あなたは美術館に対してどのようなイメージを持っていますか？ 「美術館のある場所まで行かなくてはいけない」「敷居が高そう」「料金が高い」「見に行く時間がなかなか取れない」など、このような声が多く上がります。
そんな人におすすめなのが【ネット美術館】です。ネット美術館とは一体？ どんな楽しみ方があるの？ このような声にお応えしていきたいと思います。
1. ネット美術館について詳しくなろう
ネット美術館はどこにあるの？
ネット美術館はその名の通りインターネット上にあり、パソコン・スマホなどの電子機器とweb環境さえあれば、誰でも気軽に有名絵画を見ることができます。
後ほどご紹介しますが、様々なネット美術館が展開されていますので、自分に合ったものを簡単にチェックすることが可能です。
ネット美術館は○○な人におすすめ
ネット美術館は、「美術館へ行きたいけれど足を運ぶことが難しい」「すきま時間を使って美術作品に触れたい」という層におすすめです。今までの美術館のイメージを大きく覆すような気軽さに、ファンが増えてきています。
気になる料金について
ネット美術館のほとんどが、無料で楽しむことができます。中には支援金を募っているサイトもあり、ファンたちで支えあう仕組みも。
美術館のほとんどが大人1名1500円前後かかるので、お財布にも優しいのも嬉しいポイントです。
2. ネット美術館の楽しみ方
好きな飲み物を片手に♪ リラックススタイルで
好きな場所で自分の自由な時間に楽しめるのが、ネット美術館の醍醐味。好きな飲み物を片手にルームウェアなどのリラックススタイルで、ネット美術館を楽しんでみてはいかがでしょうか。
webで作品をのんびりじっくりと……♪ 作品の鑑賞を楽しんでみましょう。
気になる作品を深堀しながら
美術館では様々な作品と出会うことができます。少しでも気になる作品を見つけたら、深堀して知識を深めてみてはいかがでしょうか。
作者のライフヒストリー、作品が生まれるまで…… 調べれば調べれば調べるほど奥深い作品の魅力。作品について語れるようになると、とってもかっこいいですよ！
通話で仲間と語り合いながら
静かにしなくてはいけない雰囲気の美術館ですが、ネット美術館なら周囲への配慮は必要ありません。
美術館に興味のある仲間と一緒に、通話などで語りながら作品に対して意見を交わしてみましょう。仲間の意外な一面や、新たな発見と出会うかもしれませんよ。
3. おすすめのネット美術館
西洋絵画美術館
西洋絵画美術館は、その名の通り西洋絵画をオンライン上で鑑賞できるサイトです。
【ルーブル美術館】【オルセー美術館】【メトロポリタン美術館】【ロンドン・ナショナルギャラリー】に所蔵されている作品を楽しむことができます。自宅に居ながら世界の名画を楽しめるのは魅力的ですよね。
ジャンルが【ルネサンス以前】【ルネサンス】【バロック】【ロココ】【新古典主義】【ロマン主義・写実】【印象主義】【20世紀絵画】と分かれているので、あなたの好みにあった西洋絵画を見つけやすくなっています。
webサイトには画家の生い立ちについても記されており、作品以外の知識を深めることも出来るのが特徴です。他にも、webサイト内リンクに有名絵画の複製絵画購入サイトもありますので、気に入った作品を見つけたら購入してみるのも良いかもしれませんね。
Google Art Project
「1つのサイトで世界中の有名絵画をチェックしたい！」そんな方におすすめなのが、Google Art Projectです。
その名の通り、Googleによって運営・管理されているネット美術館になります。webサービス開始は2011年と、ネット美術館の中では歴史があるのが特徴です。
Google Art Projectが人気の理由は高画質！ 「まるで美術館に来ているみたい」との声も多いそうです。作品の種類も豊富なので、いつまでも飽きることなく楽しめること間違いなし！
ニコニコ美術館
ニコニコ美術館 (ニコ美) は、動画配信サービスでお馴染みのニコニコ動画から派生したサイトになります。
ニコニコ動画の強みであるweb配信を生かし、解説付きで作品を楽しめるサービスです。主に日本国内の美術館の作品が展開されています。閲覧者がコメントを送信できるので、様々な意見を交わしながら楽しむことができるのが特徴です。
ニコニコ美術館では【パトロン制度】というものを用意しています。パトロン制度とは、ニコニコ美術館を運営していく上で必要となる資金をサポートするというもの。金額は1000円なので、平均的な美術館の入館料程度となっています。
任意的なものでありますが、「ニコニコ美術館を応援していきたい！」そんな気持ちを持っている人は、是非パトロン制度で応援してみてはいかがでしょうか。
HASARD
”アートをもっと身近に” をモットーに運営しているHASARD。美術作品を世に広めたいと考える有志によって運営されています。
シンプルでオシャレなサイト作りも魅力的な一つ。モネなどの有名絵画をはじめとし、様々な作品をwebで展開しているサイトです。
HASARDでも100円から始められる寄付が用意されています。心打たれる作品と巡り合うことができたら、気持ち程度の寄付もありかもしれませんね。
品川インターネット美術館
品川の歴史だけを集めたのが、品川インターネット美術館です。品川歴史館に所蔵されている作品をweb上で見ることができます。品川に所縁のない人でも楽しめるのがポイント。
有名な作品が多いので、「これ見たことある！」と、思わず声が出てしまうかも。粋な作品たちを是非webでチェックしてみてくださいね。
クロネコヤマト インターネット美術館
今まで紹介した美術館とは少し異なるのが、クロネコヤマトのインターネット美術館です。こちらは、私たち個人が写真や絵画などの作品を出品し、多くの人たちに見てもらうサービスとなっています。
プロ・アマチュア問わず、出品料（一般：3000円、クロネコアードメンバー：1550円）を支払えば出品することが可能です。また、オプションサービスとして絵画の専門家からアドバイスを受けることも可能！（料金：550円）プロを目指す人たちの登竜門としても注目を集めています。
誰もが知る有名絵画を楽しむのも良いですが、ごく当たり前な日常のスナップ写真や駆け出し作家たちのフレッシュな作品を見るのも楽しいですよ。作品鑑賞は無料となっていますので、覗いてみてくださいね。
4. 自宅で美術品を楽しもう
今回ご紹介した中に、あなたの趣味に合った美術館はありましたか？ 知れば知るほど奥深い美術の世界に、引き込まれていくこと間違いなし！
あなたのペースで楽しめるネット美術館は、これからも広がりを見せていきます。ソーシャルディスタンスが重要となりつつある世の中だからこそ、ネット美術館を活用してみてはいかがでしょうか。
