「何でこんなこともできないんだろう。自分が情けない」なんて思ってしまうこと、皆さんも一度や二度は経験したことがありますよね。自分を責めてしまえば苦しくなるのは自分の心だと分かっているのに、それでも自分が情けなくてついネガティブな感情を吐き出してしまいがちです。
さて今回は、「自分が情けないと感じてしまう本当の理由と3つの対処法」をご紹介。少しだけ気持ちを楽にしてみませんか?
仕事、恋愛、学業、友人関係などなど。悩みの種は日常生活の中に数多くあります。そして嫌なことや失敗したことがあると「自分はなんてダメなヤツなんだ」とか「どうして他の人みたいにできないんだ」と思ってしまうこともあるはず。しかし、そんな考えこそが「自分が情けない」と思ってしまう本当の理由なのです。
1:人と比べがちになっていませんか?
自分と人と比べすぎるのは苦しみを生み出す原因です。自分の社会的なステータスと、他人の社会的ステータスの違いであったり。もしくは容姿の違いであったり、収入や恋人、趣味の充実などなど様々。そしてそこで自分と他人を比べてしまい、劣等感を抱いてしまうことで「自分が情けない」という気持ちが湧いてくるのです。むろん劣等感をバネにして頑張ることもできるのですが、それでも自分が思い描く人間になれなかった場合、やはり「自分がなさけない」と思ってしまうのです。
2:理想の自分と今の自分がかけ離れている
皆さんにとっての理想の自分とは、どのような自分でしょうか。目標の達成や夢を叶えるのは自己実現の為の方法の一つです。しかしながらあまりにも「こうあるべき姿」を追い求めてしまうと、何か一つでも自分の理想像とかけ離れた行動をしてしまった場合、「自分が情けない」と思ってしまうものです。完璧主義であったり真面目であったり、もしくは几帳面すぎる人はこの傾向が強いかもしれません。
1:○○でなくてはならない、をやめる
先程も上記しましたが、「こうあるべき姿」とか「○○でなくてはならい」という考えを強くしすぎないことが大切です。もちろん目標を持つのは良いことですが、高すぎる自分への期待は、それが達成できなかった時に「自分はダメなヤツだ」とネガティブな感情が湧いてきてしまいます。「自分にそこまで期待しない」、そのくらい力を抜いた方が案外上手くいくものです。
2:何者かになろうとしない
私は何者なのだろう、思春期によく考えたことかもしれませんね。しかし大人になっても「自分とは何ぞや」と「自分の役割とは」なんて考えてしまうもの。ですが、自分が自分以外の何者かになるのは不可能。そしてあなたのようになりたいと思っている誰かも、あなたにはなれないのです。にも関わらず、○○さんのようになりたいと思ってしまえば、そこに劣等感を生み出してしまいます。
3:ネガティブワードを使わない
ネガティブワードを使ったり、あるいは心の中で思ったりするのは控えましょう。自分を無茶苦茶に責めて何かが解決した試しなんてないはずです。
4:途中で投げ出してもOK
「始めたことは最後までやりなさい」なんて言われたりしますが、世の中どうしようもないことあります。そんな時は投げ出して逃げちゃいましょう。生きる為に逃げるのは全然OKです。
5:一歩引いた視点で自分を見て見よう
人生は近くで見れば悲劇、遠くから見れば喜劇。そんな言葉を喜劇王であるチャップリンが残しています。後々になって振り返ってみると「あれ、そうでもなかったな」なんて思う出来事は結構あります。「自分が情けない」と思ってしまう時、一歩引いた視点で自分を見てみましょう。喜劇とはいかなくても、少し冷静に自分の状態を見ることができるはずです。
いつまでも落ち込んではいられません。沈んだ気持ちを立て直す為に必要なのは、自分を許して肯定してあげることです。恐らく「自分が情けない」と思ってしまう人は、完璧主義であったり真面目だったりする方が多いはず。だからこそ「自分の出来なさを許す」ことが大切なのです。
さて今回は、「自分が情けないと感じてしまう本当の理由と5つの対処法」のお話でした。自分が情けないと感じて反省をするのは良いですが、あまりにも自分を責めるのはNG。自信を無くしてしまいます。そんな時は自分で自分を許してあげましょう。
Written by センチネル