「俺甘いもの好きじゃないんだけど、アップルパイは好きなんだよね。かあちゃん良く作ってくれたし」
個人的な意見ですが、お母さんと今も仲良しな男の子たち、いわゆるマザコン男子は、素朴で甘さ控えめなアップルパイに母を感じるようです。(特にアメリカからの帰国子女には多い)
確かにアップルパイって、世界中で愛されるデザート。
お洒落なデコレーションが施されることはなく、常にどっしり構えてシンプルな味で勝負しています。
お化粧して着飾っている若い女性も可愛らしいけれど、頑張った自分が帰りたい場所は、港のように広い心を持った女性の胸の中なのかしら。
アップルパイは中身のアップルフィリングに力を入れ、生地は市販のパイシートを使えば、簡単に作れます。
壊れにくいのでパーティーの手土産にも最適。私はホールではなく、片手でつまめるミニサイズのアップルパイを沢山焼いて持っていきます。切り分けなくていいし、各自好きなタイミングで食べられるのがポイントです。
キッチンにオーブンが置けない一人暮らしの女性や、焼く時間のないキャリア女性には、三宿と青山にあるグラニースミスのアップルパイがオススメ。
内観はカントリー調の優しい雰囲気。青山店はカフェも併設され、テイクアウトでは食べられない、リンゴのキッシュのランチプレートなどもあります。リンゴがとても爽やかで、甘いものが苦手な男性にも楽しめる一品。
格式ばったお店はちょっと苦手な人でも、肩に力が入らず楽しくお話が出来るかも。カフェでキッシュを食べて、アップルパイはお持ち帰り。彼の部屋で仲良く食べる! なんてデートも楽しそう。
アップルパイはスタンダードが4種類、それ以外にも季節限定のアップルパイがあるので、色々な種類を試してみたいところ。彼はシナモンが効いているものが好きなのか、シナモン少なめで洋酒が効いている方が好きなのか。しっかり見ておきましょう。
手作りならではのクリームの優しい甘さは、まさしくおばあちゃんやお母さんが作ってくれそうな味。リンゴもごろっと大きなもので、噛むとジューシーな甘さが口いっぱいに広がります。そして厚手の生地も一緒に食べれば...あぁ、幸せ。
幼なじみのように仲良しになり、彼の部屋で気軽に遊べるようになったけれど、恋人関係に発展しない2人なら、是非手作りのアップルパイを持参して。
「私が焼いたアップルパイ、そんなに嬉しそうに食べてくれるなら、○○くんのこと好きになっちゃいそうだよー☆」なんて一言を言ってみましょう。「好き」とストレートにアピールしないけれど「頑張れば僕に振り向いてくれるのかな」と彼も期待を持って接してくれるはずです!