、彼女が自分の知らないところで何をしているのか常に把握していないと不安で仕方がなく、自分に都合のよいルールを彼女に一方的に押し付け、一日の行動をこと細かく報告させようとすることがあります。
そして、彼女が報告を怠ると途端に不機嫌になって彼女を執拗になじったり、理不尽にも説教をしたりするでしょう。
6:自分の都合だけで会いに来る
大好きな彼氏がサプライズで会いに来てくれると嬉しく感じる女性も多いでしょう。しかし、彼女に依存する男性は時と場合を選ばず、彼女にストレスを与えてしまうようなシチュエーションでも自分の都合だけで彼女に会いに来ることがあります。
彼女を愛していれば彼女の都合を考えて会いに行くかどうかを決めるものですが、彼女に依存している男性は自分の都合を最優先させるため、彼女が「迷惑だな」と思うような時間帯などに、急に彼女に会いにきてしまうでしょう。
7:しつこく連絡してくる
自分が送ったLINE(ライン)のメッセージや電話に対して、すぐにレスポンスがないと半ばパニックに陥ってしまい、彼女が連絡に応じるまで異常なほど連絡をし続けるというのも彼女に依存する男性によくある特徴です。
このような男性の世界は彼女のみで構成されていて、彼女と連絡がつかないことに強い不安や恐怖・怒りを感じていると言えます。
その結果、彼女から「重い」と思われてフラれてしまうことも少なくありません。
8:彼女を最優先している
たとえ仕事で責任あるプロジェクトを任されていたとしても、彼女から「よかったら今日会えない?」と連絡があれば、仕事と責任を放棄して彼女を最優先するのも、彼女に依存する男性にありがちなパターンです。
また、男友達との先約があっても彼女から誘われたならば、彼女を選ぶ可能性が高いです。その結果、周囲の人々から反感を買ったり、信頼を失ったりしてしまうでしょう。
9:何事も謝れば許されると思っている
彼女に依存している男性の中には、彼女のことを「自分のすべてを受け入れてくれる母親のような存在」と思い込んでいる人もおり、このような男性は彼女の信頼を大きく損ねることがあっても「謝れば大丈夫」と軽く考えていることがあります。
彼女の交友関係を徹底的にコントロールし、その言動を厳しく束縛するのに、自分は複数の女性と自由に遊ぶなど、ダブルスタンダードな行動をとるパターンも珍しくありません。
このような彼氏の不誠実な行動に彼女が抗議すると、彼氏は「謝れば許される」と思い込んでいるため、誠意のない適当な謝罪をするでしょう。
しかし、それで彼女が許してくれない場合は激高し、逆切れして彼女に攻撃的な言葉を投げつけることもあります。
4. 彼女に依存する男性の対処法7つ
ここまで見てきたように、彼女に依存する男性の特徴はさまざまです。「もしかすると私の彼氏は依存体質なのではないか」と感じた女性もいるでしょう。
きっぱりと別れを選ぶという選択肢もありますが、もしも彼氏との付き合いを続けたいのならば、二人の関係がよりよいものになるように適切な対処法を講じる必要があります。
ここからは、自分に依存してくる彼氏に対する対処法について詳しく見ていきましょう。
1:嫌なものは嫌だとはっきり伝える
「彼氏を拒んだら傷つけてしまうのではないか」「はっきりと嫌だと伝えると、彼氏に嫌われてしまうのではないか」という不安から、彼氏の言動にストレスを感じても「NO」と言えない女性も少なくないでしょう。
しかし、あなたを傷つけ負担を与える彼氏の言動をすべて受け入れるのは、優しさでも愛情でもないと言えます。
彼氏の行き過ぎた束縛や頻繁な連絡の要求などにストレスを感じたならば、きちんと「私はこういうことはしたくない」「嫌だ」と伝えましょう。
2:相手がハマるようなものを一緒に探す
彼氏の世界があなた一色で埋め尽くされている場合には、彼氏があなた以外にも関心を向けられるように、趣味などを一緒に探してあげましょう。
自分の趣味をすすめてみたり、彼氏の性格に合った習い事や趣味を提案してみてはどうでしょうか。あなた以外に関心があるものができると、あなたへの執着は和らいでいくでしょう。
3:二人でルールを決める
彼氏の重い言動にストレスを感じて、二人の関係の再構築を望んでいるのならば、「お互いに自由な時間を大切にする」「電話やLINEのメッセージは一日に〇回まで」といったルールを作りましょう。
大切なのは、女性側が一方的にルールを男性に押し付けるのではなく、彼氏も納得した上で共有できるルールを作るということです。
4:自信を付けさせるサポートをする
自己肯定感が低い男性は精神的なよりどころを探して、彼女に依存しやすいと言われています。
自分に自信が持てずに彼女に異常な束縛や嫉妬、行動制限をしているならば、彼氏が健全な自己肯定感を持てるように手伝ってあげるのもよいでしょう。
言葉や態度でしっかりと愛情表現をして、彼氏が「自分は愛されている」という実感を得られるようにサポートしてみてください。
また小さな目標を設定し、それを達成することで、自信のなかった彼氏も少しずつ自分を自分で認められるようになり、彼女への執着や依存心を和らげていくでしょう。
5:改善して欲しい部分を伝える
依存体質の彼氏と別れるつもりはないものの、現状のままでは破局が頭をよぎってしまうという場合には、率直に彼氏に改善してほしいところを伝えましょう。
ただし、彼女に依存する男性はメンタルが弱いことが多いため、あまりストレートな表現を使うのはおすすめできません。
彼氏の長所を褒めて相手を持ち上げつつも、「あなたにこういう行動をされると苦しいから、やめてほしいな」とやんわりと伝えるのがポイントです。
6:場合によっては別れも視野に入れる
話し合いを通じても彼氏の言動に一切改善が見られず、彼氏との関係に強いストレスを感じた場合には、別れを検討するのもひとつの手です。
いきなり「別れたい」と伝えると彼氏はびっくりして、余計にあなたに執着してしまう危険性があります。
そのため、まずは話し合いを行い、「この話し合いが上手くいかなかったら距離をとろう」と前置きをした上で、徐々に彼氏との距離を置いて、別れる準備期間を設けることが大切です。
7:危険だと判断した場合は専門家を挟む
彼女に依存しすぎている男性の中には、「別れたい」というとあなたに対して危害を及ぼすような行動に出てしまうケースもあります。少しでも危険性を感じた時には警察や専門家などに相談して、自分だけで問題を解決しないようにしましょう。
5. 依存された時は無理しないようにしよう
彼氏に甘えられたり頼られたりすることに「愛されている」「嬉しい」と感じる女性も少なくないことでしょう。
しかし、愛情故に彼女に甘えることと、依存心故に彼女を束縛したりコントロールしたりすることは、まったくの別物と言えます。
依存体質の彼氏に嫌気がさした時には無理をせず、彼に不満を伝えたり別れを検討したりするとよいでしょう。