実際に恋愛するかしないかは別として、誰かを好きになったり女性である限り何歳になっても“トキメキ”を忘れずに過ごしたいですよね。
筆者は5,200件以上の恋愛・結婚生活の相談を受けてきた中で当然、既婚女性からの恋愛相談もありました。
相手の男性は、同じ既婚者の方もいれば独身の方もいたりと様々ですが、相談をしにくる彼女たちの恋愛は“長続き”していることが多いのです。「結婚しているのに恋愛なんて」というご批判は一旦置いておいて、なぜ既婚女性の恋愛は長続きするんでしょうか? その法則次第では独身の方も応用できますよね。
そこで今回は、既婚者女性に学ぶ“大好きな彼に離したくないと思わせる”秘訣をお伝えします。
一昔前、いや二昔前の人のアドバイスは「婚約もしていないのに毎日会うんじゃありません! 」「会っていない時は連絡なんかしなくていいのよ」という感じでした(笑)。
実際、今のように無料通話がない時代でしたから「会わないとゆっくり話ができない」のが普通だったと思います。
でもこのアドバイスは、より良い恋愛関係を築くために必要なことなんですよ。
“既婚女性”という立場は家庭があるため、自動的にこのアドバイスに当てはまるような立場になります。
そのため相手とほどよい距離感が持てて、恋愛が長続きする傾向にあるのではないかと筆者は感じています。
分かりやすい例え話をしましょう。以前から欲しくて欲しくて仕方なかったモデルのパソコンを買うことにしました。
最初のうちは、自分の目の前にホンモノがあるというだけで嬉しくてたまりません。
しかし、あなたはこの気持ちを3年後まで保てることができるでしょうか? おそらく3年後には新しい機種が発売されているし、ましてや自分のものとなったモノに対して“欲しい”と思い続けることは不可能です。
パソコンに例えましたが、これを男女関係に例えると、一人の相手にずっとトキめいていられないということがわかります。
完全に手の中に入った女性を男性は欲しいと思い続けることが不可能ということがあります。
ところが、パソコンが自分のものではなく、たまーに友達から貸してもらえるという状況だったらどうでしょう? 自分が“絶対に買えない”というのが前提であれば、3年経ってもそれを自分の持ち物にしたいという欲求は消えませんよね。
“貸してもらえるのに手に入らない”という状況では、ますます想いは募ります。
これを“恋愛”に置き換えればトキメキの理屈はいとも簡単。
完全に自分の手の中に入っていないけど、たまに会えてデートができる、その時は一瞬自分のモノになったと感じられるのです。
でも会っていない時の彼女は何をしているんだろう……と思える関係が最もトキメキが長続きするのです。既婚女性とはまさにこの状態。
この方法は、独身同士の恋愛であっても応用できます。相手が一人暮らしなら手料理を振る舞ったり彼の喜ぶことをしてあげ、会っている時は彼にとって居心地よくラブラブでいる。でも会っていない時は、何をしているのか100%つかめない……。
この状態を維持できれば恋愛でも長く良い関係でいられると思いますし、付き合っている彼も「ずっと一緒にいたいから結婚しようかな」という考えが、頭に浮かぶかもしれません。
家庭があるのに恋愛なんて! という考えはもちろん一般的です。ですが、他人を観察すると学ぶことは多いもの。
恋愛を長続きするためにも応用してみてくださいね。
Written by 橘つぐみ