「それは違うと思う」「〇〇のほうがよくない?」など、まず否定から入る人っていますよね。
何でも否定する人は、どんな話題にも反射的に「ノー」をぶつけてきます。
中には自分自身が“否定マン”になっていることに気づいていないケースも……!
今回は、否定から入る人の特徴を5つご紹介します。自分や身近な人の言動を思い出しながら、読んでみてくださいね。
何でも否定から入る人は、自分の知識や考えを披露したくて仕方ないタイプ。自分の意見に絶対的な自信があるんです。
しかし、これは単なる“思い込み”にしか過ぎません。正しさも間違いもあくまで自分の主観でしかなく、人それぞれ判断基準は違いますよね。
その点を分かっていれば、否定的な発言ばかり……なんてことはないはずです。自分の中の正しさばかり振りかざしていると、上から目線の印象を与えることも。
よかれと思ってしたアドバイスが、おせっかいにしかならないこともあるんです。
自分の正しさを押しつけるのはほどほどに!
中には、自分が置いていかれたくがないために、否定的な発言をする人もいます。何をやってもうまくいかないとき、他人の幸せが羨ましく思えることってありますよね。
何でも否定から入る人は、周りが成功したり、幸せになったりするのが許せないんです。夢や目標を話したときに「やめたほうがいい」と言ってくるのは、まさにこれ。
本人は邪魔しているつもりはないかもしれませんが、足を引っ張られる感覚になりますね!
自分の意見を持つことは大事ですが、視野が狭すぎるのは問題。このタイプは、いわゆる“固定概念”が強く、柔軟性がありません。
たとえば、次のようなことを考えていたりします。
・デート代や食事代は男性が奢るべき
・結婚したら男性は働き、女性は家事と育児をやるべき
・女性らしい服装をしなければいけない
・A型の人間は几帳面
こういった考えを“ステレオタイプ”と言いますが、身近に潜んでいるケースも多いです。
世の中にはさまざまな考え方や価値観の人がいることを分かっていないので、否定が多くなります。
日々のストレスや疲れで、心に余裕をなくしてしまうことってありますよね。そんなときこそ要注意です。
心に余裕がない人は、イライラしたり、小さなことが気になったり、許せなくなったりしがち。他人の何気ない言動に、感情的になってしまうんですね。
そのため、「〇〇はおかしい」「そんなわけがない」など、否定的な言葉ばかり口にしてしまうんです。
自分のことでいっぱいいっぱいなときは、他人と深く関わらないほうがいいと筆者は感じます。
これまでの人生を何となく流れるように生きてきた人も、否定癖がついている場合があります。家族の意見や、その場の雰囲気に流されてきたタイプですね。
たとえば、大学に行きたいわけでもないのに、進学する友達が多いという理由で大学受験するケースです。
周りが「〇〇したい!」と言っても「何のために?」「意味あるの?」などと言ってしまいがち……。
何となくで生きていると、特段努力をする場面も少なくなりますよね。そのため、他人が何かに向かって頑張ろうとしていても、理解できないんです。
「自分が正しい」「皆もそうだ」と思っていると、他人の意見や考えを受け入れられません。
否定から入らないためには、自分と他人は違うと理解することが大切です。
筆者はこの考えのおかげで、他人にイライラすることが減りました。「自分とは違う人間だし、仕方ないよね!!」と客観的に考えられるようになったんです。
違いを理解すれば、否定的な感情は湧かなくなるはず。いい人間関係のためにも、柔軟に考えましょう!
会話の出だしから否定が多いなら、“まずは肯定”を意識してください。慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、何事も癖をつけることが大事。
たとえば、友達から「独立する」と言われた場合、内心は「無理に決まってる」「失敗する」と思うかもしれません。ここで思ったことをそのまま口にするのはNG。
一度相手の考えを飲み込み、「すごいね!」「頑張ってるんだね」と伝えましょう。自分が言われたら嬉しい言葉を考えてみてください。
仮に「あなたにはできないでしょ」と全面否定されたら、どんな気持ちになりますか?
全く気にならない人がいれば、ひどく落ち込んでしまう人もいるはずです。
否定する前に、“自分が言われたらどうか”を考えましょう。自分の考えだからといって、何でも口にすることが正しさではないと筆者は思います。
人間関係で大事なことは、少しの気遣いと思いやりです。相手の気持ちを想像したうえで発言すれば、傷つけたり、怒らせたりせずに済みますよ!
今回は、否定から入る人の特徴を5つご紹介しました。
なんでも否定から入る癖は、直すのが難しいように見えますが、ちょっとした意識で改善できます。
相手の気持ちを想像すれば、共感力も上がりますよ! 楽しく会話ができる人になりましょう。
これをきっかけに、周りといい関係を築いていってくださいね。
Written by danon