彼氏に依存されて交際していくことに疲れてしまった、ということはないでしょうか。依存される側は、窮屈で重く感じてしまいます。本記事では、彼女に依存する男性の特徴や、依存する相手のためにできることなどを紹介していきます。悩んでいる女性は参考にしてください。
彼氏の束縛が強いと「彼は私に依存しているのかな」と不安になる女性もいるでしょう。彼女に依存する男性とは、彼女に夢中になるあまり、相手の迷惑を考えない行動をとってしまう男性です。
依存された状態で付き合っていくのは、束縛され過ぎてしまい楽しい恋愛とはいかないでしょう。この記事では、彼女に依存する男性の特徴や相手のためにできることについて紹介します。依存傾向がある彼氏の場合は参考にしてみてください。
彼女に依存してしまう男性には、ことあるごとに状況報告をする・させる、自分に自信がない、束縛が強いなど、いくつか特徴があります。
「もしかして彼氏は私に依存しているかも?」と感じている女性は、これから紹介する特徴に彼氏が当てはまっているものがないか、チェックしてみてください。
ことあるごとに状況報告をする・させるのは、自分のことを彼女に把握しておいてもらいたい、そして彼女のことも事細かに把握しておきたい、という考えから来ています。お互い隠し事なく状況を報告し合うことで、他の人にはない強い結びつきを感じようとしているのです。
また、依存してしまう男性は、自分の知らない場所で、彼女が誰と何をしているかわからない状況は不安に駆られるため嫌いです。自分が安心したいからこそ、彼女の状況報告を求めます。
彼氏から友人や家族に自分を彼女と紹介されることは、嬉しいことでしょう。しかし、彼女に依存する男性は付き合って間もないうちから、そういう行動に出ることがあります。第三者に紹介することで、彼女と付き合っている安心感を得ようとしているためです。
彼と一緒に歩いているときに偶然彼の友人や家族に会って紹介されるなど、自然な流れで紹介された場合は問題ありませんが、頻繁にそういう機会を設けられた場合は、依存傾向にある人なのかなと警戒したほうがよいでしょう。
依存する傾向が強い人は、根本的に自分に自信がない人が多いです。人によって自信がない理由はさまざまですが、容姿や学歴、経済力など、何かの分野において自信がなく、コンプレックスを持っています。
自分を好きと言って付き合ってくれた彼女に対しては「こんな自分を受け入れてくれた彼女を絶対に離したくない」と、強い執着を見せるでしょう。
束縛が強いのも、彼女に依存する男性の特徴です。ちょっとした束縛はかわいいと感じることがありますが、依存までエスカレートしていると窮屈な思いをします。
毎日その日、何をしていたのかの行動を細かく確認してきたり、予定にないことをしたときは「嘘をついたのか」と怒ったりすることもあるでしょう。
男女問わず、寂しがりやでかまってちゃんな性格の人は、身近な相手に依存しやすい傾向にあります。とにかく自分中心で、彼女に目を向けられていないと放置されている感覚になるのです。
LINEの連投やしつこい電話のみならず、あえて彼女を心配させるようなメッセージを送って注意を引こうとすることも。「他に好きな人ができるかも」「俺がいなくても平気なんだね」と、子どもじみた発言をしたりします。
歪んだ愛情表現をすることが、彼女に依存しやすい男性の特徴です。
友達があまりいないために、彼女にばかり意識が向きがちなのも、彼女に依存する男性にありがちなケースです。
彼女が自分以外に親しい人間がいると「自分には彼女だけなのに、彼女はそうではないのか」と不機嫌になることがあります。
彼女に依存してしまう男性は、常に一緒にいたがり強引に会おうとします。たとえば、休みの日は全て一緒にいるもの、という考え方を持っていてそれを押し付けてくるところがあるでしょう。
また、疲れているから、仕事で忙しいからと言っても「少しでいいから」「顔が見たいだけだから」などと言って、無理やり会いに来てしまうこともあり、相手の迷惑を考えません。一緒にいたがる行動が目立つ人は依存されている可能性が高いと考えられます。
そうは言っても、依存=愛情の深さだ、と感じる人もいるかもしれませんが、なかには暇で時間を持て余しているから彼女のことばかり考えるという男性もいます。趣味がなく、やりたいことも見つけられないと、その分の感情が全部彼女へ向いてしまうのです。
ここまで紹介したパターンと異なりますが、彼女のことばかり考えて頭がいっぱいになる特徴は依存と変わりありません。
彼女に依存する男性は、友達が少なく出歩くことがないため、世のなかの様子に関心が薄いところがあります。
視野が狭く、彼女以外に興味を持ちにくい環境にいることが多いでしょう。自分の経験以外の情報が入ってこない点も、依存的な考え方や行動に至ってしまう要因の一つでしょう。
自信はないのにプライドが高いというのは矛盾にも感じますが、依存する男性は、プライドが高過ぎるために、依存思考や行動を間違っていると認めない節があります。
プライドが高いからこそ、自分の行動を評価してほしいのです。依存も正当な愛情行動だと彼女に認めてほしいと考えています。
彼女に依存する男性はマザコン気質なことがあります。大人になっても母親の言うことを素直に聞いて、彼女のことも相談します。
ところどころ母親と比較するような発言や、母親がしてくれることを彼女にもしてほしいと思っているところがあります。彼女に依存するように、母親にも依存している可能性が高いでしょう。
彼女ができると、意識が彼女にいってしまうため、自分の趣味に時間を割く気になれなくなってしまいます。彼女がいるとこれまで好きだった趣味もどうでもよくなってしまうのです。
趣味に飽きるのは個人の自由ですが、仕事までおざなりになる傾向があります。仕事中も彼女にLINEを入れたり、彼女のために仕事を休んだり、仕事への態度が明らかに変わります。仕事での評価も低く、職場では信用されていないことが多いでしょう。
彼女が気になるあまり「今何をしているの?」「一人でいるの?誰かといるの?」「今日は仕事だったの?」「昨日言ってた予定と違うよね?」など、何でも質問をしてきます。
これは、彼女に依存する男性特有の行動です。彼女に依存する男性は「大好きな彼女のことはいつも気になるに決まってるじゃないか」というスタンスでいます。自分が知らないことがあると嫌なので、細かく教えてほしいのです。
心に余裕があれば対応できますが、毎回この調子だと鬱陶しいと感じてしまうこともあるでしょう。
心配性過ぎて何でも頼ってくるところも、彼女に依存する男性に見られがちな特徴です。心配性な性格はその人の特徴ですが、毎回一方が頼り過ぎていると依存関係が生まれやすくなります。
頼っている側は、何でも相手に任せていればいいため楽ですが、頼られている側は「そのくらい自分で決めて動いてほしい」と不快感を覚えるようになってきます。
依存する男性と付き合っていると、相手は四六時中あなたのことを考えていて、自分の思いに応えてほしいという願望を持つようになるでしょう。行き過ぎた束縛をしたり、何でも頼ってきたりするため、対応が面倒で次第に疲れてしまいます。
そこで、彼氏に依存してくる部分を少し抑えてほしいと思う人は、依存する男性のためにできることが何か考えてみましょう。ここでは、依存する男性のためにできること10個について紹介します。
依存している自覚がなければ、改善は見込めないでしょう。まずは、彼に自覚してもらうことが第一歩となります。
ただ、依存であるのに「これは純粋に君のことが好きなだけで、問題ではない」と主張されることもあります。なぜ彼の好意は依存になってしまうのか、またなぜ依存したままではよくないのかについても伝えないと、理解してもらえない場合もあります。
「趣味を見つけたほうがいいよ」「友達とも遊んでみたら?」「仕事の目標を見つけよう」など、依存をやめる手段を提案しても、本人の気持ちが依存をやめたいと思っていなければ意味がありません。
彼の行動の原動力が「彼女に好かれたいから彼女にすすめられた行動をとる」では依存は解消できないのです。「君の言う通りにしたからもっと好きになってくれるよね?」という考えになってしまうと依存したままになります。
彼の意識が依存をやめたいと思っているかがポイントで、依存をやめたい気持ちを持っているかをチェックしましょう。
依存してしまう人は、自分の欲求を相手に向けてしまうため、相手にとって何が嫌かわかっていないことが多いです。依存による行動がしつこ過ぎる場合、二人の間でルールを設けましょう。「ここから先はダメ」とはっきり線引きすることで彼氏もNG行動を把握しやすくなります。
たとえば、朝は忙しいから電話はしない、予定は先に約束したほうを優先する(恋人が第一優先ではない)などです。
注意点としては、彼からすると「あれもだめ」「これもだめ」と言われているように聞こえてしまう場合もあるため、仕事が終わったら返事をする、疲れていても寝る前は「おやすみ」とLINEはする、など不安を与えない内容も入れておくことが大切です。
彼女優先、彼女中心の生活になっている依存症の男性は、彼女以外の人との付き合いが疎遠なことが多い傾向にあります。意識を向ける相手が彼女単体にしたままでは、依存度が下がることはないでしょう。彼女以外との付き合いも大切にしていくように促していく必要があります。
依存をやめてほしいと言っても、意識が彼女に向いている間はなかなかうまくいかないものです。そこで、依存を減らすためには、彼氏に趣味や楽しいことを教えてあげましょう。
彼女以外で心が満たされれば、彼女に依存しているパワーがそちらに向くため、彼女と適度な距離感が生まれます。
依存する彼氏の場合、束縛など要望が強い傾向にありますが、無理に相手に合わせないようにすることも大切です。確かに彼氏の言うことを素直に聞いておけば、波風は立たずぶつかることもないでしょう。
しかし、最初はそれでよくても、依存体質の人は要求をどんどんエスカレートさせていくところがあります。常にどれだけ自分が思われているか、自分の要求にきちんと応えているかが判断材料になっているためです。
この傾向を防ぐには、早い段階から相手に合わせないようにするとよいでしょう。
彼女に依存する男性は、自分に自信がないため、彼女が誰かに取られてしまわないか常に不安を抱えています。
そのため、他の男性と会ったことを極力話さないようにしましょう。他の男性の影がちらつくと浮気を疑われたり、束縛がさらに強まったり過剰に反応します。冷静に会話しようとしても「信用できない」と言い、聞く耳を持たなくなってしまうこともあります。
毎日の連絡回数が多かったり、休日はいつも会いたがったりされると、彼氏であっても息苦しくなってしまうことがあります。会えない日は何をしているか、事細かに質問されるのもうんざりすることもあるでしょう。
依存が強過ぎて付き合っているのが息苦しくなってきた場合は、はっきり迷惑であることを伝えてみるのも一つの方法です。
遠回しに断っていても、自分の希望を通そうとしつこく誘ってくるのが依存する男性の特徴です。自分は彼氏なのだから優遇されて当然と思っている可能性があるためです。はっきり迷惑だと言わないと、嫌がっている気持ちが伝わりません。
いろいろと対策しても相手の依存状態が変わらない場合は、別れを検討していることを伝えてみましょう。依存している人は、依存先を失うことを恐れます。
「別れるくらいなら何とかしなければ」と、彼が必死に変わろうとするでしょう。しかし、そのまま別れてしまうこともあるため、最後の手段としてとっておきましょう。
人によっては、度を越えた依存行動をしてくるケースもあります。適切な接し方をしないと状況をさらに悪化させてしまうため、専門機関への相談を検討しましょう。自分だけで悩まず、精神科や心療内科などに相談することも大切です。
彼氏が依存している対象が彼女だけではない場合もあるでしょう。依存の対象は、恋愛自体への依存やギャンブル、買い物、インターネットなどさまざま考えられます。
ここでは、依存の対象について紹介します。どの依存も誰しも陥る危険性があるため、注意しておきましょう。
恋愛に依存すると、自分の日常よりも恋愛対象と見なした相手を第一優先にする特徴があります。恋愛をしている状態を保ちたいために常に恋人がいる状態を作り出そうとしたり、よくない相手でも付き合い続けたりする人もいます。
恋人同士であっても「いつか飽きられてしまうかも」といつか来る別れに怯えたり、相手に強く固執します。別れようと言われても、現実を受け止められず、ストーキング行為に出てしまうこともあるため危険です。
ギャンブルに依存してしまうギャンブル依存は、パチンコやスロット、競馬、競艇、競輪などお金をかける物に依存することを言います。
ギャンブルがしたい衝動を抑えきれず、借金をしてでもギャンブルにのめり込んでしまいます。負けて痛い目にあっても、大当たりしたときの感覚が忘れられず、その興奮を得るために、ギャンブルにお金を投じ続ける傾向があります。
買い物をすると気分が高揚して、一時的にストレスから解放されるうちに買い物に依存してしくケースがあります。
最初はほしい物を買って得た喜びから、気分が上がっていたものの、徐々に物を買うこと自体が目的になり、制御できなくなるくらい買い物し続けてしまう依存症状です。気がついたら購入した物が溢れていてとんでもない金額を使っていた、ということがあるでしょう。
ネットに依存することもあります。インターネットを四六時中やり、ネット上の相手とチャットしたり、インターネットゲームをしたり、のめり込んでいきます。
最初は、ネット上にはおしゃべりできる相手がいつもいて楽しい、普段は知り合えないような人とゲームで出会えて面白い、など実世界にはない刺激にワクワクするでしょう。
しかし、度を越えると実生活とネット世界の区別がつかなくなってしまいます。スマホやパソコンなどネット環境が繋がっている状態を常に求めるようになってしまうでしょう。
お酒の飲み方を間違えて度が行き過ぎると、アルコールに依存してしまうことがあります。自分で、お酒を飲む量をコントロールできなくなってしまうために非常に危険です。
長い間お酒を大量に飲み続けると、体への負担は大きくなり、臓器に悪影響を与える場合があります。
彼女に依存する男性の特徴や、依存傾向にある相手のためにできることについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
依存と愛情の深さをはき違えている人もいますが、依存の根底には自分本位な考え方があり、自分の望む展開に仕向けたいために、相手の気持ちを無視した行動をとります。
依存される側は、強い束縛など行動に制限をかけられるため「重い」「面倒くさい」という気持ちになり、ストレスを抱えがちです。だんだんと彼に対して愛情も冷めてしまうこともあるでしょう。
依存を軽減するためにできることを試してみて、状況が変わらなければ、関係の見直しを検討することをおすすめします。
Written by ayumi