メンヘラとは、心に闇を抱えている人のことを指すネットスラング。昨今では精神を病んでいる人などよりは、いわゆる「かまってちゃん」のような人のことをメンヘラと呼ぶことが多いようです。
そんなメンヘラ彼女と付き合うことになってしまった場合、どういう風に接すれば上手くいくのでしょうか? 別れるときの注意点とあわせて解説していきます。
1. メンヘラ彼女の特徴は?
メンヘラ彼女は、とにかく束縛が激しいものです。しかも彼氏に対しては、特にそうなってしまいがち。
常に「今どこで誰と何をしているの? 」なんていう束縛LINEがどんどんと入ってきます。この場合、返事をあいまいにしたり、あとからでいいやと思って既読スルーしてしまったりすると、メンヘラ彼女は、勝手に「浮気している」と疑惑を確信に変えてしまいます。
そしてメンヘラ彼女は、いつも寂しさを心に抱えています。「起きてる? 」「寝ちゃったの? 」などのLINEが、深夜にもかかわらず鳴り続けることは少なくありません。
あなたが睡眠中ですぐに返信を返さないときは、TwitterなどのSNSに病み病みなつぶやきを残したりもします。これはメンヘラ彼女が「彼氏にかまってほしい。無理なら他の誰でもいいからかまってほしい」という気持ちからするものです。
メンヘラ彼女の病み病みなつぶやきは「リスカしたい―」「鬱だ……」「苦しくて、死ぬかもしれない」などなど、他人をすごく心配させるような内容です。
最初は周りの人も「大丈夫? 」とコメントしてあげたり直接LINEやメッセージをしてあげたり、親切にしてくれるかもしれません。
しかしこんなことが頻繁に繰り返されるようならば、メンヘラ彼女の周りからはどんどん人が離れていってしまいます。そして、メンヘラ彼女の依存先は彼氏だけに向けられはじめるのです。
実際にリスカしたり、自分を傷つけたりする自傷行為をしてしまうメンヘラ彼女も少なくはありません。メンヘラ彼女は、基本的に「自分はかわいそうだ・自分なんて価値がない・消えてしまいたい」などと卑屈になっているもの。
そのためリスカをしてみたり、お酒を浴びるように飲んだり、薬を多く飲んだりといった自傷行為に走りがちなのです。
2. メンヘラになる原因と、彼女にするメリットは?
メンヘラになるのには、いくつかの原因が考えられます。
●家庭環境
●いじめ
●対人関係
●過去の失恋
●過去の性犯罪被害
●病気
このようなことが原因であることが多いので、一概にメンヘラ彼女ばかりを責めることはできません。心にトラウマを持っているからこそメンヘラになっているのだと、理解をしてあげたほうが付き合いは上手くいきます。
しかしメンヘラ彼女は、メンヘラであるかわいそうな自分に酔っている一面もあります。そのため、メンヘラを直そうとはしません。
幸せになろうとする努力も放棄し、他人からかわいそうに思われそうな方向にわざわざ自分を追いやったりもします。なかなか厄介なのが、メンヘラという生き物なのです。
そんなメンヘラを彼女にするメリットも、少なくはありません。まずメンヘラには、なぜだか美人だったりかわいかったりする魅力的な女性が多いのです。
あとは引きこもりなので、料理が上手なこともあります。美人で料理上手なんて、まるで理想の彼女像です。しかしやはりそこはメンヘラなので、上手いこと付き合っていかないと、あとからひどく痛い目を見ることになるでしょう。
3. メンヘラ彼女と上手に付き合うためには?
メンヘラな彼女と付き合うことになってしまったら、心がけなければいけないことも多くあります。
まず、連絡は頻繁に取ってあげること。彼氏からの連絡が途絶えたり、自分からLINEをしてもスルーされたりすると、メンヘラ彼女はすぐに病んでしまいます。
命にかかわるようなことはありませんが、リスカに走ったり大量の薬を飲んでしまったりすることもありえます。
目に見える自傷行為をしないメンヘラ彼女の場合でも、彼氏と連絡が取れないと、他の男性に依存の矛先を向けはじめてしまいます。
つまり、メンヘラ彼女に浮気をされてしまう心配があるのです。彼氏以外の男友達にLINEをしてみたり、出会い系アプリをしてみたり、他にかまってもらえる男性を探そうとします。
浮気をされたくないならば、少なくとも毎日2~3回はLINEをして、何をしているのか調子はどうか、様子をうかがったほうがベターでしょう。
メンヘラ彼女は、基本的に何も上手く進められません。もちろん仕事も、長く続けられないような場合が多いです。すぐにバイトや仕事を辞めてしまうメンヘラ彼女に、説教をしたりアドバイスをしたりしたくなる気持ちはわかります。
しかし、そこはぐっとこらえて「つらい職場だったもんね」「ちょっと休んでゆっくりしたらいいよ」などの優しい言葉をかけて安心させてあげましょう。ただし頻繁に無職になるメンヘラ彼女なので、デート代の負担は大きくなりますね。
そんなメンヘラ彼女でも、好きだから付き合っているはずです。でしたら、その気持ちをちゃんと言葉にして、メンヘラ彼女に伝えてあげることです。
料理や家事など何かをしてもらったら「ありがとう! ほんとに嬉しいな! 」と少々大げさでも、たくさんお礼を言ってあげること。もちろん「好きだよ」「かわいいね」などと、言葉に出してあげるのは基本です。
こうすることで、自虐的なメンヘラ彼女の自己肯定感が少しずつでも上がっていき、よい結果につながることも期待できるようになります。
ネガティブ思考の強いメンヘラ彼女に引きずられて、彼氏のほうまでネガティブっぽくなってしまうパターンは意外と少なくありません。
しかし、それでは上手く付き合うどころか、彼氏までメンヘラになってしまいかねませんよね。メンヘラ彼女の前では明るく振る舞い、ポジティブで前向きな発言を連発することが大切です。
そうすることで、メンヘラ彼女の心の闇もだんだんと晴れていき「メンヘラを直そう。私だって幸せになりたい! 」とポジティブになっていくことだって、あり得ないことではないのです。
4. どうしても別れるときの注意点は?
そんな努力に努力を重ねても、どうしようもないようなメンヘラ彼女はいます。彼氏のほうもほとほと疲れてしまって、どうしても別れたくなってしまうことだってあるでしょう。
メンヘラ彼女と別れるときに注意することは、どんなことがあるのでしょうか?
いきなり別れ話を切り出すよりは、徐々にメンヘラ彼女との距離を置いて、だんだんと諦めてもらうように仕向けるのが良い方法です。
「別れたいんだ」とはっきり振ってしまうと「なぜ? どうして! 」とヒステリックにキレられたり、最悪の場合メンヘラ彼女自身を傷つけたり、彼氏に対して危害を加えたりしようとするかもしれません。それは怖すぎます。
また、わざとメンヘラ彼女のほうから嫌われるように仕向けるのもいいですね。タバコはやめて欲しいと約束しているなら、メンヘラ彼女の目の前でタバコを吸ってみましょう。
メンヘラ彼女が「これだけはイヤだから直して」と言っていたことを思い出して、実践してみるのが効果的です。
ただし「浮気はイヤ」と言っていたメンヘラ彼女の前で、他の女性とイチャイチャしたりは絶対にNG。他の女性にキレて、嫌がらせ行為などに走るメンヘラ彼女もいるからです。
いろいろと面倒くさいですが、メンヘラ彼女との仲を清算するときには、くれぐれも恨まれないように気をつけてくださいね!