自分にとって不要なものを捨てる断捨離トレンドですが、不要な関係を整理するために、人づきあいをキャンセル人が増加しているとか。
ここでは巷で増殖中だと言われている「人づきあいキャンセル界隈」について具体的に解説します。
人づきあいキャンセル界隈とは、文字通り、自ら人づきあいをやめてしまうことです。
これは、すべての人間関係を絶ってしまうということではありません。お付き合いする人を、最小限にするということです。
一時期の爆発的なブームから、今は定番化した断捨離は、持ち物の片付けができるだけではなく、自分のマインドや心理状態を見直すことができる物としても注目されていますよね。
ミニマリストとか捨て活などのワードがトレンドになるなど、多くの人が実践しています。
人づきあいキャンセル界隈の人たちは、自らの選択で不要な人間関係を整理しています。
このことは、人間関係の断捨離とも言えるかもしれませんね。
自分の価値観や物差しよりも、人からどのように見られるかどう思われるかということに気を取られる人が多くなりました。
SNSが浸透して、再生回数とかいいねの数などは、ある種のステータス。どれほど人脈が広いか、たくさんの友達がいるかということも、自分のためではなく、周りへのアピールである人は多いです。
特に関わりたくない人と無理矢理関わっていることにだんだんと疲れてきて、その思いが爆発して、一気に人間関係を断ち切りたい! という人が増えているのかもしれませんね。
周りに流されるように人付き合いを続けてきた結果、自分のことがわからないという人は多いです。
何が好きなのか、何をしたいのか、これからどうなりたいのか。
自分で自分に問いかけることがないままでくると、ふと立ち止まって自分に焦点を当てたとき、呆然としてしまうことがありますよね。
人間関係をキャンセルする事は、自分を見つめ直すために必要なことなのかもしれません。
他人と一緒に過ごす時間は、いつも楽しいとは限りません。
仲の良い友達であっても、ずっと一緒にいるとやはり、多少は気疲れしてしまうものです。
また、上司に誘われたからとか、周りが参加するから断りきれなかったなどの理由であれば、楽しい要素はほぼないですよね。
楽しめないことにお金や時間を使うのは完全に無駄遣いです。
気乗りしない人づきあいをやめれば、時間もお金も自分が楽しめることに全て使うことができます。
SNSをしていると投稿しなきゃいけないとか、コメントに返信しなきゃいけないなど、いつも何かに縛られているような気になってしまいます。
そして、ランチや飲み会に行けば、人の噂話だったり、悪口だったり、聞きたくない話も聞かなければいけない状況になることがありますよね。
周りからこうした話を聞いていると、自然と「私はどう思われているんだろう」と他人の目線が気になるようになり、だんだん自分を見失うことがあります。
不要な人づきあいをやめることで、周りの雑音を聞く機会が減り、自分のことに集中することができるので、周りからの評価もそれほど気にならなくなります。
人づきあいをキャンセルすると、自分の時間やお金が増えて、さらに周りからの評価も気にならなくなるというメリットがあります。
だからこそ、自分のしたいことに挑戦しやすくなるのです。
自分のペースで、いつでもどこでも自由に取り組むことができるので、人に邪魔される心配がなく、格段にストレスが減ります。
人にどう思われるかどうかなんて気にすることもないのです。どんな格好でいようが、どんなふうに時間を使おうが、全て自分の価値観を判断基準にして動くことができるのは、想像以上に開放的な気持ちになることができます。
不要な人づきあいをキャンセルし続けていると、自分にとって本当に必要な人だけが残ります。
人間関係を整理して、最後に残った人は、自分が一緒にいて心地いいと思う人だけになるでしょう。
心を開くことができて、一緒にいる時間が楽しくて、話しているとポジティブになることができる。自分の周りにそのような人たちばかりになるので、付き合いが楽しいと思えるようになります。
そして自分の考え方もポジティブで明るいものとなり、笑顔が増えますよ。
「人づきあいキャンセル界隈」と聞くと、はじめは良い印象を持たないかもしれません。しかし、不要な人付き合いを止めることで、自分にとってたくさんのメリットがあります。
毎日なんだか疲れている、いくら寝ても疲れが取れないという人は、不要な人づきあいをキャンセルするといいかもしれません。
自分を大切にして、自分らしさを取り戻してくださいね。
Written by さあや