近年、子なし夫婦が増えています。子どもを持たないという選択をあえてする選択子なし、DINKs(Double Income No Kids)と呼ばれる元々子どもを持つ意思がない共働きの夫婦、子どもを望んで妊活や不妊治療をしたけれど恵まれなかった夫婦など、子どもがいない理由は様々。
今回の記事では、あえて子どもを持たないことを選んだ選択子なしの夫婦に焦点を当て、その選択をした理由やメリットについて解説していきます!
まずは、子なし夫婦が増えている理由から見ていきましょう。
子なしを選択する夫婦は、2人の時間を楽しみたいと考えているケースが多いようです。交際期間が短いスピード結婚だった場合などは、その傾向が目立つカップルが多く見られます。
2人の時間を過ごしている中で、その関係が心地よく、「ずっとこのままでも良いのでは?」と感じるようになった人も。
子どもが生まれると、必然的に子ども中心の生活になります。特に小さいうちは趣味の時間を削ったり、好きな物を食べに行くのを諦めたりしなければいけない場面が多いです。
ライフスタイルを変えてまで育児をしたいと思わないという理由から、子なしを選択する夫婦もいますよ!
経済的に余裕のある暮らしをしたいから子なしを選択する夫婦も一定数いるようです。子どもがいる=経済的厳しいというわけではありませんが、子どもにお金がかかるので趣味などを我慢しなければいけないと思ってしまう人も。
その結果、QOLが下がるならあえて子どもを持たず、夫婦で満喫したいと考えるのでしょう。
子どもを授かるのはとてもおめでたいことですが、五体満足で生まれてくるとは限りません。何らかの障害を抱えて生まれてきた場合、子どもの将来が不安になってしまいます。
子どもに持病や障害があると、子育てはさらに大変になります。兄弟や姉妹にそのような人がいると、子育て=大変すぎるというイメージが先行し、子なしを選択する可能性が高いのも頷けますね。
自分の人生を満喫するために選択子なしを選ぶ夫婦もいます。子どもがいても夢は叶えられるかもしれませんが、難しい場合もあるでしょう。子育ての中で新たな夢が見つかる可能性もないとは言い切れませんが、それよりも自分が持っている夢を叶え、後悔がない人生を送りたいと考えている人も一定数いるものです。
そのような人は、子どもを授かって子育てをすることにメリットを見いだせないのだと考えられます。
結婚をしたら子どもを産むのが当たり前だと思っている人は多いでしょう。そのような考えの人は、子なし=不幸だと勘違いしている可能性も……
子なし夫婦には子なし夫婦ならではのメリットもあるのです。続いては、そのメリットについてみていきましょう。
子どもがいると、産前産後休暇や育児休暇などを夫婦のいずれかが取得します。多くの場合は、女性が取得し、子どもがある程度大きくなるまではパートなどの時短勤務をしなければいけません。
正社員のまま働き続けようとすると、子育てと仕事の両立が難しくなってしまいます。その結果、キャリアを諦めなければいけなくなってしまうんです…… しかし子なし夫婦なら、お互いにキャリアを形成できます。
子どもがいると、前述したように子供中心の生活になっていきます。旅行が趣味の夫婦なら、それを諦めなければいけないなど不満が募ってしまう可能性もありますよね?
また友達と遊ぶ時間も限定されてしまいます。趣味に対しての制限をされたくないと考えている人にとって、夫婦の時間や自分の時間がたくさん作れるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
悩みを全く抱えていない人はいません。しかし、子どもがいると自分のことだけではなく、子どものことまで考え、悩みがどんどん増えてしまうもの…… 子どものこととなると一筋縄ではいきません。振り回されっぱなしだと、精神的に余裕がなくなってしまうことも考えられます。
一方子なしなら、自分や配偶者のことだけ考えれば良いため、精神的な余裕も生まれやすくなりますよ!
結婚をすると周りから、「子どもはまだなの?」と聞かれる場面が多くなります。子なしで生活することを選択している夫婦なら軽く受け流せるかもしれませんが、妊活や不妊治療をした結果授かれなかった夫婦にとって大きなストレスになってしまいます。
また、結婚=妊娠・出産という凝り固まった考え方に嫌気が差してしまうものです。子なしでも幸せを見つけることはできるので、自分たち夫婦が求めている幸せは何なのか話し合い、幸せな人生を歩めるようにしましょう。
周りからのプレッシャーを感じる場面もあるかもしれませんが、子なしと決めたなら貫いて問題ありません!
Written by 早紀