近年、男性、女性ともに「結婚」に対する関心が薄くなっていると聞きます。「一生独身でいい」と考える人は、男女問わず増加傾向にあるのです。
とはいえ、中には「一生独身でいい」と言いながらも、その奥に本音を隠している人もいることでしょう。
考え方は人それぞれ違いますが、本当は結婚願望があるのに、婚期を逃したから「一生独身」を口にしている人もいるでしょう。
そこで本記事では、「一生独身でいい」と言う男性の本音をご紹介します。
1. 「一生独身でいい」と言う理由
なぜ、一生独身で良いと男性は宣言するのか。その理由をご紹介します。
自由でいたい
独身を謳歌する男性にとって、自由でなくなるのはマイナスです。一人暮らしは誰かに気を遣わずに自分の好きなように生活できます。
そのため、結婚や同棲をして人に気を遣った暮らしをすることを良く思わないのです。
自分の好きなように生きたいと願う男性ほど、不自由になることを嫌がります。どうしても自由を手放したくないのです。
独りでも問題なくやっていけている
女性が居なくとも不自由なく生活できる。独りでもなんら問題はない。という理由から、一生独身であることを受け入れる男性もいます。
女性のサポートや癒しがなくても、充実した毎日を送れているため、結婚の必要性を見出していないのです。
仕事も家事もばっちりできる男性ほど、独りでやっていけるから一生独身で良いと考えやすくなります。
理想の女性が見つからない
結婚したいと思える理想の女性と出会えていない。という理由から、一生独身を考える男性も。理想が高すぎるため、女性に求めることが多いために、合う女性が見つからないまま年をとってしまいます。
そして、今まで出会えなかったのだから、もう出会うことはないだろうと諦めているのです。こうした男性は、理想の女性像を変えるつもりはないため、独身を貫くこととなるでしょう。
結婚願望がない
そもそも結婚に対し夢を抱いていないのも理由のひとつです。結婚願望がないため、特に婚活をすることもありません。
結婚前提のお付き合いはせず、遊びのみの関係を求めます。結婚をしたいと思っていないからこそ、フラグを折るような「一生独身宣言」を堂々とできるのでしょう。
仕事や趣味に専念したい
いまは恋愛や結婚を考えられないために、一生独身で良いと宣言する男性もいます。仕事や趣味に専念したいため、深く干渉されないよう予防線を張るのです。
時間もお金も限られています。仕事や趣味に専念するため、恋愛や結婚を犠牲にすることを選んだのでしょう。仕事や趣味が生活の中心にある男性ほど、このような決断をします。
2. 「一生独身でいい」と言う男性の本音
理由はわかったものの本心がわからないですよね。そこで「一生独身でいい」と言う男性の本音をご紹介します。
家族を養える自信がない
自分の収入が低いと感じている。仕事や収入が不安定なことに負い目を感じている。そんな男性は家族を養える自信を持てず「一生独身でも仕方ない」と考えています。
強い責任感を持っているために、家族を安定してしっかり養っていける収入でないと、結婚に踏み出せないのです。真面目だからこそ、家族を養えるほどしっかりした男でありたいと願うのでしょう。
ただ、家族を支えるのは男性だけの役目ではないはず。収入がネックになっている男性は、しっかり話し合いをすれば、結婚を考えるようになる可能性が十分にあります。
恋愛経験がないため諦めている
これまで1度もお付き合いとしたことがないことから、恋愛の先にある結婚を諦めています。
もういい年なのに、恋愛経験がない自分に結婚する機会は訪れないだろうと達観しているところがあるのです。
恋愛に発展しなかった理由は容姿や性格、家の事情など、原因は様々でしょう。とはいえ、原因を改善するつもりはなく、諦めることを選んだのです。
恋愛経験ゼロでなくても、あまりにも長いこと独りでいると「もう一生独身でいいか」と諦めモードになることも。タイミングを逃し続け、結果的に独身を選択する場合もあるのです。
人に合わせたくない
誰かに合わせて生活をしたくない。そんな本音から結婚を望んでいない男性もいます。自分のペースを崩すことが好きでない男性にとって、相手に合わせることはハードルが高く感じられるのです。
結婚は二人の時間を共有し、一緒に生活していくもの。そのため、お互い歩み寄って相手に合わせていく必要があります。
人に合わせることを難しく感じる男性には、それが苦痛となるのです。好きなときに、ご飯を食べたり、寝たり、出かけたりできるのは独身の特権と考えているのでしょう。
結婚に対して良いイメージがない
育った家の環境や、周りの既婚者を見て、結婚が良いものを思えない。という本音から「一生独身でいいや」と考えます。
既婚女性が夫の悪口ばかり話している。既婚男性から苦労話ばかりを聞いている。既婚男性が見るからに不自由そうにしている。
など、周りから悪い情報ばかり入っている現状があるのかもしれません。
また、結婚をすると「お小遣い制になる」「疲れて帰っても労ってもらえない」「休日も休ませてもらえない」など、マイナスイメージを強く持っている場合もあります。
さらに、結婚や女性に対し、偏見を持っているために一生独身を選ぶ男性もいるのです。
女性を信じられない
育った環境や、これまでの恋愛経験から、女性に対し良い感情を抱いていない。女性を信用できないため、結婚も考えられない。という本音を持つ男性も。
これまでの恋愛で悪女やメンヘラ女子に引っかかってしまった。何度も交際相手に騙され、裏切られた。など、女性不信になったり、恋愛に疲れ果ててしまったりして、恋愛も結婚も考えられないのです。
女性を信じられない男性は心に深い傷を負っているため、心を開いてもらうのも難しいでしょう。
3. 一生独身になってしまう男性の特徴
一生独身であることを望んでいなくとも、一生独身になってしまう男性もいるものです。
結婚願望がある女性が注意したい、一生独身に陥りやすい男性の特徴をご紹介します。
恋人がいないことに焦りがない
長年、恋人ができないことに焦りを覚えない男性は、一生独身の道を歩む可能性が高いです。
現状に満足しているため、恋人は愚か恋愛に対して執着がないのです。そのため、長期間、女性との縁がなくても問題なく生活できてしまいます。
女性が居なくても不自由がないと分かっており、周りの目も気にならない、結婚に対して執着もない。だからこそ、恋人がいないことに焦りを感じないのです。
自分から行動に移せない
何事も自分で決められない。自分から行動に移せない男性は一生独身になりやすいです。行動力がないため、お付き合いや結婚のタイミングを逃しがち。
行動するよう促されても、なにかしら言い訳を見つけて動こうとしません。そのため、一生独身でいることとなるのです。
自分から行動や選択しない男性は、他力本願で責任転嫁ばかり。結婚相手としても、好ましいとは言えないでしょう。
こだわりが強すぎる
頑固でこだわりの強い男性は一生独身になりやすいです。あまりにもこだわりが強いため、女性がついて行けず上手くいかないことも。
インテリアの配置や日々のルーチンワーク、料理など。こだわりに対して、一歩も相手に譲らない男性には要注意です。
結婚はお互いが歩み寄らなければ上手くいきません。そのため、頑固でこだわりが強い男性は結婚相手として、候補にあがりにくく一生独身となるのです。
プライドが高い
プライドの高い男性は自分の非を認めたがらず、責任転嫁しやすいためお付き合いが上手くいきません。そのため、結婚まで至らず一生独身となる可能性が高くなります。
プライドが高い男性は、人に合わせることさえも嫌がるもの。女性を対等に扱うことがなく、見下すこともあります。
男としてのプライドが最も大切なため、気遣いや配慮、思いやりに欠けるのです。そのため、結婚の機会がどんどん失われていきます。
自分のことが第一優先
自己中心的な男性は一生独身に陥りやすいです。自分のことを最優先に考えるため、お付き合いが上手くいかないのです。
人に合わせることなく、自分のペースを中心に生活したいと考えます。好きなときに好きなだけお金をつかいたい。
自分の好きなように飲み歩きたい。そんな自由すぎる生活を望むため、結婚相手の候補にならないのです。
自己中な人は男女問わず嫌われるもの。結婚を考えるなら、なおさら自己中な人は避けたいですよね。
4. 一生独身の可能性がある男性、その診断項目
特徴と合わせて知っておきたいのは、判断するためのポイント。
そこで、一生独身の可能性がある男性か判断するための項目をご紹介します。
潔癖ぎみ
潔癖ぎみな男性は、神経質でこだわりが強いということ。自分のきれい好きを周りに押し付けるため、頑固で融通がきかないのです。
人の布団で寝られない。歯ブラシは使い捨てじゃないと無理。など、潔癖ぎみの人は注意が必要です。
仕事後はまっすぐ帰宅し、休日は家に引きこもる
仕事以外は外へほとんど出ない男性は、出会いや人との繋がりを求めていない可能性があります。
恋人がいない現状に満足しており、恋活も婚活も必要と感じていないのです。恋愛への焦りがないため、一生独身の可能性が高まります。
食に偏りがある
食べるものにこだわりがない。もしくは、こだわりがありすぎる。食に対し、偏りがあると一生独身になりやすいでしょう。
こだわりがないために、不摂生な食事を続け容姿へ影響が出ている。こだわりすぎるために、交際相手の料理に口うるさく言う。
など、付き合っていくうえで問題が生じやすくなるのです。
周りも結婚していない
周りに浮いた話がないと安心して焦りが生まれないもの。周りに結婚している友達や従兄弟がいないことで、結婚に対しての焦りも生まれません。
そのため、真剣に恋活や婚活を考えず、恋愛や結婚のタイミングを逃してしまうのです。
5. 一生独身のメリット・デメリット
結婚願望のある人にとって、一生独身で構わないと考える人の気持ちを理解するのは難しいもの。
そこで、男女問わず一生独身であることのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット・デメリットを知れば、一生独身を考える人の気持ちを汲みつつ説得しやすくなりますよ。
メリット①お金も時間も自分のためだけに使える
独身だからこそ、自分のためだけにお金と時間を好きなように使えます。何にどれだけお金をかけるかも自分で決められますし、いつ何をするかも自分の自由です。
結婚すると二人の生活を考えて、相手の意見も踏まえたうえでお金と時間の使い方を決めていきます。
そのため、我慢を強いられることや節約が必要となる部分も出てくるのです。独身であれば、我慢も節約も自分の判断しだい。
自分のためにお金と時間の使い道を自由に選べるのです。
メリット②縛るものがない
独身であれば帰宅が遅くなろうと、ベロンベロンに酔って帰ろうと、外泊しようと口うるさく言われることはありません。
一人で暮らしてるからこそ、縛るものがなく自分の好きなように行動できます。
結婚をすると家庭のことを考え、早く帰ったり、連絡を入れたり、事前に報告する必要が出てくることも。
事前に話しをしてNGを出されてしまうと、飲み会や外泊はできなくなります。付き合いも大切ですが、家庭を優先することも大切になってくるのです。
独身であれば家庭のことを考える必要がないため、縛られずにフットワークが軽いままでいられます。
メリット③自己判断で好きなように生活できる
独身であれば奥さんにお伺いを立てる必要がありません。自己判断で好きなように生活ができるのです。
独りで生活しているため、一緒に住む人へ気遣う必要がなく、自分の好きなライフスタイルを貫けます。
貯金や保険、転職、投資など自分のペースで好きなように行えるのです。なにかあったときも自己責任であり、困るのも自分だけ。
そのため、家庭のある男性よりも自由に物事の取捨選択ができるのです。
デメリット①孤独死を迎える可能性がある
一生独身を選ぶと、孤独死になってしまう危険性が出てきます。
家族や孫など、血の繋がりがある人がいないため、孤独になってしまうのです。
誰にも気づかれずに死ぬことを視野に入れて、対策を考えていく必要があるでしょう。
デメリット②定期的に孤独感に襲われる
独りの時間に慣れても、無性に寂しくなることがあります。ずっと独身でいるなら、定期的に襲ってくる孤独感に耐える必要があるのです。
家族がいれば、孤独感に襲われることは滅多にないでしょう。寂しさや孤独感を埋めようと、お酒や女遊びに手を出すくらいなら、結婚を選んだ方が生涯を有意義に過ごせるのではないでしょうか。
デメリット③もしものときに支えがない
病気や怪我で倒れた際、独身であると手続きや身支度などすべて自分で行う必要があります。
生活や仕事に支障が出てしまっても、自分に変わる稼ぎ頭はいません。家族がいれば看病や介護、共働きなどで支えてもらい、負担を減らしてもらうこともできます。
6. まとめ
気になっている男性が「一生独身でいい」と言っていると不安になりますよね。男性によっては本音で言ってない場合もあるため、交流を深めて見極めていきましょう。
もし、本気で「一生独身でいい」と口にしているようであれば、その男性とは別に新たな恋を探した方が幸せになれます。結婚願望のある男性との恋愛の方が、スムーズに話も進むでしょう。