こんにちは、トイアンナです。「自意識過剰」という言葉ほど、私に似合うものはありません。
昔から引っ込み思案なくせに目立ちたがりという最悪のコンビネーションを抱えていたので、「人前に出たい、だけど人前に出るのは恥ずかしい」と、もじもじしながら思春期を過ごしておりました。
そんな自分を変えてくれたのは、自意識過剰な人生の先輩方でした。
突然ですが「文豪」と聞いて誰を思い浮かべますか? 中原中也、川端康成、太宰治、三島由紀夫……と、教科書で一度は見たことのある名前が思いつくでしょう。そして彼らの誰もがとんでもない自意識過剰な方々でした。
三島由紀夫は自分をカッコよく国を背負う男性として描いた映画を撮影していましたし、太宰治は自分が芥川賞に通らないとみるや審査員の川端康成に「事実、私は憤怒に燃えた。(中略)刺す。そうも思った。大悪党だと思った」とすさまじい怒りの文章を掲載しています。
賞に通らないから審査員を刺すって、どんだけ自意識過剰やねん! と、当時それを読んだ人の多くも感じたことでしょう。今日、誰がAKBやEXILEのオーディションに落ちて審査員を「刺す」なんて物騒なコメント載せますか、と。
けれど、こうして自意識過剰にふるまった彼らが、最後には大成しています。成功のためには、自意識過剰なくらいがちょうどよいのです。
もしあなたが自意識過剰なら、きっとあなたはそのままでいい。もしホリエモンが謙虚だったら、あんな大富豪にはなれなかったでしょう。あなたは成功する切符を、自意識過剰によって得たのです。
とはいえ友達を失ったり、恋人のいないままの人生はさみしい。だから人の役に立つ自意識過剰な才能を、堅実に育てましょう。英語がペラペラになりたいなら、本気で勉強しましょう。お金を稼ぎたいなら宝くじを買うのをやめて、投資の勉強をしましょう。自意識過剰な心を社会的成功へつなげるのは、見えない部分での努力です。
努力をする覚悟ができたら自意識過剰っぷりを活かし、どう世間の役に立つか考えてみてください。詩で人を感動させてもいい、起業して大成功を狙ってもいい。
自意識過剰だからこそ、目指せる高みがあるはずです。ぜひあなたの気持ちをそのままに、世へ発信していってください。
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(1)自分のことを、自意識過剰だと思いますか?
Written by トイアンナ