ふとある時突然、「もう恋愛したくないな……」と思うことはありませんか? それまで恋愛に対して何の抵抗も持たなかった人ほど、自分の気持ちに戸惑ってしまうかもしれません。
でも、突然恋愛したくないと感じるのは、そう珍しいことではないのです。その原因や、恋愛したくない時期の過ごし方などを紹介します。
これまで普通に恋愛してきたのに、急に恋愛したくない。もしくは、周りは普通に恋愛を楽しんでいるのに、どうしても自分にはそのモチベーションが湧かない。そんなこともあるでしょう。
ここでは、恋愛したくない原因をいくつか挙げました。
恋愛にかけるエネルギー量には個人差がありますが、相手のことが大好きで時間も気持ちも労力もたっぷりかけていた恋愛が終わった時の喪失感は、凄まじいものがあります。
「こんな思いをまたするくらいなら、もう恋愛したくない……」
そう思ってしまうのも、仕方のないことと言えるでしょう。
恋愛中は楽しいことも多いですが、どうしても自分一人で過ごす時間は少なくなります。
物理的な問題だけでなく、気持ちのうえでも他人と深く関わる分、どうしても負荷が大きくなるのは自然なことです。
二人で過ごす楽しさや大変さと、自分一人だけで過ごす気楽さや自由さを天秤にかけた結果、「一人がいい」という結論に達した場合、「じゃあ今は恋愛したくない」となるのは当たり前と言えるでしょうね。
積極的に恋愛を避けている、恋愛したくないというわけではないけれど、現実問題として忙しすぎてそんな余裕はない! というパターンです。
やはり恋愛しようと思うためには、多少の余裕が必要ということなのでしょう。
女性の場合はとくに、一定以上の年齢になると結婚を強く意識する人が増えます。恋愛の延長線上に結婚がある、と考える人がいる一方で、それらを明確に分けて考える人もいるでしょう。
結婚や婚活を意識し始めると、「恋愛は面倒。それより早く結婚したい」と考える人も増えるようです。これまでの恋愛経験を振り返り、「悪いことばかりじゃなかったけど、また一から恋愛するのはちょっと大変だな」と思ってしまうのかもしれませんね。
周囲の人がいつもパートナーの悪口を言っている、カップルが周りの迷惑を顧みない行動を取っているなど、恋愛に関するネガティブな情報が自分の中に多くあると、恋愛への抵抗感が強まります。
その結果、「興味がないわけじゃないけど、そんなにいいものだとは思えない」と、自分から恋愛を断ってしまうんですね。
恋愛したくない時のおすすめの過ごし方を紹介します。
まず大前提として、「恋愛したくない」状態を悲観しないことです。恋愛する・しないは個人の自由ですし、したいと思えないのに無理に義務感を持つ必要もありません。
「今はそうは思えないけど、いつかいい人と巡り合えるかも?」くらいに捉えておけば、忘れた頃に恋愛のタイミングが訪れるかもしれませんよ。
恋愛中は、ある程度お金も時間もパートナーに割く必要があります。でも、フリーの時ならそれは全部自分だけのもの!
好きなタイミングで好きなことをしたり、出かけたり。自分だけの時間を充実させましょう。
上述した「一人の時間を充実」ともつながりますが、恋愛以外に何か熱中できることを見つけるのも良い方法です。
失恋して失意のどん底、もう恋愛どころか何もしたくない……そんなからっぽの状態に陥ってしまった場合は、とくにおすすめしたいですね。
何かに熱中している間はつらいことを忘れることができますし、それが続くと本当の意味で終わった恋のことなんて思い出さなくなるものです。
「恋愛したくない」という時期を経て、「また恋愛したい」「パートナーを見つけたい」と思ったらどうしたらいいでしょうか。
まずは人と会ったり、話したりする機会を増やしましょう。他者との関わりのなかでしか、恋愛は生まれないからです。
これは別にリアルの対面に限ったものではないので、オンラインツールなども積極的に活用していきましょう。
コミュニケーションを取る機会を増やせば、それだけ恋のチャンスも増えます。
新たな出会いに向けて心機一転、服やメイクなどを見直してみるのも良い機会です。
見た目を整えることによって自分にもっと自信がつき、恋愛にも前向きになれるはずですよ。
自分の気持ち、願望を言葉にすることも大切です。自分自身に向けての言葉でもいいですし、もっとおすすめなのは周囲に向かって発信すること。
それを見た知人が「あの子、恋愛したくないって言ってたけど、気持ちが変わったみたい」と気づいてくれて、何かしらの縁を運んできてくれるかもしれませんからね。
恋愛したくないと思う時期は、誰にだってきっと訪れます。それ自体はなんら不思議なことではなく、気に病む必要もありません。
恋愛に対してモチベーションが高くない時には無理をせず、それ以外のことに目を向けましょう。
そして、再び恋愛したいと思えた時にまた動き出せばいいのです。
Written by 七尾なお