血液型分析においては、O型男性は「ストレートでわかりやすい性格。好き嫌いがハッキリしている一方で、大雑把。小さなことは気にしない」なんてカテゴライズされます。
確かに、そういう傾向を持つO型男性もいるでしょうが、本当にそうなんでしょうか?
12星座と並んで、血液型は多くの人が自覚する自分のタイプ。飲み会や合コンでも話題に上がることが少なくないはずですが、どこまで信じるのが適切なのか……深掘りしてみます。
「血液型と性格の無関係性」の著者、縄田健吾氏は差は些細なものであり、血液型から性格を言い当てたり、逆に性格から血液型を予測したりすることは極めて難しいとのこと。
確かに、全世界の人の性格を、たった4パターンに分類するのが、果たして正しいのかというと、微妙なところ。
12星座の12パターンでも、「合っているところもあれば、合っていない部分もある」と言われますから、4パターンの性格にすべての人を当てはめるのは、無茶といえるかもしれません。
じゃあ、前述したタイプのO型男性はいないのかというと、それも間違っています。愛情表現がストレートで、小さなことを気にしない性格のO型男性は存在するでしょう。
ただ、注意してもらいたいのは、「そういう一面を持った男性がいる」というだけで、それが本質であると思い込むのはキケンな点。
人間はそもそも、矛盾した部分を持っていたり、表には出にくい裏の顔を隠し持っていたりもしますから、O型だからといって「あの人は、こういうタイプに違いない」と決めつけないようにしましょう。
星座占いなどよりも、血液型分析は認知度が高く、何となくの感覚でも誰もが知っています。そのため、好きな人の傾向を知るための取っ掛かりとするには、有効かもしれません。
また、相手との関係がまだ深まっていない段階では、共通の話題も少なく、血液型の話はおしゃべりをするのに良いネタになるはず。特に、血液型に関する話は、20代より30~40代の男性に対して引きがあります。
年齢が若くなると、血液型によるカテゴライズに冷静な眼差しを向ける人が増えるなど、そもそも興味をあまり持たれないようなので、好きな相手が35~40歳以上であれば、良い会話のきっかけになりそうです。
あるいは、「O型の男性は、大雑把で小さなことは気にしないはずだから、チマチマ悩んでたって仕方ない!」と、自分を焚き付けるきっかけにしても良いでしょう。
それがすべてだと信じ込むのは少々危ないですが、「こういう要素もある」程度に捉えて、上手に活用するなら、血液型分析は恋を進展させる効果的なネタとなるはずです!
Written by 沙木貴咲