若い頃は、自分がいつか「おばさん」になるなんて想像もつかないもの。ですが誰でも等しく年を取ります。40代、50代になってもおばさんには見えない女性もいれば、20代で既におばさん化が進んでいる人もいるかもしれません。今回は、おばさん化が進んでいる人の特徴と、それを防ぐためにできることを紹介します。
おばさんかどうかとは、実年齢とは必ずしも比例しません。その人の言動や立ち居振る舞いによって、年齢にかかわらず若さを保っているか、それともおばさん化が進んでいるかが異なります。
ここでは、実年齢にかかわらずおばさん化が進んでいる人の特徴を紹介します。
若い頃は新しい服やコスメを見ていちいち胸をときめかせ、お金もたくさんかけていたのに、「そういえばここ最近は、ずーっと同じ服・メイクのまま……」そんな人、いませんか?
”当時流行っていた”服やメイクって、流行が過ぎると途端に古臭く感じられるもの。年齢を重ねた女性がしていると余計おばさん化して見えてしまいます。
仲の良い女性同士が集まると、話に花が咲くこともありますよね。楽しすぎて、つい声が大きくなったり、笑いながら手を叩いていたりしていませんか?
盛り上がっている自分は気づかなくても、周りからは「うわぁ、おばさんが騒いでる……」なんて白い目を向けられているかもしれません。
上述した「声が大きい」とも重なりますが、おばさん化が進むと図々しくなり、自分勝手な振る舞いが増えます。
例えば、行列を押しのけて自分だけが前に進もうとしたり、混んでいる電車内で我先にと座ろうとしたり。また身近な人との関わりの中でも、自分勝手に意見を押し通そうとして、知らない間に周囲を閉口させていることもあるでしょう。
「私っておばさんだから……」「もう年だからね~!」など、年齢を気にしすぎて卑屈になったり、自虐ネタに走ったりする人もいますね。
言われた側は反応に困ってしまいますし、何よりああした発言をすることで、ますます若さから遠ざかりおばさん化が進んでしまいます。
年齢を重ねるのは止められなくても、おばさん化を食い止める方法はあります。ここでは、それについて紹介します。
若い頃は食い入るように雑誌やテレビを見て、流行の最先端を追っていたような人でも、年を重ねるにつれてそれを面倒に感じるようになるもの。
「どうせ移り変わるものだし」「ずっと着られるシンプルが一番」そんなふうに、考え方も変わっていきます。確かに一理ありますが、だからといって、何年もずっと同じ服を着ていたのではそれこそおばさん化に歯止めがかかりません!
若い人と同じ格好やメイクをする必要はまったくありませんが(それはそれで若作りが激しく、おばさん化を助長します)、適度にトレンドを意識し、年齢に合ったものを上手に取り入れることが大切です。
これを実践すると見た目が変わりますし、何より自分の中で「おしゃれって楽しい!」「綺麗になれるって嬉しい」という喜びが芽生えます。
見た目だけでなく内面からも意識を変化させることで、おばさん化を食い止め、より若々しくいられるようになるでしょう。
自分勝手な言動を避けるためには、思ったことを口にする、行動に移す前にひと呼吸おいて、考えることでだいぶ避けられるはずです。
今しようとしていることが、果たして本当にTPOに合っているのか、周囲の人に迷惑をかけることはないのか、などを冷静に考えてから行動することで、おばさん化を防ぐことができるでしょう。
本来、こうした分別は年を重ねるほどできるようになるはずのことですから、これができないおばさんが周囲から白い目を向けられてしまうのも、無理のないことなのです。
若い頃は、自分がいつかおばさんになるなんて考えられないものです。が、時の流れとともに肌はたるみ、顔のあちこちにはシミが浮かび上がり……
あの頃当たり前にあったはずの若さや美がどんどん失われていく喪失感は、本当につらいものです。「なるべく鏡を見たくない」と思う人も多いでしょう。
そうした喪失感を紛らわすため、あえて自分をおばさん呼ばわりして自尊心を保とうとする気持ちは、わからないでもないです。
でも、そうやって年齢から目を背け、自分の顔や体型から目を背けおばさん自虐をしている間に、どんどんおばさん化が進んでいきます。
「年は誰でも取るもの」と、年齢について深刻にとらえるのはやめ、まずはありのままの自分を受け入れることから始めましょう。
おばさん化が進んでいる人の特徴と、それを防ぐための方法を紹介しました。
誰しもできれば、おばさん化せずにいつまでも若く綺麗でいたいものですよね。仮に「別に綺麗じゃなくてもいい」という人であっても、おばさんというのは周囲の人から見るとマイナスなイメージを持たれることが多いです。
周りから好感を持たれる、素敵な大人女性を目指しましょう。
Written by 七尾なお