要領の悪い人は恋愛でも仕事でも、おぼつかないところがあり、関わった人に迷惑をかけてしまうケースが多いでしょう。
しかし魅力的な長所もあります。本記事では、要領が悪い人の恋愛におけるポイント5選、要領が悪い人の魅力的な長所4選についてなど紹介していきます。
1. 「要領が悪い」の意味とは
「要領が悪い」の意味とは、やりかたが悪く、段取り通りに進まず失敗するさま、物事の扱い方が下手な様子、などの意味の言葉です。
要領が悪い人は、男女問わずいるものです。この記事を読んでいる人の中にも、自分自身要領が悪い人に分類されるのではないかと不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
今回は、要領が悪い人の恋愛におけるポイントや要領が悪い人の魅力的な長所について紹介していきます。気になる人はぜひ目を通してみてください。
2. 要領が悪い人の傾向4選
次は、要領が悪い人の傾向4選について紹介していきます。要領が悪い人の傾向には、同じミスを繰り返してしまう・力の抜きどころが不得意・作業が遅い・臨機応変に対応ができない、などがあります。
1:同じミスを繰り返してしまう
人間間違えることはありますが、何度も同じようなミスをするかしないかは人によってさまざまです。要領の悪い人は、一度間違えてたことをまた間違えることが日常茶飯事でしょう。
一度目の失敗に対して何も反省しないため、今やっていることが同じように失敗の流れになっていても気が付きません。
周りから「また同じことで失敗しているよ」と言われたときにはじめて、同じミスを繰り返したことに気づくことも多く、自分の欠点に気づけていないことが大きな問題でしょう。
2:力の抜きどころが不得意
仕事が出来る人は、力の抜きどころが上手いといわれますが、逆に仕事の運びが下手で要領の悪い人は、力の抜きどころが不得意でしょう。
要領の悪い人は、いつでも全力で返そうとします。仕事の途中経過でも自分が納得したものを出そうと頑張ります。
しかし、実際は最終的に100%になれば良いので、要領の良い人は60~70%程度の出来で相手に状況を見てもらい、意見をもらってゴールまで詰めていくやり方をします。大きな修正もなく、スムーズにゴールするのは要領の良い人でしょう。
3:作業が遅い
要領の悪い人の傾向に作業の遅さがあります。完璧主義で神経質なので、気になったところがあれば、自分が納得するまで先に進みません。
無駄な動きも多いため、全体的な工程が遅れていきます。ざっくりとまとめて進めたほうがいいものでも、自分が気になれば、細かく確認して用心深い進め方をします。
4:臨機応変に対応ができない
要領が悪い人は、臨機応変の対応も苦手です。突然の状況変化に対応できず、トラブルが起きたとき上手く対処できません。
普段から状況の把握ができていないため、予想外のことが起きたときも、どう対応すれば解決するかというところまで頭が働かないのは当然ともいえるでしょう。
3. 要領が悪い人の恋愛におけるポイント5選
次は、要領が悪い人の恋愛におけるポイント5選について紹介します。恋愛において、要領の悪い人は相手を苛立たせてしまう可能性があります。そうならないためにも要領の悪い部分の改善を図りましょう。
要領が悪い人の恋愛におけるポイントには、シンプルに考える・無理をしない・できないことが周りに頼る・完璧さにこだわらない・要領が良い人をよく観察する、などがあります。
1:シンプルに考える
要領が悪い人は、物事をシンプルに考えることから始めましょう。難しく考えていると、問題を難解にさせてしまいます。
物事を難しく考えた場合、恋愛の進め方も逐一慎重に考える必要が生じるため、スローダウンしてしまいます。恋愛の場合は、勢いやタイミングが重要になるため、変なところでつまづいてしまうと機を逃してしまうでしょう。
2:無理をしない
要領が悪い人は、自分のキャパシティを把握できていないため、恋愛でも背伸びしがちです。自分に任せてほしいと意気込んで、結果的に上手くできないことも多いでしょう。自分だけではできないことがあるときは、恋人に頼ることも大切です。
3:できないことは周りに頼る
要領が悪い人は、周囲に頼ることが苦手といった甘え下手な性格を持っています。逆に要領のいい人は、上手く甘えて、周りを見方にしてしまうのも得意です。
恋愛において外堀を埋めていくことも、恋の成就には欠かせないため、自分の力だけではどうにもならなそうなことは周囲の協力をお願いするようにしましょう。
例えば、気になった相手がいれば、その人とつながりがある友人を頼ったり、接点を持てるよう協力してもらったりすることです。
4:完璧さにこだわらない
要領の悪い人は基本的に完璧主義であったり、こだわりが強い部分があったりします。恋愛でも完璧さを求めることから、相手と温度差が生まれてしまうケースもあります。
こだわりを持ってくれても相手がそれを喜ばなければ、喧嘩のもとになるでしょう。「大事なこと」と「そこまで大事ではないこと」の線引きをして、自分がこだわっている完璧さは、相手に不快感を与えていないかも考えましょう。
5:要領が良い人をよく観察する
要領が悪い人は、要領が良い人をよく観察しましょう。技術を習得するとき、上手い人を真似ると早いといわれていますが、要領においても同じことがいえます。
要領がいい人は、何事も失敗する展開にならないようなポジションにいます。余裕を持った行動がとれるため、多少ミスをしても上手く立ち回れるのです。
恋愛の進め方や、恋人の付き合いも要領の良さを発揮するので、友人に要領の良い人がいたら観察しましょう。
4. 要領が悪い人の魅力的な長所4選
次は、要領が悪い人の魅力的な長所4選について紹介します。要領の悪さも見方を変えれば良く見えてくることもあり、要領の悪い人だからこそのチャームポイントはあります。
要領が悪い人の魅力的な長所としては、真面目・可愛がられる・メンタルが強い・努力を怠らない、などがあります。要領が悪い人は人柄として、良い部分が多いため、愛されやすい傾向があるでしょう。
1:真面目
要領の悪い人は、物事に対してひねくれた見方をせず、真面目に向き合います。一部分しか理解していないので、物事を幅広く見たり、複数分岐したりする内容は苦手です。
しかし、見えている部分が少ないため、他のところに気持ちがそれにくく真面目に取り組みます。段取りは悪いものの、一つのことに特化する能力は優れていることが多いでしょう。
2:可愛がられる
要領が悪いことで、文句を言われてしまうこともありますが、逆にその要領の悪さが手がかかって可愛いと周りに可愛がられることも多いでしょう。
要領の悪い人は真面目で努力家です。捉え方ややり方に問題がありますが、頑張っている姿は周りも理解しているため、愛されやすいのです。
3:メンタルが強い
要領が悪い人の大きな長所といえるのがメンタルの強さです。普通の人は失敗すれば、次は同じ挫折を経験しないよう、乗り越えようと自分を変えてきますが、大人になるまで要領が悪いということは、自分を変えずに来たということです。
要領の悪さで出来ないことがあっても、愛されやすい人柄から、周囲に助けてもらえてきた部分もあるかもしれませんが、精神力が強いことに変わりないでしょう。
4:努力を怠らない
要領が悪い人は、完璧主義やこだわりの強い部分があるため、「これだ」と決めたことに対して努力を怠りません。
元々の要領の悪さもあるため、やり方が効率的に良いかは別ですが、真面目に取り組み、人一倍努力します。一生懸命に向き合い、努力を怠らない姿勢は、人から愛されやすい長所につながっているでしょう。
5. 要領が悪い人の特徴9選
要領が悪い人は、どうして他の人のように要領よくできないのか、自分自身を不思議に思うこともあるでしょう。続いては、要領が悪い人の特徴にはどのようなものがあるのかみていきます。
要領が悪い人には、完璧主義者・人に頼るのが苦手・気持ちの切り替えが遅い・ミスの改善策を立てられない・決断力に欠ける・仕事や業務に余裕がない・神経質・面倒くさがり・要領が悪いと自覚していない、などの特徴があります。
1:完璧主義者
完璧主義という特徴は、要領の悪さと比例するのでは、と思いがちですが、要領の悪さは結果的な話であり、そこに行きつくまで本人的には、完璧主義の性格が災いになっている可能性があります。
何事も自分が「完璧だ」と納得するまで次の行程に進もうとしないため、時間をひどく無駄にし、最終的に他人から見たらどうでも良い部分で膨大な時間をかけているのです。
2:人に頼るのが苦手
要領が悪い人は、仕事を頼まれても、計画性など深く考えず漠然と「出来るだろう」と思っています。自分の能力や物事の全体像が把握できていないため、どの時点で人に頼っていいのかがわかっていません。
自分から人に頼れず、周りが大変そうな様子を見かねて助けに入ってくれるケースが多いでしょう。
3:気持ちの切り替えが遅い
要領の悪い人の性格として、気持ちの切り替えが遅くネガティブな要素が強い特徴もあります。仕事で失敗したり、その結果怒られてしまったりすると、「自分は本当に駄目な人間だ」と落ち込んでしまいます。次の日もその気持ちを打ち消せず、マイナスな姿勢を見せるでしょう。
逆に要領の良い人は失敗しても気持ちの切り替えが早く、次の日に持ち込みません。「昨日の失敗を反省し次に活かそう」という気持ちを持っていますが、要領の悪い人は失敗したショックで前向きな姿勢を失っています。
4:ミスの改善策を立てられない
要領の悪い人はミスをしたとき、ミスの改善策を立てられません。失敗は誰にでもありますが、次に同じようなミスをするかはその人がその失敗を見つめ直し、次に活かせるかにかかっています。
ただ「ミスしないように気を付けよう」と漠然と反省をしても、具体的に何をして防ぐか策がなければ、また同じことの繰り返しです。要領の悪い人は、目の前のことにとらわれ過ぎて、改善策を打ち出すところまで頭が働いていないでしょう。
5:決断力に欠ける
要領が悪い人は、決断力に欠ける特徴があるでしょう。物事に優先順位を上手くつけられないため、慌ててしまい取捨選択ができません。自分自身で今何をやるべきかの決断ができず、とりあえず人から声をかけられたものに取り掛かろうとします。
6:仕事や業務に余裕がない
要領の悪い人は、優先順位をつけずに仕事をしているため、後々納期や締め切りが迫ってくる展開が多くなり、業務に余裕がありません。
仕事には基本的に納期や締切日があるので、優先順位を意識していないと、後々「間に合わない」と焦ることになるでしょう。焦ってしまうとミスも増え、トラブルを生んだり、周囲に迷惑をかけたりする結果になりがちです。
7:神経質
完璧主義と通じるところがありますが、神経質も要領の悪い人に多い特徴です。他人から見たら「今はそこは気にしなくても良いのでは」という部分に気を止めて、時間をかけてしまいます。
気にかける内容によっては丁寧な仕事ぶりではないかとも思いますが、さほど拘らなくても良いようなところで時間をかけると、周囲に迷惑をかけるだけです。
8:面倒くさがり
要領が悪い人は、面倒くさがりなため、大事なことを後回しにしてしまう傾向もあります。やらなければいけないことがあるのに、それを後回しにし続けてしまうと、どんどん追い込まれて余裕がなくなってしまいます。
9:要領が悪いと自覚していない
いつまでも要領の悪い状態でいる大きな要因として、要領が悪いと自覚していないことがあるでしょう。要領の悪い人は、自分の能力を正確に把握できず、要領が悪い認識に欠けています。
要領の悪さであたふたする事態になっても、「今日は忙しかったね」と、自分の要領の悪さについては考えていません。要領の悪さに対して、具体的な改善点など考えず今日まで生きてきた結果でしょう。
6. 要領が悪くなる原因5選
次は、要領が悪くなる原因5選について紹介します。要領が悪くなる原因には、物事の全体像が見えていない・ポイントがズレている・優先順位がつけられない・効率性を考えない・器用さがない、などがあります。
1:物事の全体像が見えていない
要領が悪いと言われる人は、物事の全体像が見えていないことから無理なスケジュールを組んでしまいがちです。
子どもの頃から物事を全体像でとらえることをせず、自分の限界も把握していないことが多いのですが、大人になっても仕事たくさん引き受けてキャパオーバーになってしまうことが多いでしょう。
自分の能力やキャパに見合った量の仕事を受けずに、たくさん引き受けて無理なスケジュールになってしまうのが原因だと考えられます。
無理なスケジュールを組んでしまうと、直前で慌てることになったり、徹夜をしなければいけなくなったりするため、要領が悪いと周りからも思われてしまいます。
2:ポイントがズレている
要領が悪いと思われがちな人は、説明したとしても重要なポイントを押さえられていないことが多いです。
短時間で仕事を終わらせられる方法があるにもかかわらず、無駄な作業をして時間をかけてしまうことも少なくありません。
なぜ無駄な作業をしてしまうのかというと、仕事を進める上で重要なポイントを把握できていないからだと考えられます。そうなってしまうと上司から「使えない部下」という烙印を押されてしまう可能性も高まってしまうので要注意です。
3:優先順位がつけられない
要領が悪い人は、優先順位を付けるのが苦手な傾向があります。自分で何を先にすべきか決めることがなかなかできず、決断力も乏しいです。
そのため、いつも何かに追われていたり、やることがたくさんで常にいっぱいいっぱいな状態になったりしています。
つまり、優先順位を付けるのが苦手な人は要領が悪い人と捉えられることが多いということになりますね。
4:効率性を考えない
要領が悪い人はいつも何かに追われていて、バタバタしていることが多く、効率性を考えない特徴もあります。どうやると無駄な動きが発生しないか考えないまま取り組んでいるため、いつも忙しそうにしているのです。
周りに仕事を割り振るのも苦手な傾向があるので、いつも自分自身がいっぱいいっぱいになってしまうのも要領が悪いと思われてしまう要因になってしまいます。
5:器用さがない
要領が悪い人は、何事も中途半端な完成度しか出せず、通常かかる作業時間よりも大幅にオーバーします。本人は時間をかけただけあり、成果物に満足していても、周りから見れば微妙な仕上がり、ということも多いでしょう。
器用さがない点はある程度訓練すれば矯正することも可能です。しかし、親が不器用だったり、不器用なことを問われない家庭環境で育ったりすると、要領が悪いまま大人になってしまうケースがあります。
7. 要領が悪い人は言い換えれば成長の伸びしろが大きい
要領が悪い人の中には自覚がある人もいればそうでない人もいます。しかしどちらの場合であっても、どうすれば改善できるのかわからないというケースが多く見られます。
プライベートでは多少要領が悪くても何とかなる場合もありますが、仕事の場合は要領が悪いことによって致命的なミスを引き起こしてしまう可能性もゼロではありません。
そうなることを防ぐためにも、要領が悪いと周りから言われたり、自分で実感したりしている人は、要領が良い人へと変わるための改善方法を実践してみてください。
要領が悪い人は言い換えれば成長の伸びしろが大きいとも言えるので、改善できる部分は直していきましょう。