身体の不倫より厄介だと言われている「心の不倫」。家庭や生活での不満から、近年心の不倫に走ってしまう人が急増していると言われています。
では、心の不倫とは一体どんな状態を指すのでしょうか? 普通の不倫と心の不倫の違いや不倫をすることで伴うリスクについてもまとめて解説していきます。
心の不倫とは、配偶者とは異なる異性に対して恋愛感情を抱くことを指します。
共通の趣味や仕事などを通して出会うことが多く、いつのまにかパートナー以上に好意を寄せてしまうのです。
はっきりとした定義はありませんが、たとえ想いが通じ合っていなくてもパートナー以外の特定の人物を本命だと自覚してしまった時点で心の不倫だと捉えていいでしょう。
普通の不倫と心の不倫の決定的な違いは、「肉体関係」の有無です。
普通の不倫は、感情の変化に関係なく配偶者以外と肉体関係を持った状態を指します。
一方、心の不倫は、肉体関係に至ってなくても、配偶者以外の異性に興味や好意が移ってしまった状態です。
法律上は、普通の不倫のみ慰謝料請求の対象になりますが、心の不倫にもたくさんのリスクが潜んでいます。
いくら夫婦仲が良くても、恋人時代のようなドキドキが薄れて、家族としての安心感に変わっていくものです。
しかし、刺激を求めるタイプは、そんな穏やかな毎日をマンネリに感じるように……。
退屈な毎日の中で、魅力的な異性に会うとつい心を奪われてしまいます。
真面目で正義感が強い人ほど、想いばかりがどんどん募って心の不倫に走っていく傾向があります。
夫婦生活になにかしら不満を持っている人も心の不倫に陥りやすいです。
パートナーの束縛やわがままに振り回され、いつも我慢をしていることで、よそで癒しをくれる異性に出会うとつい気持ちが傾いていきます。
不倫相手といることで心が休まると感じるようになれば本気になって、配偶者とは離婚するケースも多いようです。
配偶者に対して、常に恋愛感情を抱いていたいというタイプも、落ち着いた結婚生活に物足りなさを感じて心の不倫に走ってしまう人が多いです。
また、身体の関係が希薄してしまったり、日頃の生活への不満からパートナーを異性として見られなくなったというパターンも要注意!
他に意中の異性が現れれば、気持ちごと興味や関心が持っていかれやすくなります。
不倫は、結婚生活において絶対にしてはならない罰則のある行為です。そのため、肉体関係を持ってしまった場合、慰謝料を請求されることになります。
パートナーにはもちろん、不倫相手にも請求されることになるため、自分だけでなく心の不倫から本気になった相手も経済的な理由で苦しめられるようになるのです。
不倫によって社会的な制裁を受ける危険性もあります。不倫の実態を暴こうと職場や家族を巻き込んだ場合、必然的に周りに知られて今までの環境に居づらくなってしまうケースも多いでしょう。
本気になると不倫相手さえいればいいと思うかもしれませんが、家族にも頼れない辛さや職場でのいづらさから、メンタル面を崩してしまうリスクもグッと高くなります。
不倫は、これまで築いてきた配偶者との信頼関係を一気に崩してしまう大きな問題です。ちょっとした出来心だったとしても、たった一度の過ちで二度と家族に会えなくなってしまう人だっています。
特に心の不倫の場合、気持ちが離れてしまったショックで許せないという人も多いです。
離婚したくないなら、不倫する前にパートナーの気持ちに立って理性を保ちましょう。
特に心の不倫に陥ってしまった人に多いリスクが、本気になって精神的に追い詰められることです。
配偶者への罪悪感や、本気になった不倫相手とは一緒になれない現実に押しつぶされ、精神的な病気を発症してしまうケースも多いのだそう。
心ここにあらずで毎日を過ごしていれば、たとえ不倫がバレていなくても、配偶者から何かを勘付かれて自体は悪化するでしょう。
今回は、心の不倫について解説しました。たとえ肉体関係がなくても、別の異性への好意を募らせて深い関係になろうとするのは、パートナーへの裏切り行為です。
バレていないつもりでも、なにげない行動の変化やちょっとした違和感から配偶者は不安や疑問を抱いているもの。心配させてしまっている時点で信頼関係は大きく崩れ始めます。
気になる異性にもし出会ってしまった場合は、「パートナーがどう思うか」「家族との生活を続けたいか」を考えて、理性的な行動をしましょう。
Written by sumire