メンヘラという言葉から連想するのは、かなりの癖ありの女性かと思います。自傷癖があったり、病的な構ってちゃんだったり、話が噛み合わないタイプの友人にきっと誰しも覚えがあるはず。
そもそもメンヘラとはどんな人のことをいうのでしょうか? あなた自身にも潜んでいるかもしれないメンヘラ度を診断していきましょう。
メンヘラと一口に言っても色々なタイプがいるとは思いますが、ここは筆者含め、一般的な人が抱きやすいイメージとしてお話していきます。
メンヘラは、いわゆる鬱病や神経症など、医学的な管轄に入る言葉ではありません。元々有名掲示板で、メンタルヘルス版というスレッドがあって、そこから派生していった名前です。
自傷行為を繰り返してそれを周囲にアピールしたり、人と話した内容を、全て自分が悲劇の主人公になっていくかのように、内容を捻じ曲げて話してしまうタイプが多く見受けられます。
言葉は通じるけれど、話は通じないというのが、1番的を得ていて、どんな話をしていても常に悲観的に変換されてしまうので、普通の精神を持つ人にとっては会話が困難だと感じるかもしれません。
精神的な病気を患ってしまっている人との違いは、自分の異常な精神状態に酔いしれて、それにどこか美しさのようなものを感じてしまっている点でもあります。
また先天的、遺伝的などの要素ではなく、これまでの人生の中で取得してしまったネガティブなものが蓄積して、メンヘラになってしまうと考えられます。
ということは、誰しもがメンヘラ化してしまう恐れがあるということです。次の項目で、あなたの現在のメンヘラ化してしまう危険度を確かめてみましょう。
人と話す時に、少しの心配事を数倍にして自分の中に取り込んではいませんか?
メンヘラになるタイプの人は、必要以上に周囲の言動に過敏になっている傾向があります。どんな時も心を平静に保って人と会話することを心掛けて、極端な思い込みをしてしまうのを避けるように気を付けましょう。
恋愛に関連することだけではなく、学校の成績や友人の家庭事情、子供のことや会社でのポストなど、自分とその身内などの状況と他人のそれを常に比べて一喜一憂していませんか?
人は集団の中で生きていますから、それぞれに特徴があってそこに能力の差が生じることはある意味で当然のことです。他人と自分を比べてばかりではなく、自分だけの良さを見付けることから始めてみましょう。
精神的に安定した状態にある人は、孤独を怖いものだと思っていません。集団から離れた故人に戻る時間もまた、その人にとって有意義なものであると分かっているからです。
常に誰かしらから反応のあるSNSやオンラインゲームにハマってしまうタイプは、自分という存在を確立するために他者からの確認を必要としています。
一人の時間があるからこそ、集団になった時にその価値が大きくなるのだということを自覚し、いつも誰かの存在を探してしまうような心細さからは解放されましょう。
結婚前の女性も、既婚の女性もどちらにも当てはまることですが、メンヘラの素質がある女性に言えることは、幼い頃の家庭内の不和、両親との不仲を大人になった今も昇華出来ていない所にあります。
家族から充分に愛情を受けた実感がないまま大人になってしまい、今もどこかで母の温もりを探して、周囲の人間に対してその愛情を無意識に求めてしまうため、人間関係が上手くいかないのです。
立ち返って、自分と家族の関係の改善によって、メンヘラ化する危険は軽減されます。
メンヘラになりやすい人は、とても神経が細やかで元々繊細なタイプなのだと思います。鈍感になりきれなかったその細やかな心は、思いやりの心を持ってこれから行動していけば、メンヘラ化してしまうリスクをもっと減らしていけるはずです。
Written by 司