女友達のSNSを見て、「この子の投稿、なんだかモヤモヤするな」と感じた経験はありませんか? もしかするとその友達は、いわゆる『匂わせ女子』なのかもしれません。気になる匂わせ女子のあるある行動と、その裏に秘められた心理をチェックしていきましょう!
匂わせ女子の『匂わせ』は、基本的にSNS上で行われます。まずは、匂わせ女子の具体的な匂わせ行動について、『写真』『ハッシュタグ』『ストーリー』それぞれのパターンを見ていきましょう!
匂わせ女子がSNS上に投稿する匂わせ写真には、以下に挙げられるような典型的パターンがあります。
・男性の体の一部が不自然に写り込んでいる
・2人分の食事が並んだレストランのテーブル
・高価なプレゼント
・背景が明らかに男性の部屋
いずれも共通しているのは、特別な男性の存在を感じさせること。そこに男性がいるはずなのに正体が分からない。彼氏っぽいけれど明言されていないから確信がない。
そんなあいまいさが消化不良感となって、見る人を「なんだかモヤモヤするな……」という気持ちにさせてしまうのです。
続いて、匂わせ女子に多く見られるハッシュタグを見ていきましょう。
・「#大好きだよ」
・「#この幸せがずっと続きますように」
・「#いつもありがとう」
・「#ずっと待ってる」
匂わせ女子のハッシュタグは、特定の誰か(主に男性)に向けたメッセージになっていることが特徴。
人によっては、タグの頭文字を使った縦読みでメッセージを作るなど、あの手この手で特定の何かを匂わせようとするでしょう。
インスタグラムのストーリーズは、公開から24時間で自動的に削除されます。
ストーリーズの公開中は、投稿した本人に限り閲覧者の履歴を確認できるため、特定の相手が閲覧するのを待ち、確認でき次第すぐに削除することも可能です。
この方法を駆使する具体的なケースとしては、『好きな男性に告白をして振られた女性が、真っ黒な背景に「消えちゃいたい」とコメントしたストーリーズを投稿する』といったパターンが挙げられます。
これは、自分を振った男性に対する「あなたに振られてわたしは深く傷ついています」「もう1度考え直して」「連絡ください」との匂わせアピールにほかなりません。
よりピンポイントにメッセージを伝えられる、上級者の匂わせ手段といえそうです。
匂わせ女子がSNSで匂わせ行動をしてしまうのは、いったいどういう理由からなのでしょうか? その隠された心理に迫ります!
匂わせ女子は、基本的な性格の傾向として、自己顕示欲が強い一方、自己肯定感や自信に欠けがちです。
自分で自分を客観的に評価できず、他者に認められることでしか自分の価値や幸せを実感できないため、他者からの羨望や注目を求めずにはいられません。
SNSを通じた匂わせは、匂わせ女子にとって、この羨望や注目を集めるための手っ取り早い手段。
あからさまにひけらかしはしないものの、確実に伝わるように自分の幸せや密かな思いを匂わせることで優越感に浸り、欠けている自己肯定感や自信を無意識に埋めようとするのが、匂わせ女子の隠された心理といえるでしょう。
「自慢したいことがあるけれど、表立って口にはできない」そんなとき、匂わせに走る女性もいます。
具体例としては、『すでにパートナーがいる男性と付き合っている』『社内恋愛が禁止の職場で恋愛を楽しんでいる』といったケースが挙げられるでしょう。
このケースでは、どんなに幸せいっぱいの恋愛を楽しんでいたとしても、堂々と口にすることはできません。
「人には言えないけれど、やっぱり幸せを自慢したい」そんな心理が、SNSへの匂わせ投稿として表れてしまうのです。
特定の人に伝えたい強い思いがある人にとって、SNSでの匂わせほど便利なものはありません。
というのもSNSでの匂わせは、そうとは明言しないながらも「これは自分に向けたメッセージだ」と、狙った相手へ確実に伝えられるからです。
加えて、SNSという全世界に開放された場で公開することにより、「わたしの気持ちはこれだけ大きいですよ」「ちゃんと対応してね」といった無言のプレッシャーを相手に与えられます。
例えば、前日に大ゲンカをした女友達が『2人でよく訪れたカフェの写真とともに「#ごめんね」とハッシュタグを付けた投稿』をしているのを見たら、思わず連絡をとって仲直りしたくなるものですが、これこそまさに相手の狙いどおりの展開。
自分の気持ちを素直に表現することに抵抗がある人にとって、SNSでの匂わせは、自分の感情を開放する1つの手段なのかもしれません。
SNSを通じ、見ている側がモヤモヤしてしまうような匂わせ投稿をする女性は案外多いものです。
匂わせの背景には、強い自己顕示欲や低い自己肯定感といった複雑な心理がありますが、とはいえ、モヤモヤを抱えずにはいられない相手と無理をして付き合う必要はありません。
自分自身を守るため、寄り添える部分は寄り添いつつも、必要に応じて相手と距離を置く決断を下すことも大切です。ストレスなく付き合える人間関係を目指し、身近な人との関係を丁寧に育んでいきましょう。
Written by やまだうめ