職場や友人など、身の回りに「言い方がキツイ」人はいますか? その人が言葉を発すると嫌な気分になり、その場から逃げ出したくなることもあると思います。
身の回りに「言い方がキツイ」人がいるときにどんな行動をとったらいいのか? 言い方がキツイ人の心理や対処方法について紹介していきます。
自分の意見を押し通したい人は、言葉の裏に「私の意見は正しいんだ! だから私の意見を優先しなさい!」という思いが込められています。そんな感情が乗っているので、言い方もキツイし、人を嫌な気持ちにさせます。
このタイプの人は、自分優先で相手のことを考えていません。一見優しそうに見える人もいるかもしれませんが、倍以上の見返りを期待している可能性があります。関わると面倒くさい相手なので、接するときは注意を払いましょう。
言い方がキツイ人は、人に否定されたくないという気持ちが強いです。相手が自分の感じた意見を言おうとすると、「私のことを否定している」と勝手に捉え、さらにキツイ口調で言い返してきます。
このタイプは、何を言っても「私は責められている」と思ってしまうのが特徴です。「何か怒らせるようなこと言ったかな?」と心配になってしまうかもしれませんが、否定されたくない為に高圧的な態度をとっているだけなので心配は無用です。
自分の物差しの中でしか会話ができず、自分こそが正しいと思っているので、人の言うことは受け入れず、自分の意見にそぐわないことを言われると相手を正そうとしてきます。
「自分は正しいことをしている」と信じているので、相手のことはお構いなしで一方的に話をしてきます。相手が嫌な気分になっていることにも気づかず一番やっかいな相手です。
精神的に余裕がないと、キツイ言い方になってしまう人は案外多いと思います。
喜怒哀楽が激しい人に対して「今日は機嫌が悪いからそっとしておこう」と思うように、精神的に余裕がなさそうな人には近寄らないことが一番です。
「恋人と上手くいっていない」「仕事のことで頭がいっぱい」「失敗を引きずっている」など、その時のメンタルによって言い方がキツくなってしまう人は、すぐ態度に出るので判断しやすいかと思います。
「この人はキツイ言い方をしてしまう人」と割り切れればいいですが、それが難しい時もあると思います。そんな時は、「本当はこの人は心が弱くて、誰も信じられる人がいない可哀想な人なんだ」と思ってみてください。
自分と対等に接すると腹も立ちますが、相手を同じ土俵に乗せないことで割り切りやすくなるでしょう。一番重要なのは、あなたの心です。思いやりのない相手の言葉は、心に入れないようにしましょう。
言い方がキツイ人と話していると、腹が立って言い返したくなることもあると思いますが、自分の事しか考えていないような相手に、自分の気持ちをわかってもらおうと頑張るのはやめましょう。
その人は相手の気持ちを理解しようと思う心がないので、その努力は無駄になり心が疲弊してしまいます。また、話が長くなるとさらにストレスが溜まる可能性があるので、さくっと話を切り上げてしまいましょう。
コツは「話を聞き返さない」「質問しない」「わかりました」など、会話が続かないようにすることです。
「今の言葉は少し傷ついた」「もう少し柔らかい言い方をしてもらえると嬉しいです」など、素直な気持ちを相手に伝えてみましょう。人の気持ちを考えられる相手ならば、この言葉を受け入れて態度を改めてくれるはずです。
ただ、勇気を出して素直な気持ちを伝えても、残念ながら「責められている」と感じてさらに高圧的になる人もいます。高圧的な態度をとられたら、こちらは感情的にならずに、冷静な気持ちで話を終わらせましょう。
昔、芸人のムーディー勝山さんの「右から左へ受け流す」というネタが流行りました。知らない人はぜひ動画を探してみてください。
言い方がキツイというだけでなく、わざと嫌味や意地悪を言ってくる人もなかにはいるものです。そんな時には、右から左へ受け流して、必要な部分だけをしっかり聞くようにしてみましょう。
相手の言葉を自分の心の中に入れないことで、自分の心を守ることができます。嫌な言葉は聞き流し、要点だけ聞くことを心がけてください。
焦っていたり、悲しいことが起きてキツイ言い方になってしまったり、言葉の表現が下手でぶっきらぼうになってしまったりする人もいるかと思います。
言い方がキツイ人を反面教師にして、時折「私も相手が傷つくような言い方をしていないかな?」と振り返ってみてくださいね。相手とより良い関係が作れるようになりますよ。
Written by ココロン