今や僕たちの生活に欠かせなくなっているインターネット環境。
そのインターネットの気軽な活用法として、SNSがあります。TwitterやFacebook、それからLINEもSNSの一つですね。
こういったものを使って友人、知人、職場の仲間とコミュニケーションをとるのは非常に有意義なものだと思うのですが、一方でこのSNSの利用方法を巡って揉めるケースもあるようです。
「彼氏がSNSで知らない女の子と仲良さそうにしててムッとした」
先日、そんな話を耳にしました。
そうは言ってもこの子自身も、SNSで大勢の男性と仲良くしているんですけどね。
最近こういう、SNSが原因で男女が揉めるって話、珍しいものでもなくなった気がします。
それだけSNSが身近になったということでしょうか。
この手の問題って何が厄介かと言うと、たとえ付き合っている男女がお互いに「異性にしつこく絡んじゃダメだよ」と約束したところで、自発的な絡みがなくなるだけということです。
自発がなくなっても、向こうから連絡が来ること自体は、どうしても避けられないものですよね。
こうした出来事にいちいち目くじらを立てていても、良いことは一つもありません。
自発的に異性ばかりに絡むような彼氏と付き合っているというわけでもない以上は、多少は寛容になった方がいいですね。
男性も男性で、自分の彼女が他所の男と親しげにSNSで連絡を取り合っているのを見るのは苦痛です。
特にSNSって、肉体関係を目的として活用している男性も少なくないですから、しつこいアプローチに困った経験をお持ちという方も多いはずですが、それは彼氏にとってもかなりの精神的な苦痛です。
大人同士のことですから、相手の行動をいちいち束縛したって良いことはないのですけど、それでも好きな異性を思うばかりに束縛が強まるという人もいますよね。
でも、そういう束縛のせいで、別に下心もなく、割り切ってSNS上の付き合いで話をする相手との時間まで奪ってしまうと、奪われた側は不満を溜め込むものです。
それこそ、抑圧を受けたことで、その愚痴をSNSを通じて知り合った異性に愚痴ることもあるかもしれません。
そうすると今度は、「そんな彼女なんかより、もっと大事に想う人が現れるよ」というアドバイスを彼氏が受けることもあるでしょう。
あるいは「じゃあ別れてあたしと付き合う?」とか言うライバルが潜んでいるかもしれません。
そう、良いことが何もないのです。
結構SNSにまつわる男女トラブルって、相当数の種類があるようです。
ここでちょっと、小耳に挟んだトラブルについて紹介してみましょう。
「彼氏がDMで変な女とずっと会話してた。私とはLINEもしないのに」
「彼女がある男性について『最近しつこい男に粘着されて困っている』と言っていた。あるとき街で彼女がその男と楽しそうに歩いているのを見てしまった。実はSNSを通じて親密になっていた」
「彼女がTwitterで僕の愚痴を別の男に話していた。たまたまそのアカウントを見つけてしまい、悲しくなった」
「彼氏が勝手に私とのプリクラをSNSにアップしていた。『彼女ブスだね』というコメントに対して『だよな~』と返事していて辛かった」
上記4つのコメントは、SNSを通じて知人に聞き出したものです。
いやはや、こういう話もあるというのは、切ないですね。
SNSはたしかに便利なツールです。
しかし便利で100%安全なものって、インターネットにはそんなに多くありません。
ネットバンキングすら不正操作されてお金が奪われるような時代です。せめてSNSぐらいは好きにさせてあげましょう。
結局は使う側の倫理観の問題。
たとえ恋人同士であっても、SNSを利用する上での考え方までもが合致することは、ほとんどありません。
written by 松本ミゾレ
Photo by Prylarer