「結婚を意識した人と自分に格差を感じる」「相手との育ちの違いに申し訳なさを感じる」といった場合、結婚生活もうまくいかないのではないかと不安に感じる方は多いはず。結婚生活は長く、毎日一緒に生活を送ることになるので、育ちの違いや格差がある場合はストレスが積み重なり、最終的には亀裂が入ってしまうこともあります。
そこで今回は、育ちの違いが結婚にどういった影響を与えるのか解説します! 口コミもご紹介しているので、格差婚に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
特にそこまで大きな問題でないと感じていても、結婚後に育ちの違いで悩む方は多いです。育ちの違いが大きければ、自分にとっては当たり前のことが相手にとっては受け入れられない場合もあります。
ここでは、結婚後にトラブルやストレスの原因になる育ちの違いについて紹介しましょう。
どこにお金をかけてどれくらいかけるのかは、育った環境によって大きく異なります。旅行や食事にお金をかけたい人もいれば、それを無駄遣いだと感じる人もいるでしょう。イベントや旅行が多い家庭で育った場合と、クリスマスや誕生会をしない家庭ではお金の使い方に差が出てしまうものです。お金を自由に使いたくても、毎日の生活の中で相手から制約を求められればストレスに感じてしまうことも……。
逆に、自分が節約を意識しているのに、相手が計画性のない買い物をしていれば納得がいきませんよね。これではお互いにストレスが溜まってしまいます。
外食が多い、好き嫌いが激しい、食事中のテレビは禁止、大皿ではなく個人ごとにきちんと盛りつけられているなど、食事や食習慣も各家庭によって変わります。嫌いなものは食べなくて良い家庭で育った場合は好き嫌いが激しく、作った料理を悪気なく残すケースもあるでしょう。
当然子どもにも苦手なものを強要しないので、子どもも好きなものにしか手を付けなくなる可能性がありますよね。毎日続く食生活の違いはストレスになりやすいです。
自分がどのように育てられたかによって、相手への接し方や子どもの育て方などにも違いが出ます。小学校受験や大卒は当たり前という家庭もあれば、自由な環境で子どもを育てたいと自由にさせてきた家庭もあるでしょう。
お互い子どもの将来のことを思ってしつけをしているので、育て方の考えが大きく異なれば衝突の原因にもなります。もしもやり方を強く否定された場合、自分や育ってきた環境、自分の親も否定されたように感じてしまい、大きな問題に発展する可能性も!
このように、結婚前は大きな問題としていなくても、結婚後に育ちの違いがトラブルの原因になるケースは珍しくありません。育ちの違いが大きければ大きいほど、お互いがストレスを感じる原因になり得るのです。
格差婚と知りながら結婚した方たちは、どんなことで悩んでいるのでしょうか? ここでは、実際の生活で感じた育ちの違いによるストレスについて、口コミをご紹介します。
“友人の紹介で彼から見染められ格差婚と知りながらも結婚しました。彼は地元で有名な名士の息子で、会社も学歴も凄い。結婚当初はうまくいっていましたが、子どもが生まれてからは最悪でした。
マナーや教育など、いちいち義母からのチェックが入ります。忙しい主人がいない分、私がしっかりとした子育てをしないといけないらしいです。誕生日などのイベントもどういうものを作って祝ったのか写真を送れと催促されました。親戚の集まりも苦痛です。これから先うまくやっていく自信がありません”(27歳/専業主婦)
結婚となると、相手の両親との付き合いも避けられません。育ちに違いがあると違和感を強く感じてしまい、ストレスにつながります。
“そこまで気にならなかった小さな違和感が、結婚してからイライラの原因になりました。金銭感覚は近いに越したことはない。よく言えば物を大切にする夫ですが、悪く言えば度を超えたケチ。トイレの便座に亀裂が入ってもテープで補強すれば大丈夫だと修理させてくれません。
先日、坂道が多く2人の子どもの送り迎えに必要だと思い、電動自転車をリクエストしたら高すぎる! と猛反対されました。自分の貯金で買おうとしてもネチネチ言われ、結局お願いしていないのに中古の自転車を用意されました……。実家で苦労してきたのは分かるけど、いつも安さ重視。なんでも節約すればいいってもんじゃない!”(32歳/パート)
金銭感覚や価値観の違いは、様々な場面で現れます。有意義なお金の使い方は、人によっても異なるので結婚前に確認しておきたいポイントでしょう。
育ちの違いは結婚生活にも大きな影響を与えてきます。なるべく育った環境が似ている、近い相手の方が結婚後のトラブルは少ないでしょう。
しかし、家庭環境や育ちに違いがあるからといって、結婚を諦めるのはもったいないです! また、家柄・学歴・年収など相手との釣り合いばかりを意識していては選択の幅も狭まってしまいます。
誰だって同じ環境で育ってきたわけではないので、結婚後に育ちの違いを感じるケースは少なからず出てくるものです。そこで大切になってくるのは、「違い」にストレスを感じることではなく、その人と一緒にいたいかどうかです。
お互いに相手を尊重して「違い」を認め、譲れない部分は何かを話し合い、些細なことであれば許容しましょう。
結婚当初に釣り合いが取れていなくても、長く結婚生活を続けていけば互いに歩み寄り、自然と問題は解決しているケースも多いです。育ちが違う格差婚であっても、お互いに相手を理解し尊重する気持ちがあれば、幸せな結婚生活を築けるでしょう。
今回は育ちの違いによる結婚生活への影響や、格差婚について口コミを交えてご紹介しました。育ちの違いが大きいほど、お互いにストレスを感じやすく問題やトラブルが発生しやすいと言えます。後悔しないためにも、どういった点で育ちの違いが問題になるのかをあらかじめ知っておくことが重要です。
また、気になる相手がいる場合、育ちの違いや価値観の違いが許容できるかどうかも大切なポイントになってきます。お互いに相手を尊重し、理解しようとする姿勢があれば、些細な育ちの違いは意識するほどでもないかもしれません。
Written by 早紀