自分のことを好きになることには、多くのメリットがあります。この記事では自分を好きになるためにすることや、自分を好きでないという人の特徴などを紹介します。自分のことが好きではないという方は、この記事を参考に自分を好きになるための努力をしてみましょう。
「こんな自分なんて誰も好きになってくれない」
「こんな自分じゃダメだ」
などと思ったことはありませんか。自分のことを顧みて、より輝けるように努力することは必要ですが、むやみに自分はダメと思い込んでは、自分の魅力を発信することができません。
この記事では、自分を好きになることで得られるメリットや、自分を好きになるためにできることなどを解説しています。
この記事を読むことで、自分を好きになるためにすることを把握できます。自分のことを好きになれば、今まで悲観的に捉えていたことが解決できたり、生きていくのが楽しくなったりすることも期待できます。
自分のことを好きになりたいと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
「自分で自分のことを好きなんて、自己満足でしかない」と否定的に捉える方もいるでしょう。
理由をつけて「自分のことを好きになる」ということを否定するのではなく、自分のことを好きになると自分がどう変わるのか、周囲がどう変わるのかを考えてみましょう。ここでは、自分のことを好きになることで得られるメリットを紹介します。
自分を好きになるということは、自分が満足できない部分も受け入れることを意味します。
自分には欠点があることを自覚したうえで、欠点を含めて自分を認められてはじめて、自分のことを好きになれるでしょう。
自分の欠点を認めて、受け入れることができた人は、他人の欠点に関しても寛容です。
会社の上司や後輩、プライベートでのつきあい、どの人間関係でも相手の欠点が見えても、頭から否定することなく、受け入れる気持ちを持てるようになります。
自分のことを好きになれれば、周囲に虚勢を張ることもなく、自然体でいられます。自然体の魅力に引き寄せられた人たちが集まることで、無理なくつきあえる人間関係が広がっていくでしょう。
自分のことを好きではないときは、周囲の人のこともあまり受け入れられませんが、自分のことを好きになることで他人のことも受け入れやすくなり、人間関係は広がっていきます。
自分を好きになるということは、自分で認められる部分を自覚できているということです。自分自身を認められることは自信につながるでしょう。
自分を認め、好きになることで自信が持てるようになれば、自分をさらに好きになれるため、考え方も好転していくものと期待できます。
自分のことを好きになれるということは、自分のすべてを受け入れられているということです。自分に対して嘘をついたり偽ったりする必要がありません。
自分の沸き起こる感情に対しても、無理に押さえつけることがないため、反動で思いもかけない方向に感情が爆発することもないでしょう。怒りや悲しみなどの負の感情も、抑えるのではなく、自分自身で受け入れて消化できます。
自己犠牲をしてしまう人には「嫌われたくない」という思いが強く、自己犠牲により周囲に認めてもらえるという期待が働いていると言われています。
自分のことを好きになると、他人の目があまり気にならなくなります。自分で自分のことを認められているため、「他人に認められないことが怖い」という思いが薄れるからです。
「嫌われたくない」という思いが薄れ、必要以上に自己犠牲を払うことが少なくなります。
自分のことを好きになれない、という人には、多く見られる共通点や特徴があります。ここで紹介するのは、自分のことを好きになれない人に見られる10の特徴です。
紹介する特徴にあてはまる人は自覚がないだけで、自分のことを好きになれていない可能性もあります。
自分は自分のことを好きなのか、周囲に自分のことを好きになれない人がいないのか、考えてみましょう。
自分のことを好きになれないという人は自信がなく、自分を卑下しがちな傾向にあります。自分の良さを見つけて、認めるということができません。自分で自分を肯定できないため、好きになれないのです。
「私なんて」や「どうせ私は」といった自分を否定する言葉がクセになっている人は、自己肯定感が低いために、自分のことを好きになれていません。
自分のことを好きになれないという人の多くは、自分の容姿や性格などにコンプレックスを抱えています。
他人から見れば美人であっても「鼻がもう少し高ければ」「唇の形が気にいらない」など、欠点を探してコンプレックスを抱える人もいるでしょう。
自分のよいところを探して満足するのではなく、欠点ばかりを探して自分のことを否定してしまうことも、自分のことを好きになれない人の特徴です。
自分のことを好きになれない人は、他人からどう見られているのかを気にしている人も多く、他人から嫌われるような行動を避けるあまり、自分よりも周囲の人を優先させる傾向があります。
周囲の人から嫌われたり、悪く思われたりしたくないため、自分が言いたいことも言えません。自分の意見を言えずに、周囲に迎合ばかりしている人は、自分のことが好きになれているのか自問してみましょう。
人はなかなか完璧にはなれないものです。完璧を自分に課している人は、いつまでも自分に対し合格点をあたえることができず、自分を好きになれないでしょう。
完璧になるために無理をしてストレスがたまって、自分自身を追い詰め、さらに自分のことを好きになれないという悪循環になってしまいます。
周囲の人の言動が原因で、自分のことを好きになれなくなってしまうこともあります。会社の同僚や友だちのなかに、攻撃的な人や他人を常に否定しているような人がいると、自分を否定する言葉にさらされてしまいます。
常に自分を否定されていると、自分を好きになることができません。家族も含め、交友関係のなかに、他人を否定する人が含まれていないか確認してみましょう。
自分を好きになるのが難しいと感じている人のなかには、睡眠時間が少ないという人もいます。
一時的に睡眠時間が少ないのではなく、平均して睡眠時間が少ない傾向にある場合は、眠い、カラダがだるいといった体調不良だけでなく、気持ちの面でも悪影響があります。
イライラしていたり、やる気がでなかったりする状態が続いているとそんな自分を好きになることは難しいでしょう。そのため、睡眠時間を確保することも大切です。
自分のことを好きになれないという人のなかには、自分が周囲から嫌われている、疎まれていると思い込んでいる人もいます。実際には嫌われたり疎まれたりしてはいないのに、思い込みによって自分で自分を評価できなくなってしまうのです。
人が集まって話をしているところを見て「自分の悪口を言っているのではないか」と感じることが多ければ、被害者意識が強いと言えるでしょう。
こだわりを持たずに、なんでもよく食べることは、一見健康的に思えます。
こだわりを持たないことにも限度があり、四六時中食べていたり、目に入る食べ物を何でも食べる勢いだったりするのは、心の健康状態があまりよくない兆候のひとつです。
食事の制御をできない自分に対して嫌悪感を抱くこともあるため、自分のことを好きになるのも難しくなります。
自分を好きになれない人は、他人も自分を好きにならないのだろうと考えてしまいます。他人に嫌われる行為を避けようと、相手の顔色をうかがって行動することも多いため、他人につけこまれて利用されてしまうことも増えます。
憧れの人と同じものを持ちたいとか、同じようなメイクをするということは、よくあることですが、自分のことを好きになれない人は特に真似をする傾向が強くみられます。
自分自身を肯定できないため、自分が肯定できる誰かになりたいという願望が強く表れている行動といえます。自分に自信が持てないことへの反動とも言える行動です。
自分を認めてあげることができず、なかなか自分を好きになる糸口がつかめないという人は、ささいな行動から修正してみましょう。
いきなり自分のことを大好きになるのは難しくても、徐々に自分を認め、自分にも好きになれるところがあることを発見できるようになります。ここでは、自分を好きになるためにすること10選を紹介します。
自分を好きになるためには、何かしら自分の長所や取り柄を見つけ、そのことを理由に自信をもつことも大切です。
何か得意としていることはありませんか?
他の人よりもこれだけは得意だとか、これは頑張ったから自信がある。そういうものを見つけるか作り出すことができれば、自分に少しずつ自信をもつことができるでしょう。
コンプレックスが強いことが原因で自分を好きになれない場合は、コンプレックスとなる部分を克服・解消することよりも、自分の個性として受け入れられるようにしましょう。
コンプレックスは克服したり解消したりしても、すぐに次のコンプレックスとなるものが気になりだしてしまう可能性もあります。今の自分そのものを受け入れられるよう、気持ちを切り替えてみましょう。
「すみません」や「ごめんなさい」が口グセになっていないでしょうか。悪いことをしたわけではないのに、何か他人に言われたときや、何かをしてもらったときなどに、すぐに謝罪の言葉を口にする人がいます。
他人に何かをしてもらったときでも、自分が失敗してしまったときでも、なるべく謝罪の言葉をお礼の言葉に置き換えてみましょう。
誰からも愛される人というのは、「それって違うよね」とか「あの人って〇〇だからさ~」といったように相手を否定することを言いません。誰だって、会話をしている相手に否定されるとちょっと嫌な気分になるものではないでしょうか。
誰からも愛される人は相手の気持ちを考えているので、簡単に否定したりせず肯定してくれます。そこに魅力を感じて、人が集まります。
他人から評価されれば、自分のことを認めやすくなるため、自分のことを好きになる可能性も高くなります。
ただし、他人からの評価を気にするあまり、顔色をうかがいながら行動するのでは、卑屈な思いを抱え、自分を好きになれない可能性もあるため注意が必要でしょう。
自分の個性を発揮したうえで、周囲の人から評価を得られれば、成功体験が自分のなかに蓄積されます。嫌われることを恐れて、自分を抑圧するのではなく、自分の意志を表明して成功体験につなげてみましょう。
周囲からの非難を避けるために言い訳をしたことで、さらに周囲の自分をみる目が気になってしまったという経験はないでしょうか。
周囲の人は特に何も感じていなかったとしても、言い訳をした自分自身が負い目を感じてしまうことがあります。
何か失敗をしてしまったときは、言い訳をするのではなく、潔く状況を受け入れ、謝ってしまった方が罪悪感をため込まずにすみます。
潔い自分に対しては嫌悪感を抱くこともなく、好きになっていけるでしょう。
他人から自分のことを否定され続けると、自分のことを好きになることができなくなります。
自分のことを認めてくれる人々と交友関係を築ければ、自分を認めてもよいのだ、自分にも良いところがあるのだということに気づくことができるようになります。
「美味しい食べ物を食べる」のは「贅沢をする」とは違います。ストレス解消のために手あたり次第食べてしまうという食生活では、お腹は満たされますが心が満たされません。
ストレス解消のために、高級食材ばかりに手を出す人も「お金を使った」「食べた」という点で満たされるだけで、逆に無駄遣いや食べ過ぎの後悔で落ち込むことがあります。
自分を好きになるためには、自分が心から美味しいと思える食べ物をできるだけ食べるように心がけましょう。
周囲の人に嫌われたくないために、自分のことは二の次にして、周囲の要求に応え続ける日々では、自分について考えることも、顧みることもできません。
自分を好きになるためには、周囲をいたわるのと同じように自分自身をいたわるようにしましょう。
自分をないがしろにしていると、自分が何者でもないように感じられ、自己評価が低くなってしまいます。自分を好きになれるように、自分自身のこともしっかり考えましょう。
何かを買うときは、自分の好きなものを買うようにしましょう。たとえば、文房具ひとつにしても、機能的だけれど心躍らないペンよりも、少し書きにくくても自分の好きなイラストがついているペンの方が心躍り楽しみながら使えます。
生活が楽しくなれば、自分を好きだと思えるような気分になれるでしょう。「無駄なもの」と言われても、自分の好きなものを堂々と買えるようになることも大切です。
自分を好きになるためには、一度自分を見つめ直し、自分らしさを確認してみましょう。
自分を好きになるための努力は必要ですが、あまりにも「自分らしさ」から逸脱するようでは逆効果です。思考がポジティブになれば、自分のことも好きになれますが、無理にポジティブに振る舞うのでは負担がかかります。
むしろポジティブになれないと自己嫌悪に陥る危険性さえあります。現状を受け入れ、自分を受け入れたうえで、少しずつ行動を変えていきましょう。
自分をあまり好きでない、という人は、自分を少しずつ好きになることで人生観や周囲の人たちへの対応も変わっていきます。
自分の考え方を変えなければ、自分を好きになる日がやってこない可能性もあります。
毎日を楽しく過ごすためにも、自分を好きになる努力をしましょう。特別な行動に移さなくても、考え方を少し変えるだけでもよいでしょう。ものの見方を変えるだけでも、自分のことは好きになれるため、ぜひとも取り組んでみてください。
Written by 柚木深つばさ