「大人の恋愛」に対して、どのようなイメージがありますか?
女性は、大人の恋愛にあこがれを持ちつつも、どういう恋愛なのかよくわからないという人も多いようです。重要なのは、適度な距離感を保つこと。これは、恋愛を長続きさせる秘訣でもあります。
精神的に大人になりきっていない年代の恋愛は、常に連絡を取り合っていないと不安になったり、「毎日会いたい」などと、とにかく距離感を縮めようとするのが特徴のひとつ。
お互いに夢中になっている間はそれでも苦にならないのですが、長い間そのような関係を続けると、だんだん疲れてきてしまいます。
自分の欲求を前面に出して押し通そうとするのが子供の恋愛、相手を尊重してお互いにとって心地よい居場所を作ろうとするのが大人の恋愛、と言えるのではないでしょうか。
彼の行動が気になって、彼が中心の生活になっているあなたは、子供の恋愛から抜け出せていない可能性があります。大人の恋愛では、お互いに自立して依存し合わないのが特徴。
彼が大切なのはわかりますが、自分のことを大切にできないままでは、「相手を本当に愛する」ということが理解できません。相手のペースに流されないよう、自分一人で楽しめる趣味などを作るといいでしょう。お互い精神的に自立することが、程よい距離感を生み、関係が長続きします。
基本的に、男性は彼女に束縛されることを嫌います。男性は、どんなに親しくても彼女を入れたくないテリトリーを持っていますので、適度な距離感を持つ余裕を持ちましょう。
「好きになった人のことは全部知りたい!」という女性は注意。これでは子供の恋愛を抜け出せません。根本的に、相手の全てを知ろうとするのは無謀です。全てを知ったつもりでも、結局断片的な事実しか見えておらず、そのことで彼を責めて破局してしまうというケースも少なくありません。
大人の恋愛がしたいのなら、必要以上に彼を束縛してはいけません。相手のことを尊重し、受け入れることで相手に対して寛大になることができるでしょう。
子供の恋愛では、お互いに好きという気持ちから恋愛関係になりますが、「好き」という気持ちは、非常にあやふやで変化しやすいものです。学生時代「いつまでも一緒にいようね」と語り合っていた彼が、就職して環境が変わったとたんに冷たくなったということはよくあります。
大人の恋愛では、変化しやすい「好き」という気持ちより、相手の将来性を見据えて付き合うかどうかを判断します。将来結婚して家庭を持つことを考えて、必要な資質を持っているかどうかを確認することは大切です。
その結果、妥協しなければならない欠点を持っている場合があるかもしれません。どうしても気になる場合は、彼と一旦距離を置いてみましょう。すると、「ここは嫌だけど、いいところもあるよな」と相手に寛容になれるから不思議です。
恋愛でも友達関係でも、お互いに高めあえる関係というのは理想的です。大人の恋愛では、一人でいるより、二人でいるほうが人間的に成長できるからこそ、関係を結ぶのです。
お互いを高めあうということは、相手を幸せにしたい、相手に信頼される人間になりたいと、お互いがそれぞれの目標に向かって努力する必要があります。
相手を受け入れ、尊重する気持ちがあるからこそ、お互いを高めあう大人の恋愛ができるようになると言えます。
相手が好きだからと言って、必要以上に束縛したり、干渉したりするのはまだまだ子供の恋愛。お互いの時間を尊重しあいながら、限られた時間を一緒に大切に過ごすのが、大人の恋愛と言えます。
また、好きだからという理由で四六時中一緒にいると、だんだん相手の欠点が目に付くようになってくるものです。適度な距離感を保っていれば、相手の欠点もそれほど気にならなくなります。
一時的に彼と少しの間距離を置いてみるだけで、気分がリフレッシュされて相手の良さを再確認するきっかけになることもあります。大人の恋愛関係を望むなら、まずは彼と適度な距離感を保つことを意識してみましょう。
Written by EMILY