自分の弱みを人に知られることを強く嫌がる人もいれば、自分の弱みを平気で人に話せる人もいます。あなたはどちらですか?
ここでは、人に弱みを見せる人の心理と、そうでない人の心理についてお話します。実際にどちらがお得なのかということについても解説しますので、生き方のヒントにしてみてください。
自分の弱みを見せたくない、できれば隠したいという人は、一定数います。そのような人の中には、子供の頃から「弱みを見せてはいけない」という風に教えられて育った人も少なくありません。
弟や妹がいたので、親に甘えたくても、「もうお兄ちゃんでしょ!」とか、「いつまで経っても甘えないの。ほら、○○君に笑われるよ」などと言われ続けて育ったのかもしれません。
その為、成長する中で「甘えること=弱みを見せること」は良くないと学び、自然と弱みを見せられない人になった可能性があります。
逆に「○○ちゃんは、よくできる子だから」と褒められて育った場合も、自分の弱みを見せることができない人になりやすいものです。よくできる子供にならないといけないというプレッシャーを感じてしまい、できないところを身近な人にも見せることができなくなってしまうのです。
また、育った背景に関わりなく、極端に負けず嫌いな人も自分の弱みを見せることができません。「弱みを見せる=負けを認める」という風に感じてしまうので、素直になることができないのです。
なので、学校のテストでライバルに負けてしまった場合も、「先週から体調を崩していたから」などと言い訳をしてしまいます。友達が自分よりも早く彼氏ができた場合も、「○○は、デートなんかする暇があっていいね~」なんて嫌味を言ってしまうこともあります。
自分の弱みを見せても平気な人は、実は自分に自信がある人です。自信があるので、「自分の弱みを見せても大丈夫」と気持ちにゆとりがあります。
また、自分の弱みを見せても周りが受け入れてくれるという安心感や、周りを信頼する気持ちがあります。逆に、他の人が自分の弱みを見せた時にも、受け止める心の広さがあります。
自分の弱みを見せることに抵抗がある人がいるのは事実ですが、自分の弱みを見せることにはメリットも多くあります。自分の弱みを見せることのメリットをみていきましょう。
自分の弱みを見せない人は、周りの人との間に見えない壁を作っているようなものです。寄せつけないような雰囲気があるので、敬意を持たれることがあったとしても、親近感を持たれることはほぼありません。
でも、自分の弱みをさらけ出せる人は、「こんな面もあるんだ」と周りも近づきやすく感じるものです。そんな人には周りも弱音を吐きやすいですし、親しみを持たれやすいというメリットがあります。
男性は弱い女性を見ると、「守ってあげたい」「助けてあげたい」と感じるものです。
なので、自分の弱みを見せてくれる女性を見ると、放っておけなくなることも。恋愛においては、自分の弱みを積極的に見せる方が有利になることが多いです。
自分の弱みを認められる人には、周りもフォローしてあげようという気持ちになりやすくなります。
ちょっとした失敗で落ち込んでいる時も、「最初はみんなそんなもんだよ」とか、「そのうち上手くなるよ」などと、励ましの言葉をかけてあげたいと感じるものです。
自分の弱みを見せることに抵抗がある人もいますが、どちらかというと、弱みは見せる方がお得です。
完璧な人間を求めている人はほとんどいないので、自分の弱みにガッカリしたとしても、恥ずかしがらずにさらけ出す強さを持ちましょう。
そうする方が、人間関係も恋愛も上手くいくことが少なくありません。
Written by Marie