・気になる女性が脈ありか脈なしかを判断する方法
・脈なしだった場合、異性として意識させるための方法
上記について僕の体験談をもとにお話していきます。
「マイナビライフサポート」のアンケートによると、8割の男性は女性の脈ありを見極められなかった経験があるようです。
参照元:「女性の気持ちが見極められない男性はどれくらい? 」
女性は気になる男性に、様々な“脈ありサイン”を送ると言われています。けど実際のところ、脈ありサインは、女性のタイプによって意味合いが異なったりするので、◯◯の脈ありサインを出したからといって絶対とは言えません。
ほとんどの男性はそれを理解しているので、失敗を回避するため、より確かな脈あり・脈なしを判断できる記事、最近だとYouTube動画なんかを漁るのではないでしょうか。しかし、いろいろ参考にしても脈あり・脈なしが見極められなくて、そのまま諦めてしまうパターンも存在します。
なぜならどこを探しても、自分にドンピシャで刺さるものが無いからです。
「女性の脈あり・脈なし」についてネット検索する男性は多く、このテーマを取り扱う恋愛サイトもたくさんあります。その中に、求めていた答えが見つかることもあるでしょう。
僕自身も、過去に「女性の脈あり・脈なし」が知りたくて検索したことがあります。で、女性の脈あり・脈なしについての知識は深まったものの、自分の状況に当てはめて考えると、どうもしっくりこないんです。
恋愛サイトを参考にすることで、「これとこれが当てはまるから、あの子は脈ありの可能性が高い」という風に判断することもできます。けど、いざ気になる女性を観察すると、「あれ? これはどうなんだろう? 」という問題に直面して、やっぱり判断できないんですよね。
片思いしていた当時の僕は、ネットで検索しても分からない問題を一人で悩むのはやめて、自分より恋愛経験が豊富な友人に相談してみました。友人に、できるだけ具体的な詳細を伝え、脈ありか脈なしか考えてもらった訳です。この友人の判断では、「それ脈ありだよ」という、嬉しい意見。
さらに確信を持ちたかった僕は、別の友人に同じ内容を伝えます。すると友人は、「うん、それ脈ありだと思うよ」と言ってくれました。
……こう書くと、女性の脈あり・脈なしを判断できない男性を煽っているように聞こえますけど、僕のように答えの出せない人が行き着く先は、ここか、占いしかないと思います。
結局、このときの片思いは「脈あり」という結論に至り、告白して無事に恋人同士になれました。このときは心の底から友人に相談してよかったと思いましたね。
思い返してみると、あの当時の僕は、「誰かに『それは脈ありだよ』と認めてもらいたかった」、ただそれだけなのだな、という点に気づきました。
そうなんです。僕の中では脈ありだと思う根拠がいくつもあって、なんなら片思いが成就する可能性が高いとさえ思っていました。ただ、誰かに「大丈夫、うまく行くよ」と、背中を押してもらいたかっただけなんです。
脈ありか脈なしかの判断ができない人は、誰かに相談することで結論をだせることもあります。モヤモヤした日々を過ごしている男性は、最終的な判断を親しい友人に委ねるのも悪くないと思いますよ。
これも体験談ですが、好きだった女性が「脈なし」からスタートし、「脈あり(交際)」に変わったときの話をします。
僕が職場で気になっていた女性が、「Clevaさんって、『松本大洋』の漫画好きなんですか? 」と、映画「ピンポン」で話題になった作者のことを持ち出してきたことからはじまります。
公開から十年以上遅れて原作コミックを読んだ僕は、松本大洋の描く作品に感動し、その余韻を職場で話していました。この女性は、そのときの僕の会話を聞いていたようで、数日後、二人きりになったタイミングでこの話題を掘り返してきます。察しの通り、この女性は松本大洋のファンだったようです。
もともと気になっていた女性なので、思わぬ接点にチャンス到来と思い、食い気味に話す僕。「すごく面白かったから、他の作品も読んでみるよ」と話し終えた翌日のこと。
その女性はなんと、松本大洋の漫画を全部持って来ていました。念のため確認すると、僕に貸してくれるというのです。
全作品持っていることは知っていましたけど、別に貸してと言った訳でも、「明日持ってくるね」と約束していた訳でもありません。
さすがに驚きましたけど、それ以上に、「僕が興味ある物を、あまり親しくない関係なのに貸してくれた」という事実にうれしく思いました。これがきっかけで、「気になる女性」から「好きな女性」に変わったのは言うまでもないですね。また、少なからず僕に好意があるのだとも思っていました。
そこからは、会社へ仕事に行くというより、好きな女性の脈ありを確かめるために出社していましたね。漫画の件とは別に、数々の脈ありサインも確認できたため、告白するまでにそこまで時間は掛かりませんでした。
告白の結果は、「そういう目で見てなかったから、すぐに返事はできない」という、時間差で振られるパターン。あれあれあれ、脈ありサインって一体……。
僕は「すぐに返事くれなくていいから」と言ったあと、内心は「たぶんダメだろうな」と思いました。そもそも脈ありなら、すぐにOKをもらえると思ったからです。
で、数日後、女性からメールが来てました。「ああ…… 断りのメールをくれたんだな」と思いながら件名を見ると、「私でよければよろしくお願いします」との記載がありました…….。
後日、「正直、振られると思った」という話をすると、「本当に驚いたのでかなり悩んだ」らしく、僕のことを1ミリも異性として見たことはなかったそうです。やっぱり女性の気持ちって、脈ありサインだけでは分からないものだなとつくづく思いました。
脈なしの場合って、そもそも“異性”と認識されていなかったりするんですよね。今回で言えば、それまで異性として見ていなかったけど、僕が「好き」であることを知ったことで、異性として意識してくれるようになった訳です。
あとで聞いたのですが、「あのとき漫画を貸してくれたのはなぜ? 」と質問すると、「自分の好きな作者を褒めてくれるのが嬉しくて、他の作品も読んでもらいたいと思っただけ」と言っていました。そこに恋愛感情はなくて、ただ単に面白さを共有したかっただけとのこと。友人感覚だったそうな。
きっかけは、よくある男の勘違いってやつですけど、その思い込みのお陰で上手く行く恋もあるよ、ということを伝えたかったです。
Written by Cleva