「ありのままの私」を受け入れてもらうための3ヵ条

恋愛をする上で、「相手を受け入れること」は欠かせないことです。そして、「相手に受け入れてもらうこと」も、精神的安らぎを得る重要なポイント。

仕事や人間関係が複雑化するアラサー女性たちには、ありのままの私を受け入れてくれる男性と付き合い、結婚したい……と望んでいるも多いんじゃないでしょうか?

けれど、ありのままの私を受け入れてほしい! と望むなら……彼氏が包容力のある人を選ぶか、ギブアンドテイクで『ありのままの自分』を受け入れ合うか、しかないと思います。

自分だけが一方的に、素の状態でリラックスできると安心するのは、ちょっとズルいかもしれません。

今回は、「ありのままの私」を彼氏に受け入れてもらうための3ヵ条を見ていきたいと思います。

オトナだって、無条件に愛されたい!

心理学博士で臨床心理士でもある古宮昇氏は、「ありのままの私を無条件で大切にしてほしい・愛してほしいという欲求は子どもに強く見られるものではあるが、大人にも同様の欲求がある」と述べます。子どもであれば、無条件の愛を求める先は両親であり、求める方法は駄々をこねるとか、反抗的な態度とか、ひたすら甘えるなどという行動として現れますが、大人は知恵があるぶん、相手に気に入られやすい自分を演じるという方法を取ることが多いそうです。

初対面の印象を良くしたい、あるいは短期間接する程度の相手に対してなら、「気に入られやすい自分を演じる」のは、とても効果的でしょう。

ですが、長期間にわたって恋人としてお付き合いするなら、やっぱり虚飾でしかありません。街コンや合コンなどでイイ女を演じても、一対一のお付き合いになれば、どうしてもボロが出てしまうのです。では、どうしたら「ありのままの私」を彼氏に受け入れてもらえるのか、下記3つにポイントを絞りました。

1.相手を許す

無条件に愛してもらうとは、何をしてもとりあえずは許されるということです。拒否されないという意味で安心できますが、自分がそういう恋愛状態を求めるなら、彼氏さんに対しても同じスタンスを取ることが大事です。

「私は何をしても許されるけど、アナタが既読無視とかしたら許さないよ!」という主張は通りません。ギブアンドテイクです。彼氏がイラッとするような行動を取ったとしても、寛容に受け入れるべきでしょう。

2.許す素振りを見せるセリフ

心の中は穏やかでなかったとしても、とにかく相手を許して受け入れてあげましょう。自分が安心して、素の姿のままできる恋愛には、「寛容」「許す」が絶対に必要です。

彼氏が浮気をしたとか、彼女である自分名義の借金を勝手に作ってきたなど、とんでもない事情があるならともかく、LINEの返信が遅い、休日にデートより男友達との付き合いを優先するといった程度なら許してあげてください。そういうことも受け付けられない! ならば、「ありのままの自分」を彼に受け入れてもらうのは難しいかもしれません。

また、心中穏やかでなく、文句を言いたいと思う時、心理学博士の古宮昇氏はこんな言い回しを勧めます。「アナタって○○なとこがダメね。でも、そこがまたカワイイんだけど」と。

悪いところを指摘しつつ、相手を許す意味でのフォローも忘れないという表現は、彼氏を一方的に責めずに済みます。男性としては、自分の悪いところを自覚しながらも、許されていると安心するので、短所・間違いを素直に直そう、反省しようと思ってくれるんだそうです。

3.無理な自分を演じない

「ありのままの私」を受け入れてほしいと望みながらも、彼氏が好む彼女像を演じ続ける女性が結構います。しかも、ムリをして演じていることに気づかず、心身共にすっかり疲れ切って、「彼とは合わない。もう別れよう」という状況に陥る人が少なくないのです。

「ありのままの私」を受け入れてもらうとは、自然体の自分をさらけ出すという意味。醜い部分もあえて見せて、理解してもらう必要があるんですね。

そのため、大好きな彼に嫌われたくないから……と、虚構の自分を演じれば本末転倒。まったく無意味です。

思い切ってすっぴんを見せ、これまで話さなかった趣味や好みをカミングアウトしてみましょう。誰にも見せてこなかった自分をさらけ出すことで、彼の中にはギャップが生まれます。

「お嬢様っぽいコだと思ってたけど、意外にアクティブでざっくばらん」とか、「オトコが好きな分野は理解できないだろうと思ってたけど、一緒に楽しめそう」なんて良いイメージを持ってもらえるかもしれません。

 

Written by 岡崎咲

photo by 小智的天空

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