誰もが日々の眠りの中で、夢を見ています。夢は私たちが日常では意識できていない深層心理を、シンボリックな形や表現で映し出すといわれています。夢は自らを振り返る「気付き」を促してくれるのです。それゆえ、夢は占いに発展していきました。
夢を使った占いの歴史は古く、古代メソポタミアや古代エジプトでも行われていたそうです。当時から、夢には未来の予言が含まれていると考えられていたからにほかなりません。夢の意味を知ることは、未来に備えることになります。
今回は、「昔好きだった人」が夢に出てきた場合をみていきます。基本的に、あまり良い夢とは言えません。凶夢です。それは、だいたいにおいて、昔の恋と今の恋を比較して、悩んでいることを暗示しているからです。ただ、好きだった人がどんな姿で出てくるかによって、吉夢になる場合もあります。さらに具体的に紹介していきましょう。
昔好きだった人と楽しく過ごしている夢を見たら、現在のあなたが望み通りの恋をしていないことを暗示しています。今あなたが、手の届きそうもない相手に片想いをしていたり、彼女持ちや妻子持ちなど訳ありの男性との恋に頭を悩ませている、あるいはこれから頭を悩ませることになると、夢は告げているのです。
昔好きだった人を今でも好きで、愛している夢を見たら、今あなたが愛に飢えているということを表しています。今好きな人や恋人に、もっと大切に思われたいとあなたは思っているのではないでしょうか。けれど、相手に求めるばかりではなく、まずは自分から愛することが大切だと夢は告げています。
昔好きだった人とキスをする夢を見たら、相手にもう一度恋をしたいと未練を持っていることを示しています。相手が元恋人だったら、あなたは心の奥底で復縁を願っているはず。けれど、その願いは叶わないことを夢は告げています。
子どもの頃好きだった人や、学生時代の憧れの人が、今の年齢で現れて一緒に過ごす夢は、吉夢です。あなたの今の恋愛がうまくいくことを暗示しています。あなたは、着実に成長しているので、これから充実した恋愛ができるでしょう。
昔好きだった人とケンカをする夢を見たら、過去の恋に未練はなく、きちんと清算できていることを表しています。あなたは前だけを向いていますので、今の恋愛はきっとうまくいくでしょう。
夢の内容は、自分自身の意識に大きく左右されます。昔好きだった人のことは、なかなか忘れられないもの。自分では忘れたつもりになっていても、記憶の中に眠っている残像が、ふとしたことがきっかけで夢に出てきたりするのです。なので、昔好きだった人の夢は比較的見やすいと思われますので、上記をぜひ参考にしてみてください。
ただ、夢はすぐに忘れてしまいやすいもの。そのために、夢日記をつけることをおすすめします。枕元にノートとペンを置き、見た夢を覚えているうちに、書き留めるくせをつけるようにするといいでしょう。
Written by 紅たき