何年も続く婚活、なかなか決まらない結婚相手。そんな厳しい婚活状況の中、結婚を諦めてしまう独女もいるようです。
どうしてもしたい!と思っていた結婚なのに、独女たちはなぜ諦めてしまったのでしょう。今回は、結婚を諦めたというアラフォー独女に、そのワケを聞いてきました。
◆結婚を諦めたワケ1:年齢
「結婚を諦めた一番の理由は、やはり年齢です。結婚相談所にも登録していたのですが、年齢のせいもあってかなかなか成婚には結び付きませんでした。もっと早くから婚活をしておけばよかったと、心から後悔しています」(35歳/事務)
年齢のせいで結婚を諦める人はとても多いと言います。男性も女性も「30歳までに結婚をしたい」と考えている人が多いことからも分かるように、30歳を超えたら市場価値が下がってしまうことを、人は本能的に知っているのかもしれません。
特に女性場合は、30代後半に近づいてくると婚活が一気に厳しくなります。子供が欲しいと考えている男性は特に、自然と若い女性を選んでしまうのです。
確かに、結婚相談所などは初め「データ」で人を選びます。このくらいの年齢の人、年収はこのくらいで、趣味は何か、など……。男性の場合は、女性に対して望むのは大体年齢や容姿。年収などはこだわらないと言います。そうなると、30代後半を迎えた女性が、年齢の若い女性に勝てる可能性はかなり低いのです。
とはいえ、諦める必要はありません。自分の年齢を気にしているのなら、プロフィール以外の部分で勝負できる婚活がオススメ。趣味コンや街コンなど、まず人と出会うことが最優先の婚活なら、人間性を重視して見てくれる男性がたくさんいます。
結婚相談所を最後の砦と考え、それがだめだからと言って結婚を諦めるのではなく、婚活のフィールドを変えてみると、案外素敵な出会いが待っているものですよ。
◆結婚を諦めたワケ2:婚活疲れ
「33歳くらいから、婚活パーティーやイベントといった、さまざまな婚活をしてきました。しかし、どれもうまくはいかず、実にならない婚活に嫌気がさし、もう結婚を諦めようと思っています」(38歳/会社員)
婚活とは、先の見えない戦い。婚活を始めてもすぐに成功する人は少なく、それを何回も繰り返していると「私、結婚に向いていないのかも」という不安に駆られ、婚活疲れを起こしてしまう人も少なくありません。
確かに、婚活をしなければ結婚することは難しいかもしれませんが、婚活をしたからと言って結婚できるとも限らないのが現実。「こんなに頑張っても結婚できないなんて……」と自暴自棄になり、結婚諦めたくなってしまうのも仕方ないことなのです。
しかし、先に述べた「年齢」が理由で結婚を諦めてしまう女性と同様、婚活がうまくいかない人は、自分に合ったフィールドで婚活ができていない可能性が。自分の長所を全面的にアピールできるような婚活を選ぶようにしてみましょう。
例えば、容姿や年齢に自信はないけれど、トークに自信がある人は気の知れた友人主催の合コンなどに参加するといいかもしれません。料理が得意なら、バーベキュー婚活で料理の腕を発揮してみるのもアリです。
結婚を諦める前に、いわゆるセオリー通りの婚活をするのではなく、自分の良さを最大限にアピールできる場に参加してみましょう。
◆結婚を諦めたワケ3:自由が奪われる
「20代のころは結婚したいと思っていましたが、30歳を超えて収入も増え、悠々自適な暮らしができるようになりました。結婚をしたら、経済的にも時間的にもこの自由が奪われるのか……と思うと嫌になり、結婚は諦めました」(36歳/マスコミ)
自分から結婚しない道を選ぶ、という意味で結婚を諦める人もいます。諦めたというよりは、選択したという方が的確かもしれませんが、確かに結婚をリスクと考える人は増えているそうです。
結婚とは、自分の人生を誰かのために生きること、といっても過言ではありません。お金も時間も自由には使えなくなりますが、それ以上に得られるものが多いのも事実。
自由が奪われるから、結婚を諦める……という人は、周囲の結婚をした夫婦を見ても「やっぱり自由のほうが大切」と考えられるなら、結婚をする必要はないのかもしれませんね。
◆結婚を諦めたワケ4:妥協ができない
「医師をしています。自分の年収はその辺の男性を超えているので、結婚相手にはそれ以上の年収がないと結婚したくありません。しかし、なかなかそんな男性は見つからず、もう生涯独身でもいいかな、と結婚を諦めかけています」(35歳/医師)
結婚を諦める人の中には「自分の理想通りの人が見つからないから」と答える独女もいます。確かに妥協をして結婚をしても、自分自身が納得できず、うまくいかないこともあるかもしれません。
しかし、果たして自分の掲げている理想は、本当に結婚に必要な理想なのでしょうか。例えば自分が年収1000万円以上だから、相手にも同じ年収を求めているとのこと。男性に自分と同じくらいか、それより上の年収を求めるのは当たり前のように感じますが、自分は年収1000万円を超えているのなら、相手が年収600万円でも世帯年収は十分すぎるほどあると思いませんか?
結婚を諦められるのならそのままの考え方でいいかもしれませんが、やはり諦められないと思うなら、まず理想を見直すことから始めましょう。
◆結婚を諦めたワケ5:別れ
「23歳からずっと付き合ってきて、5年間も同棲をしてきた彼に『他に好きな人ができた』と言われ、振られてしまいました。きちんと付き合ったのは彼が初めてだったので、もう他に相手を見つける気力もありません」(36歳/金融)
結婚を考えていた相手から急に別れを告げられてしまうと、目の前が真っ暗になってしまい、結婚を諦めてしまう人もいるよう。別れを告げた側はその後すぐに結婚なんてこともありますが、フラれてしまった場合は予期せぬ出来事に切り替えがうまくできないのは当然かもしれません。
しかし、そんな事で結婚を諦めてしまうのはもったいないと思いませんか?その人と別れたのがいくら遅くても、婚活を始めるのには今が一番若い年齢です。
「もう遅いかも……」と考えるのではなく、なるべく早めに婚活を始めてみてはいかがでしょう。友達に相談をして協力を仰ぐも良し、婚活を始めるも良し。結婚を諦めるのではなく、「見返してやる!」という気持ちを持ってみては?
結婚を諦めてしまえば、たしかにプレッシャーから逃れられ、楽になるかもしれません。ですが、結婚をした先には見たこともないような大きな幸せが待っているはずです。諦める前に、もう一度考え方や婚活の方法を考え直してみるのもいいかもしれませんよ。