許せない相手がいると、心は素直で、顔を見るだけでイライラすることがあります。どうすれば、怒りは収まるのでしょうか。今回は、気になる相手が許せない行為をしたときの対処法、許す方法などについてご紹介します。ぜひ、良いなと感じる相手の行動に幻滅した方は参考にしてみてください。
まず初めに、許せない心理がある理由についてご紹介します。
許せない心理があるのは、相手の行動により自分のプライドが傷ついたからです。軽んじていると感じたとき、自分を否定された気がして怒りの感情も湧き上がります。
例えば、待ち合わせに何の連絡もなしに1時間遅れて来たとき、許せないと感じることがあるでしょう。自分は相手に対して気を遣っているのにマイペースな対応を取られたとき、イライラしやすいです。
許せない心理があるのは、相手に過度な期待をしているからです。期待が大きいほど、予想外の行動を取られたときショックを受けやすいです。
自分の誕生日にプレゼントを贈ってくれるだろうという期待も、裏切られたとき許せないと感じることがあります。この惨めな気持ちを払拭して欲しいと、相手に対して執着心を持つこともあります。
気になる相手が許せない行為をしてイライラしたとき、どのような対処法を取るのが良いのでしょうか。
気になる相手が許せない行為をしたら、自分の気持ちを素直に伝えることが大切です。言わないままやり過ごそうとしても、やはりしこりが残ります。
相手が何の連絡もなしに待ち合わせに遅れたら「心配した」「一言欲しかった」と自分の気持ちを素直に打ち明けましょう。良い子を演じるほどイライラが溜まり、後にストレスになります。気持ちを表に出せたとき、許せない気持ちも和らぐことがあります。
気になる相手が許せない行為をして嫌な気持ちになったら、距離を置くのも一つの方法です。相性が合わない相手と見ることもできます。むしろ、見切りをつけて別な人に行った方が幸せな未来を築けることがあるでしょう。
「でも、根はいい人だから……」と、不必要に相手を庇う場合、執着心が芽生えていることもあります。一旦距離を置くと冷静な視点を持てます。
気になる相手が許せない行為をしたときこそ、自分を振り返るきっかけにするのもおすすめです。人の振り見て我が振り直せという、ことわざがあるように、実は同じことをしていることも珍しくありません。
むしろ、自分から先に相手に失礼な行動を取ったから、気を遣われなくなった可能性もあります。良いきっかけと考えて、日頃の自分の行動を振り返るようにしてください。反省する部分があれば、次に活かすことができます。
続いて、許せない相手を許す方法についてご紹介します。
まず初めに、相手を無理に許そうとはしないことです。怒りの感情があるにもかかわらず見ないふりをすると、アンバランスな気持ちを抱えます。相手が、あなたを馬鹿にするような態度を取ったときこそ無理に許す必要はありません。どうしても許せないときはそのままで、相手と離れる選択を取りましょう。
許せない相手を許すためには、相手の立場になって考えてみることも大切です。理不尽と感じる行動も立場を変えてみると、腑に落ちることがあります。
相手が約束を忘れたことが許せない場合、多忙だったり、LINEで確認できていなかったりすると仕方ないと感じることもできます。許せないときこそ、自分から見た視点にこだわりを持ちやすいので、立場を変えて物事を見るようにしてください。
他人は変えられないことをあらためて認識するのも、相手を許すコツです。自分の思い通りになる人は、誰一人としていません。みんな自分が好きなような行動を取ることが多いです。
そのため、理不尽な行動を取られることもあります。他人に対して過度な期待を持たないようにすると、感情が振り回されることも少なくなります。自分が動かせるのは自分のみということを認識していきましょう。
今回は、気になる相手が許せない行為をしたときの対処法、許す方法などについてご紹介しました。相手に過度な期待をして、裏切られたとき許せないと感じることがあります。
まず、無理に許さなくて良いです。また、他人は自分の思い通りにならない存在であることをあらためて認識することも大切です。許せない相手こそ、相性が合わない相手と見ることもできます。新たな出会いを求めて、いろんな場所に足を運んでみるのはいかがでしょうか。
Written by 森野有