家庭は誰にとっても一番の居場所。疲れて帰ってきても、家族の笑顔を見ると「明日も頑張ろう」と活力が湧いてきますよね。
しかしそんな癒しの場所であるはずの家庭で、嫌われたり孤立してしまう人も一定数いるのです……。
何気なく言ってしまった発言が、その後の家庭生活に大きく響いてしまうことになりかねません。
今回は、家庭で嫌われる発言をランキング形式でご紹介していきます。円満な家庭を築くためにも心に留めておいてくださいね。
「まだ〇〇してないの?」頼んだことをやってくれていないとイライラしてしまいますよね。
しかしその言葉が発端となって「今やろうとしてたとこなんだよ!」と喧嘩に発展してしまうのは目に見えています。
相手の状況を考えずに自分のペースを押し付ける発言が多いと「ウザい」と感じられてしまうもの……。
言いたくなる気持ちはわかりますが、頼まれた方も次から気持ちよく引き受けにくくなり、お互い余計にイライラして悪循環になりかねません。
疲れると「自分が一番辛い!」という思考になりがちです。
ついついパートナーにも「自分の方が頑張っている!」と言ってしんどさを主張する発言をしてしまうかもしれません。
しかしそれは、自分中心であり相手の状況に心を寄せられていないのです。
お互いにしんどさアピールの発言が続くと、「この人は私(僕)のことをわかってくれない人だ」と見切りをつけられて嫌われる原因になってしまうのです。
「うるさい!」などと自分のイライラを相手にぶつける発言は、家庭で嫌われる大きな要因に。
大きな声を出して相手を萎縮させコントロールする人は、嫌われるどころかモラハラの傾向があります。
家族だからといってありのまま感情むきだしでいていいはずはありません。当たり散らしたりイライラした態度が多いと、やがて家庭から孤立していってしまうのです。
家庭の中で、聞こえるように「はぁ」というため息が多い人は嫌われる可能性大です。
ため息は、言葉にせずとも無言の圧力をかけ家庭に重い雰囲気を漂わせます……。
はっきり相手を否定する言葉を言わなくても「はぁ」という短い一言は、本人が思っているより大きな威力をもつのです。
1位は、「○○さんの家は……」という他の家と比べる発言です。
他の家の旦那さんや奥さんと比べられると「じゃあその人と結婚すれば?」と強い怒りや悲しみを感じます。
また、「〇〇ちゃんはもっと勉強できるのに」という他所の子どもと比べる発言は子どもの心を深く傷つけ親に対して不信感を抱きます。
他所と比べる発言は、家庭で嫌われてしまう大きな要因となりますから十分注意してください。
家族だからこそ「言わなくてもわかる」という気持ちが甘えに繋がってしまわないように気をつけましょう。
何かをしてもらったら些細なことでも感謝の気持ちを、悪かったなと思ったら素直に謝ることです。
その一言があるかないかで相手の捉え方は大きく変わります。家族だからこそ人間関係の基本に立ち返ることが必要です。
つい気を使わずに自分のことばかり主張してしまいがちですが、家族の話をきちんと聞くことを心がけましょう。
人は自分の話を聞いて理解してもらえると、「家族はやっぱり自分のことをわかってくれる存在なんだな」と感じるものです。
家族と言ってもそれぞれ別の考えをもつもの同士。自分の考えに固執せず歩み寄りを大切にしましょう。
夫婦で仕事の休みが違っていたり子どもが大きくなると、なかなか家族揃ってご飯を食べるのも難しくなるかもしれません。
しかしその中でも一緒に食卓を囲めるときはスマホばかり見ないで会話を楽しんだり、同じテレビを見て笑い合う時間を大切にしてほしいと思います。
少しの時間であっても、コミュニケーションの積み重ねが家族の笑顔の源になるのです。
家族だからと言って、いつも感情のままなんでも言っていいわけではありませんし、何も言わず不機嫌になっていいわけではありません。
言いたいことがある時はできる限り言い方や伝え方に気をつけましょう。
家族に限らずですが、喧嘩の原因の大部分は伝え方の問題だと言えます。
子どもならともかく、一人の大人同士としてわきまえることが必要なのです。
家族だからこそ他人には見せられない部分も見せられますし、気を使わない関係でいられます。
しかし「どんな自分でも嫌わない」という安心感と信頼があるからこそ、時に度を過ぎた発言をしてしまうのかもしれません。
それが積み重なることで家族から嫌われて孤立してしまう原因になります。
大切な家族といつまでも笑顔でいるためにも、「親しき中にも礼儀あり」という言葉を心に留めておきましょう。
この機会に家族への振る舞いや発言を今一度見直してみませんか。
Written by 花山こころ