「あの人と関わるとろくなことがない」「なんだか一緒にいて疲れる」
身近な人に対してこのように感じてしまったことはありませんか? 今回は、人間関係でうまくいかず相手と距離を置いた理由について調査しました! 毎日疲弊してしまうような関係ならば距離を置いた方がいいのかもしれません。
・会社の同僚が人の悪口ばかり言っていて、一緒にランチをするのが疲れてしまいました。お昼は一人で買い物に行くなどして距離をとっています。(48歳/女性/事務員)
たまの愚痴であれば苦でないかもしれませんが、同じ職場で毎日となると辛いですよね。とはいえ、職場では露骨に避けるわけにもいきませんから、あくまで自然に距離をとるスタンスがうかがえます。
・会社の同僚、挨拶をしても返ってこないし、何かと不満を言うのでなるべくかかわらないようにした。(53歳/男性/営業)
職場で人との調和がとれるかどうかは重要です。挨拶もできない、仕事をしていても不満ばかりの人とは距離を置きたくもなりますよね……。
・元カノなのですが、コロナ禍にも関わらず外出して居酒屋に行こうとするなど、価値観の違いを感じて距離を置きました。(34歳/男性/SE)
恋人と価値観が合わず距離を置いてしまうケースもあります。特に常識的な部分に違いを感じると、衝撃が大きいのかもしれません。
・付き合いたての女性から、賃貸アパートの保証人や家賃の立替など、お金に絡んだ頼み事をされるように。自分から距離を取るようになりました。(49歳/男性/会社員)
お金がらみの問題は人と距離を置くのに十分すぎる理由でしょう。関係性にもよりますが、離れて正解かも!?
・一方的に愚痴を言い続けるうえに、やたらと自分の能力以外のこと(親がすごい、友達がすごい、出身地がすごいなど)でマウントをとってくるようになった友人。向こうが誘ってきても都合が悪いとやんわり断り続けて、「また機会があったら」というフレーズを絶対に使わず、距離をとって絶縁しました。(49歳/女性/クリエイター)
自慢も愚痴もほどほどに。本人はマウントをとっているつもりはないかもしれないのが怖いところ。つい話のネタに、とおしゃべりしたことがマウントになっていないか気をつけたいですね。
・高校からの友人で、約30年くらいの付き合いになります。2年前に会社を退職して以来、お金に困っているようで一緒に飲みにいくと必ず私が会計をしています。次回は友人が払うと言ってくれますが口だけです。
そんな状況が続く中、私の給料日になると毎回誘いの連絡がくるのです。きっと友人は私に会いたいのではなく、私のお金でご飯を食べたいだけなのだと分かりました。その友人に誘われても「また今度行こう」と断りをいれて距離を置くように。付き合いが長いだけに、非常に残念です。(49歳/男性/技術開発)
友人と距離を置いた理由にもお金の問題が……! お金の貸し借りだけの話ではなく「“友達にとっての自分の存在意義”はお金なのかな」と感じてしまったら、離れたくもなるでしょう。
・学生時代からずっと仲良くしてきた友人がある宗教に入信。何かとその宗教を勧め、やれ選挙で投票してくれ、やれイベントに参加しないかと、普段の会話も宗教につなげるようになってしまいました。耐えられなくなり距離を置きましたが、すごく残念です。(52歳/女性/専業主婦)
宗教を信仰することは問題ではありません。しかしそれを他人にまで強要するのは喜ばれない行為ですね。宗教に限らず、自分の考えを人に押し付けてはいないか、振り返る時間が必要かもしれません。
・母の葬儀の後、母が要介護5だった6年間、ほとんど見舞いに来なかった姉(自分の幸せの事しか考えない人)と縁を切りました。(56歳/男性/自営業)
家族ならではの理由ですね。介護問題に関わらず、人生の大事な局面で、周囲の幸せまで考えて行動できるかどうかで人間関係は変わってくるでしょう。
・元嫁の母とは考え方が違いすぎてそっと距離を置きました。私の母親が長期入院で金銭的に余裕がない事を「そんな母親は見捨てて私たちにお金を出せ」と言い出したから。(49歳/男性/接客業)
相手が好きで結婚を決めたのに、親が介入し、距離を置きたくなってしまうパターンも珍しくないでしょう。本人たちの努力次第といわれればそれまでですが、お互いの家族はどうしても無視できない部分でもあります。
金銭問題、価値観の違い、悪口の多さ、マウント取り……間柄によって様々な理由で距離を置いたケースをご紹介しました。
一見ネガティブな事態かもしれませんが、お互いに嫌な思いを続けるくらいなら、距離を置くのも一つの手です。意見をして伝えてあげるのも優しさですが、そっと身を引くこともまた優しさといえるでしょう。
我慢しすぎず、適切な距離感で人間関係を築いていけるといいですね。
Written by 田中なお