「幸せな人と自分の違いはなんだろう?」そんなふうに考えたことはありませんか?その答えは、「絶対にしないことを決めているかどうか」にあるのかもしれません。この記事では、「幸せな人が絶対にしないこと」に焦点をあて、幸せな人生のヒントを紹介します。
「幸せでいたい」と願うなら、まず大切なのが「幸せじゃない状態」に気づくこと。まずは、自分自身の心が送ってくれる「幸せじゃない」サインをチェックしていきましょう。
「この程度なら我慢できる」「みんなやってるんだからわたしも」と、つい自分の気持ちを後回しにしていませんか?
人に気を使いすぎたり、やりたいことより「やるべきこと」を優先しすぎたりする日々。そんな日々を過ごしていると、気づかぬうちに心は消耗していきます。
特に社会経験が長くなると、仕事や家庭での責任が増え、自分の時間を削ってしまいがち。「なんとなくしんどい」と感じるのは、長年の無理の積み重ねかもしれません。
一方、幸せな人は自分の心と体のサインを見逃しません。「これ以上は無理」というラインを知っていて、それを周囲にも伝える勇気を持っています。
すべてを完璧にこなそうとするのではなく、時には「できない」と認めることも大切なのです。
SNSで輝く他人の姿を見て「わたしはダメだ」と落ち込んだり、仕事でのミスを「自分は能力がない」と結びつけたり。そんな、自分を否定する思考パターンに陥っていませんか?
向上心は大切ですが、その裏にある「自己否定」が強すぎると、何をしても満たされません。「もっと頑張らなきゃ」という気持ちが、いつの間にか「今の自分ではダメだ」という思考につながってしまうのです。
その点、幸せな人は、どんな自分も認めることができます。完璧でない自分のことも「これでいい」と許せるので、小さな成長や変化が大きな喜びに。
「ありのまま」でOKという感覚が、穏やかな心の土台になるのです。
では、自分らしく満たされた日々を過ごす「幸せな人」が、意識的に遠ざけている行動パターンとはいったいどのようなものなのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。
近年、SNSの普及にともない、他人の輝かしい一面を目にする機会が増えました。しかし、ここで大切なのが、それは相手の人生のほんの一部でしかないこと。
幸せな人は、SNSの投稿や他人のライフイベントに一喜一憂せず、自分の価値基準で生きることを選びます。「いいね」の数ではなく、自分が本当に大切にしたいものは何かを知っているのです。
自分の幸せの基準を、他人ではなく自分自身の中に持つことが、幸せへの近道なのかもしれません。
仕事でも家事でも、すべてを完璧にこなそうとしていませんか? 「100点か0点か」の二択で物事を考えると、ちょっとしたミスが大きな挫折感につながることに。
特に子育てや仕事など、結果が明確に見えない分野では、完璧を求めれば求めるほど疲弊してしまうもの。「8割できていればOK」というゆるさを持つことで、心に余裕が生まれます。
幸せな人は、「これで十分」というラインを持っているもの。失敗を恐れず、時には「まあいいか」と肩の力を抜ける人ほど、長期的には充実感のある人生を送れるのです。
「嫌われたくない」「変な人だと思われたくない」そんな気持ちから、自分の意見や好みを抑えて周囲に合わせていませんか?
協調性は大切ですが、自分の本音をすべて押し殺していると、心の疲れが溜まる原因に。
一方、幸せな人は、どんなときでも「自分らしく生きること」を優先します。
人から尊重されるのは、空気を読んで周囲に合わせる人よりも、むしろ自分の価値観や境界線をしっかり持ち、必要なときには「NO」と言える人であることを心に留めておきましょう。
ミスや失敗をしたとき、「どうしてこんなことができないんだろう」「やっぱりわたしはダメだ」と、自分を責めすぎてはいませんか?
幸せな人は、失敗したときこそ自分をいたわる言葉をかけています。「次はうまくいくよ」「誰でも間違えることはある」と、親友に話すような優しさで自分に語りかけるのです。
自己批判は想像以上に心のエネルギーを奪うもの。失敗から学ぶことは大切ですが、そのために自分を傷つける必要はないのです。
幸せな人は、自分の可能性を信じています。どんな未来も選び取れると信じているからこそ、挑戦を恐れることがありません。
もしも、日常的に「自分には才能がない」「年齢的にもう遅い」「どうせうまくいかない」と決めつけがちであるのなら、それは自分自身の手で幸せを遠ざけていることと同義です。
可能性を信じて一歩踏み出すことで、予想もしなかった喜びや出会いが待っているかもしれません。幸せな人ほど未来に対してフラットで、行動の先に希望を見出しているのです。
幸せは環境や運で決まるものではなく、自分の選択から始まります。
完璧を目指さなくていい。ときには失敗してもいい。自分を責めずに、また始めればいい。そんなゆるやかな気持ちで進んでいくことが、「幸せ体質」への第一歩。
まずは日々コツコツと自分にやさしい選択を重ねていきましょう。自分を愛し、誰よりも大切に扱うことで、いつしか周囲から愛され大切にされる自分へと生まれ変わっているはずです。
Written by やまだうめ