ボルダリング中級者になると、さらに上に行くためには、より高度な技術や筋力も必要になります。
ボルダリングジムで登ることと合わせて、自宅でもトレーニングしたいという中級者も多いでしょう。
自宅トレーニングは筋トレだけでなく、トレーニンググッズやトレーニングボード、自作クライミングウォールなど様々な方法があります。
今回は、ボルダリング力を上げる自宅トレーニングの方法や自宅に設置できるトレーニングアイテムをご紹介していきます。
自宅筋トレでボルダリングに必要な体幹を鍛えよう
ボルダリングは腕だけでなく足も使い、身体全体で登ることが大切です。ボルダリングで重要な筋肉として、体幹も忘れてはいけません。
体幹で身体を支え、バランスを保つことで、次のホールドへの動きがスムーズになったり、壁に近い位置で体勢を維持できたりするなど、スムーズで効率の良いボルダリングには体幹は欠かせない筋肉と言えます。
体幹を鍛える自宅筋トレでおすすめしたいのが、フロントブリッジです。
うつぶせの体勢になり、肘から手までを床につけ、身体を浮かせます。身体が一直線になるよう意識して、30秒~1分キープを数セット行います。
持続的に負荷がかかり、姿勢の維持をする体幹の役割を高めることができます。
トレーニンググッズを活用して自宅でボルダリングの保持力を鍛えよう
トレーニンググッズを利用した自宅トレーニングもおすすめです。
主なトレーニンググッズには、ハンドトレーナーやハンドエクササイザー、パワーボール、グリップセイバーなどがあります。
どれもコンパクトで、手で握って、指の筋肉や握力、手首を鍛えるグッズです。場所を取らず、自宅以外でもトレーニングをすることができます。
ボルダリングの保持力を上げることができるため、自宅などでコツコツ取り組んでみましょう。
自宅にトレーニングボードを設置してボルダリング力を鍛えよう
保持力を鍛えるための器具として、トレーニングボードもおすすめです。
トレーニングボードは、複数の穴が空いたボードで、穴に手をかけてぶら下がることで、保持力や筋肉を鍛えることができます。
穴の大きさや形の違いによって、ホールドに合わせた掴み方も練習することができるため、トレーニンググッズよりも実践的な自宅トレーニングと言えます。
懸垂トレーニングにも最適で、体幹や身体を引き付ける広背筋を鍛えることも可能です。
トレーニングボードには、壁に取り付けるタイプや鉄棒などに吊るすタイプがあります。自宅で取り付けることができる場所を探して、設置してみましょう。
ボルダリングボードを購入して自宅に設置してみよう
「自宅でも壁に登るトレーニングをしたい!」という方には、自立式ボルダリングボードが最適です。
ボルダリングの壁が自立するように足が付いている器具で、設置するだけで、自宅にボルダリングの壁が出来上がります。
賃貸でも壁を傷つけることなく利用できます。設置の手間も少なく、移動したいときに動かすことができるのも特徴です。
サイズが小さいこと、場所の確保が必要なことには注意しましょう。
ボルダリングボードを2枚並べて横移動の練習をしたり、傾斜をつけて強傾斜の練習をしたりできるなど使い方次第で、自宅で充実したトレーニングをすることができます。
クライミングウォールを自宅に設置するのもおすすめ!
自宅ボルダリングができるように、クライミングウォールを設置するのも方法の一つです。
コンパネやパイプの骨組みなどで土台を作り、市販のホールドを取り付けることで、クライミングウォールを作ることができます。
自立式のボルダリングボードと違い、自分でホールドの配置や数、形などを選ぶことができるため、自分にあった壁でトレーニングできます。
一から自分で作る手間や必要なものを揃える経費などがトレーニングができる前に必要です。
自宅に設置できるか、時間やお金は確保できるかなどを考慮して、自宅にクライミングウォールを設置してみましょう。
ボルダリング力を自宅トレーニングで鍛えよう!
自宅でできるボルダリングトレーニングは、筋トレに始まり、トレーニンググッズ、トレーニングボード、自立式ボルダリングボード、自作クライミングウォールなど幅広い方法があります。
保持力や筋肉を強化したい、実践的なトレーニングがしたいなどの目的を考え、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
今回紹介した自宅トレーニング方法を参考に、ボルダリング力を自宅で鍛えましょう。