一人でいるのは寂しい、孤独が嫌い…… このように感じる人は多いでしょう。ここ最近はコロナ禍のせいで人との交流が希薄になり、ますます一人が寂しいと感じる人が増えているようです。
当記事では、かつて「一人で過ごすのは寂しい」と感じていたにもかかわらず、今では「一人時間最高!」と公言する筆者が、一人時間の寂しさを克服するための方法を紹介します。
1. 「一人は寂しい」と感じる理由とは?
そもそも、一人で過ごすのってどうして寂しいんでしょうか。その理由を考えてみました。
学生時代の固定観念
学生時代を振り返ると、「常に人に囲まれている人=リア充=スクールカースト上位」みたいな不文律がありました。
逆を返すと、「常に一人でいる人=寂しい奴=スクールカースト下位」みたいなイメージが強かったです。
ちなみに筆者は友達の少ないタイプでしたので、後者寄りの真ん中でした。常に人に囲まれている人、羨ましかったですね。
そういう社会的なイメージもあり、一人は寂しいという固定観念みたいなものを、みんな多かれ少なかれ持っているのだと思います。
恋愛依存度の高さ
恋愛においても、相手に対する依存心が高ければ高いほど、そばにいられないのが寂しいと感じるようになります。
決まった相手がいなくても、恋愛依存が高ければ同じこと。異性と常に一緒にいなければ寂しい、満たされないと感じてしまいます。ちなみにこれもわかります。昔の筆者がこれでした。
2. 自立心や自己肯定感の低さが要因
人は本来一人であり、それが0の状態です。にもかかわらず、一人で過ごすことを寂しい、孤独だとマイナスに受け取ってしまうのは、自立心や自己肯定感の低さが要因の一つに挙げられるでしょう。
自分一人では満たされないから、そこを他人で埋めようとします。でも、他人は所詮他人ですから、完全に補完できるはずもありません。
叶わないから、また寂しくなる。そこをまた誰かで埋めようとする。この悪循環に陥ります。
3. 一人を寂しいと感じる場合の対処法5つ
自立心や自己肯定感を養うこと、「自分は一人でも大丈夫。一人の時間をちゃんと楽しめる」と実感できるようになるためには、ある程度訓練が必要です。
といっても、難しいことは必要ありません。いろいろなことに一人でチャレンジし、「ああ、私は一人でもちゃんと楽しいんだ」と思えるようになるまで繰り返せば良いのです。
「おひとり様◯◯」に挑戦する
筆者的におすすめなのがコレです。何でもいいので、今まで誰かと一緒にしか行ったことのない場所へ行く、やったことのない何かをやってみる。
筆者はこれで、「誰かと一緒じゃないと何もできない、楽しめない」という自分の思い込みが取っ払えて、世界が一気に広がりました。
今でも毎年一つ、新たな「おひとり様◯◯」に挑戦することを一年の目標にしています。
一人で完結する趣味を作る
趣味って、誰かと一緒じゃないとできないものと、一人で完結できるものとありますよね。
大人になればなるほどお互いの都合をつけるのが難しくなるので、一人でいつでもお手軽に楽しめる、没頭できる趣味をいくつか持っておくと便利です。
趣味から新たな交友関係が広がったり、新しい趣味にバージョンアップしたりと、未来への可能性も秘めています。
動画やテレビ、映画を見る
おすすめはとにかく笑えるもの。頭をからっぽにして、笑えるものがいいです。笑うとそれだけで元気になって、細かいことはどうでも良くなったりします。
逆に、泣くのも良いと聞きますね。涙を流すと心のデトックスになる、と言われたりもします。
とにかく喜怒哀楽をしっかり外に出し、発散することが大切。心に一番良くないのは我慢です。
外へ出かけてみる
コロナ禍における外出自粛のさなかでは、なかなか難しいものもありますが……。家に一人で閉じこもっていると、ろくな精神状態になりません。
孤独感にさいなまれてたまらない場合、近所の公園など、あまり密にならなそうな場所を選んで、積極的に外の空気に当たりましょう。
筆者の子どもが赤ちゃんの頃、ほとんど家から出ずにいることが多かったのですが、相当鬱々としていました。もう少し外に出て、適度に気晴らしをすべきだったと反省しています。
オンラインで交流してみる
コロナ禍ということで、直接会わずに済む「オンライン◯◯」が一気に流行しました。
筆者自身もオンライン取材、打合せ、飲み会…… などなどさまざまな「オンライン◯◯」を経験。
「やっぱりリアルが一番!」という結論に達したものの、「会わなくても顔を見て話せる」ことのメリットも実感しました。やはり、メールなどと比べると相手との距離感がぐっと縮まるんです。
ウィズコロナ時代の催しということで、オンラインでの交流会やセミナーなど、今は人と交流するためのチャンスが多く転がっています。
これまでは都内限定だったイベントがオンラインで開催されたりと、むしろ地方在住者にとっては追い風ともいえる動きも広まっています。
「一人が寂しい」という人にとっても、家にいながらさまざまな土地の人と交流できるチャンスです。直接会うよりもかなりリスクが低いので、ぜひ積極的に活用してみてください。
4. 一人は寂しくない! むしろ楽なんです
「一人が寂しい」という気持ちは、人間として当然の気持ちなのだと思います。その一方、あまりにそれに飲み込まれるのは危険です。
かつて一人で過ごすことに強い拒否反応を示していた筆者ですが、今では一人大好き! 一人の時間がないとむしろダメ…… にまで変わりました。
他の人と都合を合わせる必要もないし、自分一人の好きなようにできるし、慣れるとすごく楽ですから。
あなたも少しずつ、おひとり様の魅力に迫ってみてはいかがでしょうか。いいですよ、一人時間。