人には色々な癖がありますが、そのうちの一つに「髪をつい触ってしまう」というものがあります。周囲の目も気になるのでやめたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
無意識のうちに髪を触ってしまうのは一体どうしてなのでしょう? 今回は髪を触る心理についてと、この癖をやめる方法について解説します。
まずは「髪を触る」という心理を理解することで、その行動に対する見方が変わってきます。
緊張している時に髪を触る癖が出てしまう人がいます。
緊張すると、爪を噛んだり腕を組んだりと、体のどこかを触りたくなってしまうのです。髪をずっと触り続けている場合、無意識のうちに何らかの理由で緊張状態が続いている可能性が高いです。
髪にただ触るだけでなく、引っ張って抜くような仕草をしたり、くしゃくしゃと乱すようにしたりする場合、ストレスが溜まっているのかもしれません。髪を痛めつけることで、外に向けられない苛立ちを自分にぶつけるいるのかも。
ストレスからつい髪を触ってしまうという人は、繊細かつ不安を抱きやすい性格だと考えられます。ストレスが溜まらないよう、自分なりの発散法を知っておくことがポイントです。
髪に対して何らかのコンプレックスがある場合も、髪を触る傾向があります。
コンプレックスについて、わざとそれを話題に出したり触れたりするという人は少なくありません。お金に対するコンプレックスがあるとお金の話をしたがるといった例もあります。
髪の色や長さ、髪質、毛量などにコンプレックスがあり、ついつい髪を触ってしまう癖が出ているのかもしれません。
髪を触る癖は周囲にあまりいい印象を与えません。できればやめたいと思っている人もいるでしょう。
しかし、長年染みついた癖をやめるのはとても難しいものです。では、髪を触る癖をやめるにはどうすれば良いのでしょうか?
髪を触ってしまう要因にはストレスが大きく関わっています。つまり、ストレスを発散するのが重要なポイントなのです。
好きな音楽を聴く、感動する映画を観て泣く、誰かに愚痴を聞いてもらう、不満を紙に書いて破り捨てる、運動する。このようにストレスを発散する方法はたくさんあります。自分に合うやり方を見つけましょう。
髪を触る癖がやめられない場合は、ヘアスタイルにこだわってみるのもおすすめ。
ばっちりと決まったヘアスタイルはできれば崩したくないと思うものです。いつものように触ってしまうとせっかくのセットが台無しになってしまう……そんな心理から、次第に髪に触らなくなっていきます。お団子ヘアなどおすすめですよ。
髪を触る癖をやめるためには、誰かと一緒にいる時間を増やしてみましょう。
常に髪をいじっていると、「話を聞いていない」「つまらなそう」という風に見られ、ネガティブな印象を持たれがちに。
そんな周囲の視線が気になることで「できるだけ触らないようにしよう」という意識が働き、触らなくても落ち着けるようになっていくはずです。
また、信頼できる家族や友人に「髪を触っていたら教えてほしい」と伝えておくと、どのようなタイミングで自分の癖が出ているのか把握しやすくなります。それがやめるためのヒントにもなるので、周りの人の声には耳を傾けるようにしましょう。
根本的なことですが、自分自身で癖を抑えようと意識することも、やめるための有効な方法の一つです。「どうしてもやめたい!」という強い思いがあれば、何とかして癖を抑えられるようになります。
また、どのような時に触ってしまうのかを併せて考えてみれば、改善すべき部分が明確になるでしょう。
髪を触る心理には、緊張やストレスで精神的に苦しい状況であるに、または髪に対するコンプレックスがある、などが関わってきます。
髪を触るという癖は、一般的にはあまりいいイメージがありません。自分の好感度アップのためにも、髪を触る癖をやめる方法をぜひ実践してみましょう。効果が出るには少し時間がかかるかもしれませんが、少しずつ変化に気が付けるようになっていくでしょう。
Written by 早紀