年の差のある相手と付き合えば、年の差カップル特有の年齢差についての悩みが出てくるのは避けられません。
本記事では、年の差カップルのメリット11選や長続きするための3つのポイントなどを紹介していきます。年の差カップルの方は参考にしてみてください。
1. 年の差は何歳まで大丈夫?
近年、年の差カップルというのも珍しいことではありません。この記事では、年の差カップルのメリットや長続きするためのポイントなどについて紹介しています。
年の差は何歳まで大丈夫なのか、という問いについては、恋人や結婚相手によって変わってくるでしょう。この記事を参考に、年の差が許容される基準を知っていきましょう。
恋人の場合
恋人の場合、必ずしも真剣にお付き合いをするというわけではないので、男女共に「好きになれば何歳年が離れていても大丈夫」と考える人も多くいます。
「同世代は子どもっぽくて嫌だ」と考え、年上と付き合うことにステータスを感じている人も少なくありません。このような人からすると、5歳以上年が離れていてもあまり気にならないでしょう。
結婚相手の場合
恋人ならば「何歳年が離れていてもOK」と考えている人であっても、生涯を共にする結婚相手となると話は変わってきます。子どものことや老後のことなどを考えると、あまりにも年が離れた人と結婚するのは、将来的にいくつかのリスクを伴います。
5歳ほどの年の差ならばあまり気にならず、一回り近く年が離れていると結婚相手としては少し敬遠してしまうというのが、一般的な感覚かもしれません。
2. 年の差カップルに多い5つの悩み
年の差カップルにはメリットもあればデメリットもあります。しかし、デメリットを感じることなく順調に交際を続け、そのままゴールインする年の差カップルも多くいます。
反対に、年の差が原因で二人の関係がうまくいかなくなり、破局に至ってしまうカップルもいます。ここからは、年の差カップルが直面しやすい5つの悩みについて紹介します。
1:周囲の目
年の差カップルが増えてきたとはいっても、一般的には「2~3歳差」という認識が根強いものです。年齢が離れていると知ると「どうしてあの人と付き合っているの」と疑問に感じる人も多いでしょう。
自分たちは、ただ純粋にお互いが好きであるから付き合っているとしても、あれこれ邪推してくる人もいるかもしれません。場合によっては、面と向かってはっきり失礼なことを言う人もいるため、ストレスを感じる可能性はあります。
2:休日の過ごし方が合わない
どんなに若々しい印象の人も、年齢を重ねれば体力が落ちてきますし、次第に「休みの日はゆっくり過ごしたい」と考える人も多くなります。
しかし、年下の恋人は体力もあり、好奇心旺盛なので、休日には出かけたい、遊びに行きたいと感じるでしょう。しかし年上の恋人が「ゆっくりしたい」と、外出に付き合ってくれなかったりすると、徐々に不満が溜まりやすくなります。
逆に、経験豊富でいろいろな遊び方を知っている年上の恋人に気後れして、年下の恋人のほうが自信を失ってしまう、というパターンもあります。
3:ジェネレーションギャップ
お互いに惹かれ合ってカップルになったものの、育ってきた年代が違うと話題を合わせるのに苦労します。最初はそれがかえって新鮮で、お互いに教え合う楽しみもありますが、共感してほしい時には、ジェネレーションギャップが障害となることもあります。
話がかみ合わないことが増えると次第に疲れてしまい「私たちって相性が良くないんじゃないかな」と別れが頭をよぎるようになってくることもあるでしょう。
4:結婚観の違い
年の差カップルの場合、年齢が上の人のほうが結婚を焦ってしまいがちです。周囲から「まだ結婚しないの」と言われたり、「この人を逃がしたら次はもうないかもしれない」と不安になったりするので、若いころのように悠長に構えていられないのです。
年下の恋人が結婚に踏み出せず、煮え切らない態度をとっていることに不満を感じる年上の恋人は多いのです。
5:恋のライバルへの不安
年の差カップルの恋のライバルは、恋人と同世代の方でしょう。自分が年上の場合は「若い子にとられるんじゃないか」という不安があり、自分が年下の場合は「子どもっぽい自分は、いつか飽きられるんじゃないか」という不安が常につきまといます。
お付き合いを始めたばかりのころはともかく、関係が落ち着いてお互いを冷静に見られるようになった時は注意が必要です。
それまで気付かなかった欠点が見えはじめ、新鮮さも失われるので、別の人によそ見をしてしまう可能性が高くなるのです。
3. 年の差カップルのメリット11選
「年が離れたカップルなんて」と否定的に捉える人ももちろんいますが、「本人たちが幸せを感じているのならば、年の差は関係ない」と割り切る人も多くいます。むしろ、年の差カップルだからこそ享受できるメリットもあります。
ここからは年の差カップルのメリット11選を紹介します。
年上男性の場合
「付き合うならば年上がいい」「同い年の異性は子どもっぽく見えるから、恋愛対象として見られない」という女性も多いのではないでしょうか。
多くの人が人生の中で一度は、年上の男性に憧れを感じるものです。ここからは、年上男性のパートナーをもつことのメリットについて見ていきましょう。
1:お金をもっている
年齢に関係なく、経済力があるということは魅力的です。相手が年上であれば、その可能性はより高まります。「同世代の恋人よりも、年上の恋人のほうが贅沢なデートをしてくれる」と考えて、年上の男性と付き合いたがる傾向があるでしょう。
自分が大学生でパートナーが社会人の場合、学生同士ではできないようなお金のかかるデートプランを楽しめることも魅力的です。
2:自分が知らなかった世界を教えてもらえる
年上のパートナーは人生経験が豊富であることが多いため、これまで知らなかった世界を教えてくれるでしょう。
自分が行ったことのない場所で、未知の新しい経験をさせてくれたり、想像もしなかったような世界を教えてくれたりすることもあります。人生経験があまり多くない同世代の恋人と付き合うよりも、何もかもが新鮮で楽しく感じることでしょう。
3:あまやかしてくれる
年上と付き合うメリットとしてまず挙げられるのが、思い切り甘えられるということです。同い年や年下と付き合うと、弱い自分や甘えん坊な自分を素直にさらけだすことが難しいでしょう。
しかし、年の離れた恋人であれば、比較的甘えやすくなります。「甘えさせてくれる包容力のある恋人が欲しい」という人にとって、年上の恋人はとても魅力的な存在だと言えるでしょう。
4:喧嘩になりにくい
自分よりも年上と付き合うと、喧嘩になりにくいと言われています。というのも、多く年を重ねている分、精神年齢も高くなるからです。
もし喧嘩になっても、年上のパートナーの場合は、感情的になって言い返してきたり、ふて腐れたりせずに、冷静に向き合ってくれる場合が多いです。そのため、喧嘩別れをするリスクが低くなります。
5:ジェネレーションギャップが楽しい
ジェネレーションギャップがあるからこそ、知らないことを教えてくれる、というメリットもあります。
年上男性の考え方や価値観、知識が豊富な面などに触れられるため、常によい刺激を受けられるでしょう。また、自分の知らない過去の時代の話も聞けるので、自身の知識の幅も広がります。
6:困った時に的確なアドバイスを貰える
的確なアドバイスをくれるというのも、年上と付き合うメリットのひとつとして挙げられるでしょう。自分よりも年齢を多く重ねているということは、その分人生経験が豊富であるということです。
自分が直面している悩みや逆境を、年上の恋人は過去に経験していることが多く、それゆえに「こうしたらいいよ」と適切な助言をくれます。正しい方向に自分を導いてくれる年上の恋人がいると、安心感を得られるでしょう。
年下男性の場合
ここまでは、年上の男性をパートナーにもつことの利点について解説してきました。年上ももちろん素敵ですが、年下には年下の魅力があります。
年下の恋人が可愛く感じら、年下を恋愛対象として意識する人も多いでしょう。ここからは、年下男性と付き合うメリットについて紹介していきます。
1:自分色に染めることができる
年下男性の魅力のひとつとして忘れてはならないのが、自分好みに育てられるということでしょう。
年上男性の場合、これまでの人生の中でさまざまな経験を積んで既に人格が形成されているため、相手を自分好みに変えることは難しいところがあります。しかし、良くも悪くも人生経験の少ない年下男性ならば、自分色に染め上げることもできるでしょう。
2:自分が優位にたてる
男女問わず、「パートナーにリードされるよりも、自分のほうがパートナーを引っ張っていきたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
年下男性と付き合うと、自分が二人の関係をリードできる立場になりやすいものです。自分に素直についてきてくれる年下のパートナーはとても魅力的に感じられます。
3:気持ちが若くいられる
いつまでも気持ちが若くいられるというのも、年下と付き合うメリットのひとつです。年下のパートナーがいることで、「一緒に歩いていても違和感のないような若々しい見た目でいたい」と感じるため、若さを保つモチベーションを維持できるのです。
年下男性に対して、年齢でコンプレックスを感じることがあっても、それを解消しようとして自分磨きを行い、若々しい見た目を保つことができます。
4:刺激を受けられる
年下のパートナーをもつと、若い世代の考え方や価値観・トレンドなどに直接触れられるため、常によい刺激を受けられるでしょう。
年上のパートナーは安らぎや癒しを与えてくれるものの、パートナーの落ち着いた雰囲気の影響で、心も体も老成してしまうことがあります。反対に、年下男性と付き合えば刺激の多い日々を過ごせます。
5:相手の欠点が気にならない
年上と付き合うと、「自分よりも年上なのだから精神的年齢も高く、内面が成熟しているに違いない」と期待値が高くなってしまいがちです。そのため、パートナーが自分の期待から外れる言動をとると強いストレスを感じて、相手をひどく責めてしまうこともあるでしょう。
しかし年下のパートナーの場合、「自分よりも年下だから少しくらい大目に見てあげよう」という寛容な気持ちを持てます。相手の欠点や過ちを許してあげやすいので、喧嘩に発展しにくいでしょう。
4. 年の差カップルが長続きするための3つのポイント
年の差があることで、相手とのジェネレーションギャップや齟齬が生まれることは避けられません。しかし中には、年の差があっても長続きしているカップルや夫婦がいます。
では、どうすれば年の差がある恋人といつまでも仲良く付き合っていけるのでしょうか。ここからは、年の差カップルが長続きするための3つのポイントを紹介していきます。年の差カップルでも長続きさせる秘訣を知り、良好な関係維持に活かしていきましょう。
1:年の差を考えない
「自分は恋人よりも年上・年下だから」と卑屈になったり、コンプレックスを抱いたりするのはよくありません。年の離れた恋人と良好な関係を維持するためには、年の差を気にしすぎないことが大切です。
自分が年上ならば、年下の恋人を子ども扱いしないようにしましょう。また、自分が年下の場合は、年上の恋人に甘えすぎず、時にはリードしてあげるとよいでしょう。
2:相手を尊重する
年の差があるからと言って、上下関係ができてしまうと、二人の関係は対等ではなくなります。年の差カップルがうまくやっていくためには、お互いを尊重しあうことが大切です。考えや価値観が合わない時には、逃げずによく話し合いましょう。
その結果、残念ながら「もっとお互いに合う相手を探そう」ということになっても、それはそれで仕方のないことです。恋人の間であれば我慢できても、結婚となれば特に相手と向き合って話し合うことが大切になります。お互いの意見を言い合える関係づくりをしましょう。
3:過干渉にならないように気を付ける
年が離れた恋人をもつと、「同世代の人に恋人を奪われてしまうのでは」と不安に感じやすいでしょう。だからと言って、相手を束縛したり交友関係に口出ししすぎてはいけません。
恋人を束縛したところで、相手に窮屈な思いをさせてしまうだけで、何のメリットもないからです。お互いに信頼しあえる関係を築いていれば、そもそも干渉したり束縛する必要もありません。
5. 年の差カップルはメリットがたくさん! 年の差を楽しもう!
年の差カップルのメリット11選、長続きするための3つのポイントについて紹介しました。カップルに悩みは付き物ですが、年の差があることで、同世代カップルよりも悩みの種が増えることは否めません。
しかし、年の差カップルにはメリットも多くあります。大切なことは、お互いを理解しようとする気持ちや、歳の差を楽しむ気持ちです。
周囲からの心無い声に傷つくことがあっても、その都度二人で助け合って乗り越えていきましょう。どんな場合も、コミュニケーションをとることを忘れないことが重要です。