ビジネス用語を使うことで、自分を「ワンランク上の男」だと勘違いしていませんか? 実は、得意げにビジネス用語ばかりを使っている男性は、痛い男だと思われているんです。一見するとできる男風の男性がなぜ痛い男だと思われるのか、その理由を解説します。
「年下の彼。最近ようやく部下ができたらしく、ビジネス用語を多用してくるようになって、すごく嫌です。普通の会話なのに『そのセオリーは〜』とか、ウザいです。」(29歳女性)
難しいビジネス用語をペラペラ喋っていると、なんだか自分がものすごくできる男のように思えてきますよね。相手が「なんだか難しそうですね」と理解してない様子も、痛い男は自分に酔いしれているために気づかず、反対に、「難しいビジネス用語を使いこなしている自分への賞賛」だと受け止めてしまいます。
「いっつも難しいことばかり言ってんのに、仕事の段取りとか周りへの指示とか、抜けてるところだらけ。しかも、カタカナの専門用語ばかり使うから何言ってるかわかんないことも多いし、ほんと、迷惑しています。」(24歳女性)
難しいビジネス用語ばかりを並べ立てる人は、一見仕事ができる風でも、実際は仕事ができない人だという印象を与えてしまいます。
はじめこそ相手は真剣に聞いてくれるかもしれませんが、いつもこのような調子であれば、相手をうんざりさせてしまいます。自分に自信がないのを、難しい言葉を積極的に使ってカモフラージュしているようにしか見えなくなってくるのです。
「新人くんが熱心に聞いてくるのは、いつもビジネス用語や専門用語のことばかり。それより先に仕事を覚えろ!笑」(33歳女性)
ビジネス用語を連発する男は、何がなんでも専門用語を使おうとする必死さが痛々しく見えます。ビジネスにおいて必死で頑張ることは、決して悪いことではありません。しかし、ビジネス用語を多用する男は、必死で頑張るポイントを間違えています。「難しいビジネス用語を使いこなす」という、上辺だけを取り繕おうとする姿が浅はかなのです。
「高校の同窓会で10年ぶりに再開した時、一次会ではおとなしかった男友達が2次会でベロベロに酔っ払い、みんなに『仕事とはぁ〜』と説き出した! よくわからんIT用語を炸裂してきて、みんな唖然…… の後に大爆笑! 得意げな様子がかえって痛々しかったです。」(27歳女性)
みんなで集まって話をする時に難しいことを言う人は、良くも悪くも注目されますよね。
特に会社のミーティング、同僚や友人との雑談、同窓会など、数人以上が集まるときに難しいビジネス用語を多用すると、「できる男だと思われたいの?」、「誰かにすごいなと言ってほしいの?」と承認欲求の塊のように見えて、かまってちゃん認定されるでしょう。
次第に鬱陶しがられるようになり、そのうち誰にも相手にされなくなってしまいます。
「上司の指示がいちいちビジネス用語。 ある時、『アサップ! アサップ!』と連呼するのでよくわからずに放っておいたら、『なんだよぉ、通じないの? 急いでってこと』と得意げに言われ、ドン引きしました」(30歳女性)
わかりにくいビジネス用語を次々と口にされると、分からないこちらが悪いような雰囲気になりますよね。痛い男は、そこを狙っています。痛い男は、さも当たり前のように難しい言葉を並べ、こちらがわからないような様子を見て追い込んでくることもあります。そういう性格の悪さが余計に嫌われます。
「普段の会話は普通なのに、女性がいる飲み会の席になるといきなり、ビジネス用語をたくさん繰り出してくる! この同僚、なんとかしてください笑」(26歳男性)
仕事ができる男は、モテる! と多くの男性は思っています。確かに、仕事ができる男性はモテます。しかし女性にとって「難しいビジネス用語を多用する男性に限って、仕事ができない」というのは共通認識。本当にできる人の話は、誰にでもわかりやすいものです。
だからこそ、ペラペラと横文字のビジネス用語を連発する男性を見る目は、冷ややか。女性からだけではなく、男性からも引かれてしまいます。
「ある男の先輩が『コンプライアンス的に〜』と話し始めたところ、新人の女の子が『すみません、コンプライアンスってなんですか?』と質問しました。すると、『それは、えーっと、守らなきゃいけないアレというか……』としどろもどろ。よくわかってないなら使わなきゃいいのに」(27歳女性)
難しいビジネス用語を多用する人は、自分に自信がないことが多いです。自信がないために、難解な言葉で会話を濁して、自分の本当の姿(知識)を悟られまいとしてるのです。
難しいビジネス用語を使えば使うほど、男性がコンプレックスの塊のように見え、情けなく思えてきてしまいます。
ビジネス用語を多く使いこなせると、自分ってすごい! と得意げになってしまいますよね。しかし、周りからすると痛々しいし、鬱陶しいです。自分がそのようになっていないか、一度振り返ってみてくださいね。
Written by さあや