「自分は人を見る目がないな」と思ったことはありませんか。人を見る目というのは、磨くことができます。この記事では、人を見る目のある人の特徴から、それを磨く方法までご紹介します。人を見る目を養って、これからの人生に活かして行きましょう。
「人を見る目があれば、人生上手くいくのに」と思ったことがある人は多いでしょう。
たとえば、第一印象は良かったのに、付き合っていくうちに「こんな人だったなんて」と幻滅してしまい、「自分は人を見る目がない」と感じる経験をすることもあるでしょう。
「第一印象」というのは、外見のみで判断することが多いため、実際のその人の性格というものは反映されない場合がほとんどです。
つまり、第一印象だけで相手の良し悪しを判断してしまうのは、大変危険なことと言えます。
では、人を見る目がある方は、どのような特徴を持っているのでしょうか。その特徴を知れば、自分が人を見る際の判断基準を修正したり、取り入れたりできるでしょう。
ここでは、人を見る目がある人の特徴を8つ紹介します。詳しい特徴を知り、参考にして行きましょう。
人を見る目のある人は、相手の外見はもちろん、服装や身につけているものにはあまり関心を持ちません。
これは、ブランドものの服や時計などを身につけているからと言って、その人自身が素晴らしい中身を兼ね備えているとは限らないと考えるからです。
見た目の先入観にとらわれないことで、人の本質を見ることができるようになります。
人を見る目がある人は、見た目で判断しないので先入観なく相手を見ることができます。
相手の発言や行動を、フラットな気持ちで見て判断できるため、言動が一致していない状況に素早く気づくことができます。
先入観を持ってしまうと、相手の言動が一致していないという事実を見逃してしまったり、無意識に見ないようにしたりしてしまうでしょう。
その結果、自分自身が都合の良いようにとらえてしまうので、相手の本質に気づけなくなります。
人を見る目がある人には、交友関係が広く知り合いが多い傾向にあります。いろいろな人と交流を持っているため、それぞれの性格や価値観、または人生経験を知る機会が多いと言えるでしょう。
つまり、「自分以外の人の行動がどのような結果になったのか」というデータを得ていると考えられます。
交友関係が狭い人の場合、そもそも知り合いが少ないために、わずかなデータしか得られず、偏った判断になりがちです。
結果として、人を見る目を養う機会が圧倒的に足りていないという状況になっています。
様々な視点で物事を見たり聞いたりできるため、人を見る目がある人の多くが幅広い知識を持っています。
それらの知識を元にいろいろな物事を判断するので、さらに人を見る目を磨くことができます。
1つのことに関して深い知識を持つことも大事ですが、日々アンテナを立てて多方面の知識を得られるよう興味を持つことも、人を見る目を養うためには大切なことと言えます。
お金が大事なものであることは、誰もが持っている共通認識ですが、そのお金にばかり目が行ってしまうと、相手の真意に気づかなくなってしまうでしょう。
難しいことではありますが、相手の懐具合ではなく、お金の使い方などの行動に目を向けることで、相手そのものをシンプルに判断できるようになります。
人を見る目がある人は、相手に興味を持ってその言動をよく見聞きします。
その上で、相手について考えながら、推測し判断するという経験を多く積むため、相手の言動の結果を知ることができるようになります。
つまり、相手の行いについて、自分や周囲のフィルターをかけず、ありのままの相手を観察し洞察することに優れていることが、人を見る目がある人の特徴と言えます。
「自分の能力を過大に評価しない」とは、日頃から自己分析をきちんと行っているため、相手から高い評価をされても、それが適切な評価なのかお世辞なのかを判断できるということです。
そのため、相手が自分を思うように動かしたいと考え、言葉巧みに近づいてきたとしても、それが本心かどうかを見極めることができます。
相手の心の裏まで洞察することができるので、たとえばお世辞を言ってきたとしても、それをお世辞として判断できることに繋がります。
失敗を経験したことのある人は、どのように物事を進めたから、結果として失敗を招いたのかを知っています。また、成功についても同様です。
つまり、失敗と成功どちらも自分の経験値となり、それが相手を判断する材料になるので、より多くの経験を積んだ人に見る目があるというのは納得できることでしょう。
ここまで、人を見る目がある人の特徴をご紹介しましたが、この特徴を自分のものにするためには、どのように行動していけば良いのでしょうか。
続いて、日頃から心がけることで人を見る目を磨ける方法を6つ紹介します。以下に具体的に紹介しますので、参考にしてみてください。
物事を判断する際には、長期的に物事を見る癖をつけましょう。早く判断してしまった方が気持ちは楽になるため、短期的に見てしまいがちですが、短期的に見たときの結果と長期的に見たときの結果が違うことは多々あります。
まずは、長期的に物事を見ることができるようになれば、人についても簡単に判断することなく、様々な角度からじっくり見られるようになるでしょう。
相手の肩書や外見、身に付けているものなどで判断しないようにしましょう。
人から与えられた名称や、目に見えるものにとらわれてしまっては、その人の本質を見るときの妨げにしかなりません。
相手の本質は、日頃の言動に表れます。注意深く観察するためにも、表面上のものにとらわれないよう心がけましょう。
交友関係が狭ければ、様々な考えの人間と接する機会は少ないでしょう。まずは、多くの人に出会う機会を作って、色々なタイプの人と接するようにしましょう。
ただし、その中には、自分にとってプラスになる人もいれば、気をつけなければならない人もいるでしょう。場合によっては、トラブルが生まれる可能性もあります。
しかしながら、様々な経験を積むことで、次回はそのトラブルが発生しないように、付き合い方を考えることにつながります。
人を見る目を曇らせてしまうのが、感情や偏見です。この2つが入り込むことによって、事実を良い方向にも悪い方向にも歪めてしまう可能性があります。
物事を判断する際には、極力感情や偏見を入れず、客観的に見た事実をもとに行うようにしましょう。
日頃から、事実を抜き出して考えるように心がけていれば、人を見る際にも冷静かつ客観的に事実を見て判断できるようになるでしょう。
人を見る上で大事なのが、相手の考えを理解するように努めることです。そのためには、どのような相手に会っても対応できるように、幅広く知識をつけることが重要です。
知識がなければ判断はできませんし、偏った知識では、それこそ事実を歪めて捉えてしまいかねません。普段から様々なことに興味を持って知識をつけていくことが、人を見る目を磨く近道と言えます。
相手を観察する癖をつけるというのも、人を見る目を磨くことができる1つの方法です。
今、目の前で自分に接している相手を観察するのはもちろん重要ですが、自分以外の人に対応しているところを観察することは、さらに重要です。
相手によってあからさまに態度を変えるような人を信用したり、尊敬したりできるでしょうか。どのような相手に対しても公平で誠実な態度で接する人の方が、信頼に値すると言えるでしょう。
そのような傾向を見極めるためにも、さまざまな場面での言動を観察する癖をつけましょう。
ここまで、人を見る目を持つ人の特徴と、人を見る目を磨く方法についてご紹介しました。最後に、人を見る目がないことが、恋愛ではどのようなリスクとなるのかをご紹介します。
人が恋愛をするとき、予定などはありません。明日にでも、恋愛のチャンスが訪れることも考えられるでしょう。しかしながら、相手を見る目を磨くことには時間を要します。
事前に恋愛へのリスクを知った上で、人を見る目を磨くための行動をするように心がけていきましょう。
人を見る目がないと、相手が本当に信頼できるかどうかの判断が難しくなります。そこに恋愛感情が入ってくるので、さらに判断が難しくなります。
信頼できない相手と付き合ってしまうと、トラブルに巻き込まれる危険性があります。
相手を正しく判断できるよう、恋愛関係に発展する前に相手の言動を観察し、人を見る目を磨いて行きましょう。
人を見る目がない人は、外見や口先に惑わされて相手を冷静に観察することができません。また、周りの人の意見に耳を傾けられないので、いわゆるダメ男に引っ掛かりがちです。
「恋は盲目」とよく言われますが、そうなる前に相手を客観的に判断しようとする癖をつけておくことが重要です。
人を見る目というのは、一朝一夕で養えるものではなく、日々アンテナを高くしながら、交友関係を広く持つことが大切です。
これから新しく出会う人たちに対して、外見や肩書きなどの第一印象で判断するのでなく、その人物の言動をよく観察し、相手の本心を読み取るようにしていきましょう。
人を見る目を磨いて、素敵な恋愛を楽しんでください。
Written by おおしま りえ